マツダ・アクセラ・ハイブリッドには、Boseのサウンド・システムが付いている。ネット上では、このサウンド・システムについて、「低音がもやもや」「大したことはなかった」などネガティブな書き込みも多く見られたので、本当のところはどうなのか、オーナーになって初めて試してみた。
アクセラ・スポーツ(ディーゼル・ターボを含む)、アクセラ・セダン(ハイブリッドを含む)には、Boseのサウンド・システムが装着されている。(一部は、メーカー・オプション扱い)
BoseのHPには、次のようなサウンド・システムの配置図が掲載されている。

アクセラには、Boseの音響空間を構成する9個のスピーカーが配置されている。車のサイズによって、この数字は変わるようで、日産のスカイラインには、13個が搭載されている。
まず、DVDとTV音声を聴いてみる。TVのCM音声は、重低音を伴ったものが多いが、これが驚くほどリアル。「もこもこした低音」などではなく、まさにBose特有の重低音だった。
次に、USB音源でいろいろなジャンルを聴く。最新のポップスやロックは含まれていないので、TV音声で確認できたような重低音は、あまり含まれていない音楽だ。
まずマントヴァーニ楽団のCD。これは「ユーキャン」発売の「華麗なるマントヴァーニの世界」(CD10枚組)の一枚。 このCDは、デッカのオリジナル音源を加工せず、そのままCD化している。その聴き慣れたマントヴァーニの音楽がどう再現されるか、とても興味深かった。
1960年代のアルバム(LP)から編集したCDなので、もともと低音域の成分は少なく、カスケーディング・ストリングスと呼ばれる高音部の弦が特徴的。このBoseサウンド・システムは、その本来の音を過不足なく再現していると感じた。
次に、アリシア・デ・ラローチャのピアノ独奏曲集。これも古い録音だが、ピアノの音は、きれいに収められている。Boseは、そのピアノの粒建ちと、音響空間をよく再現していた。
その他には、オケによる映画音楽、ギター、ピアノなどのインストルメンタル、ジャズ・ヴォーカルなどを試聴。どれも期待通りの音響を再現した。
このサウンド・システムが「マツダコネクト」(通称「マツコネ」)と連動しているから、音が悪いのだという見解もあるが、それは見当違いというものだろう。イコライザーが付いていなければ、「いい音」が出ないと言う人は、おそらくクラシック音楽などのアコースティック(PA装置を使わない生の音)音楽に馴染みがない人だろう。アコースティックな音楽に親しんでいれば、このBoseには十分満足出来ると思う。
このBoseのサウンド・システム、8万円前後だったはず。後付けは出来ないので、マツダ、日産車(スカイラインなど)を購入時、オプションで選べる設定になっているのなら、検討する価値は十分にある。
今や死語になった「オーディオ歴」が、ウン10年にもなる私だが、ホンモノのカー・オーディオ装置に初めて出会ったという思いだ。
アクセラ・スポーツ(ディーゼル・ターボを含む)、アクセラ・セダン(ハイブリッドを含む)には、Boseのサウンド・システムが装着されている。(一部は、メーカー・オプション扱い)
BoseのHPには、次のようなサウンド・システムの配置図が掲載されている。

アクセラには、Boseの音響空間を構成する9個のスピーカーが配置されている。車のサイズによって、この数字は変わるようで、日産のスカイラインには、13個が搭載されている。
まず、DVDとTV音声を聴いてみる。TVのCM音声は、重低音を伴ったものが多いが、これが驚くほどリアル。「もこもこした低音」などではなく、まさにBose特有の重低音だった。
次に、USB音源でいろいろなジャンルを聴く。最新のポップスやロックは含まれていないので、TV音声で確認できたような重低音は、あまり含まれていない音楽だ。
まずマントヴァーニ楽団のCD。これは「ユーキャン」発売の「華麗なるマントヴァーニの世界」(CD10枚組)の一枚。 このCDは、デッカのオリジナル音源を加工せず、そのままCD化している。その聴き慣れたマントヴァーニの音楽がどう再現されるか、とても興味深かった。
1960年代のアルバム(LP)から編集したCDなので、もともと低音域の成分は少なく、カスケーディング・ストリングスと呼ばれる高音部の弦が特徴的。このBoseサウンド・システムは、その本来の音を過不足なく再現していると感じた。
次に、アリシア・デ・ラローチャのピアノ独奏曲集。これも古い録音だが、ピアノの音は、きれいに収められている。Boseは、そのピアノの粒建ちと、音響空間をよく再現していた。
その他には、オケによる映画音楽、ギター、ピアノなどのインストルメンタル、ジャズ・ヴォーカルなどを試聴。どれも期待通りの音響を再現した。
このサウンド・システムが「マツダコネクト」(通称「マツコネ」)と連動しているから、音が悪いのだという見解もあるが、それは見当違いというものだろう。イコライザーが付いていなければ、「いい音」が出ないと言う人は、おそらくクラシック音楽などのアコースティック(PA装置を使わない生の音)音楽に馴染みがない人だろう。アコースティックな音楽に親しんでいれば、このBoseには十分満足出来ると思う。
このBoseのサウンド・システム、8万円前後だったはず。後付けは出来ないので、マツダ、日産車(スカイラインなど)を購入時、オプションで選べる設定になっているのなら、検討する価値は十分にある。
今や死語になった「オーディオ歴」が、ウン10年にもなる私だが、ホンモノのカー・オーディオ装置に初めて出会ったという思いだ。