今日は冬型の気圧配置がゆるんで、午前中から晴れ間が広がった。でも、我が家から望む磐梯は、上半分が雲に隠れていた。
じきに凛々しい姿が見えるような気がして、一人、白鳥の湖・崎川浜へ出かけた。
浜に着くと、いつも元気に迎えてくれる白い犬がいない。食器もなく、小屋の前に鎖だけが寂しく垂れ下がっていた。
毎年、厳寒の中を何度も訪ね、会うのを楽しみにしていた老犬だ。どうしただろうか。寂しかった。
数年前から離れた場所につながれていた茶色い犬も寂しそうだった。
今年1月のシロ
今日のチャ
誰もいない湖畔で、しばらくぶりの友と静寂のひとときを過ごした。
湖水の水位は近年になく高く、コハクチョウが憩う遠浅の浜は狭く感じられた。
時間帯にもよるが、コハクチョウやオナガガモもずいぶん少なかった。
すべてオナガガモ
磐梯山の中腹から上の雲はなかなか切れず、対岸の上戸付近の雪山が美しく輝いていた。
帰路、ずいぶん前に廃校になっていた小学校の校舎が無くなっていた。30年も前の分校が目に浮かんできた。
昔、この学校を描いたスケッチを見つけると、日付は62.1月となっていた。
雲が晴れれば・・・(2013.1撮)
水鳥たちとの感動の再会と、何となく寂しい気持ちとが交錯したひとときだった。