澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

モンゴル元大統領 “モンゴル帝国”の地図をSNSに プーチン大統領の主張を皮肉る

2024年02月12日 23時55分16秒 | 歴史

 モンゴルの元大統領がプーチンを皮肉るという面白い記事を見つけた。 

 この元大統領は、エルベグドルジ氏。2009年6月から2017年7月まで大統領を務めた。この人が来日して「プライム・ニュース」(BSフジ)に出演したとき、私は視聴者の一人として大統領に次のような質問をしてみた。

「モンゴル民族はモンゴル国のほかに、内モンゴル自治区(中華人民共和国)、ブリヤート共和国(ロシア連邦)にも居住し、独自の言語・文化を守っていますが、将来、国境を超えモンゴル民族の交流を発展させるお気持ちはありますか?」

 私のこの質問に対して、エルベグドルジ大統領は、次のように話された。

「世界全体で自らをモンゴルと思っている人は一千万人ほどいます。そのうち、300万人が今のモンゴル国にいます。私たちは世界中の自分たちをモンゴルと理解する人たちに関して交流があります。特に文化交流、人道的な交流については、自由に行っています。私は個人的にも、モンゴルと認識する人たちを応援していきたいですし、ひとつの屋根の下で応援していきたいと考えています。」(
モンゴル国大統領に訊いてみた」 2015.5.22)

 モンゴル国は現在モンゴル高原を領土としているが、かつてのモンゴル帝国は、ロシア、トルコ、イラン、東ヨーロッパにまで及ぶ広大な版図を誇った。プーチン大統領が「ウクライナは本来ロシアの領土」と主張するのを皮肉って、エルベグドルジ氏はモンゴル帝国の地図を持ち出したのだろう。「お前がそれを言うなら、こちらにも言い分があるぞ」と。

 「は個人的にも、モンゴルと認識する人たちを応援していきたいですし、ひとつの屋根の下で応援していきたいと考えています」と語った元大統領の心意気を感じた。

    

モンゴル元大統領 “モンゴル帝国”の地図をSNSに プーチン大統領の主張を皮肉る

「ウクライナは歴史的にロシアの領土だ」などとしてウクライナ侵攻を正当化するプーチン大統領の主張に対し、モンゴルの元大統領がモンゴル帝国時代の地図を引き合いに出して当てこすりました。


 ロシアのプーチン大統領は8日に公開されたアメリカのFOXニュースの元司会者、タッカー・カールソン氏とのインタビューでウクライナは歴史的にロシアの土地だったなどと主張し、ウクライナ侵攻を正当化しました。

 これを受けてモンゴルのエルベグドルジ元大統領は12日、モンゴル帝国時代の地図をSNSに投稿しました。

 地図では現在のロシアがモンゴル帝国の一部として描かれています。


 エルベグドルジ元大統領は「モンゴルの歴史的な地図を見つけました。心配しないで下さい。私たちは平和で自由な国家です」と皮肉交じりのコメントを添えています。

 ウクライナメディアは「モンゴルの元大統領がプーチン大統領に歴史の教訓を教えた」「プーチン大統領の主張に沿えばロシアを支配しているのが誰なのかを示唆している」などと報じました。

 また、ロシア政府寄りの一部メディアもこのニュースを伝えていますが、モンゴル帝国の地図は載せていません。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。