今年も,いつも心配しているチョウ、トンボのいのちのバトンタッチを確認出来た。
3化のヒメシロがもっとも心配だった。何度かの訪問で確認出来たが、来春も心配は続きそうだ。
コバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボ
いずれも羽化後しばらく近くの林で過ごしていたが、8月末、秋めいてくると池を離れ、結婚相手を探しに近くの水路や林道に移動してきた。
マダラナニワトンボについては、これまでの観察で行動範囲ははせいぜい数百mと思われる。
そこで、好ましい水辺環境を見つけて産卵出来るのだ。
それまで数年続いていた場所で、連結打空産卵を繰り返していたが、ある年に突然、その水辺から姿を消してしまった。
いろいろな環境変化が考えられるが、例えば水位の変化で、産卵習性に適した水辺の陸地が没してしまったこと。
また、池全体がアメリカザリガニの侵入、増殖によりトンボ類が激減.死の池と化してしまった。
気になることは、ときどきネットを持った収集者に出会うことだ。これは、生息地が公表され、それに伴う対応が不十分だったと考えている。
マダラナニワトンボ
♂ ♂
♀ ♀
手前♂ ♀
コバネアオイトトンボ
♂ オオアオイトトンボ オオアオイト アオイトトンボ♂
シュレーゲル ゴイシ産卵
懐かしいこの緑は
アジアイトトンボ マユタテアカネ♂
ノシメトンボ♂
ヒメシロチョウ
これも局所的発生で、生息地の一切草刈りの影響が大きいと思われる。
関係行政にお願いし,4年前から影響の少ない除草を検討してきた。
しかし、昨年突然発生個体が激減し、今年は春から心配でならなかった。
何とか積極的な保護対策が急務だ。
デート
お尻に卵が付いてま~す
以下、ほんの一部刈り残されたオアシスで。
イチモンジセセリ ウラナミシジミ産卵 ツバメシジミ交尾
ジャノメチョウ♀イチモンジセセリ
ミヤマアカネ♂ ♀
ウラギンスジヒョウモン
僅かに刈り残された島には、お友達がいっぱい。正にオアシスだ。