歳の神
2010-01-11 | 文芸
何日かぶりに冬晴れの穏やかな一日、青空に磐梯が顔を出した。
今日は町内の「歳の神」があった。
午後6時点火、こんなに穏やかな歳の神はあっただろうか。昨年は吹雪いていた。田んぼの雪に足を取られ転んだ覚えがある。
我が家に飾ったミニ門松、しめ縄、古いお札などを火の中へ納めた。燃えさかる火を見つめ一年の無病息災を祈った。役員が準備した甘酒やお神酒、みかんをごちそうになり、暖かい火に当たった。わずかな顔見知り、懐かしい面々と新年の挨拶を交わした。
時々バンバンと竹の爆音が鳴った。あちこちでスルメやお餅をそれぞれ工夫して火にかざして焼いていた。
途中で消防車が見回りにきた。消防士に聞いたら、今日の歳の神は3件で、土曜あたりから始まり、15日が一番多いとのことだった。
会津地方で「歳の神」と呼ばれるお正月の伝統行事は各地でいろいろ呼ばれ方があるようだ。今朝、松本の姉から電話があり、向こうでは、きのうが「三九郎」だったとのこと。
こうして新しい年が始まり、時が流れていく。
『歳の神』は、無病息災を祈願する会津の伝統行事です。この辺では「どんと焼き」とはあまり言いません。お母様のご出身はどちらでしょうか。
お城での「雪祭り」は会津伝統工芸品に絵ろうそくがあり、「会津絵ろうそく祭り(雪ほたる)」として最近行われています。幻想的なお祭りですよ。今年11回目で2/12.13日の予定です。
今年もよろしくお願いいたします。