このところ、何人もの弁護士に会い、相談する機会があった。
若くて優秀そうなのだが、和解あるいは訴訟へのプロセスに関してはかなり弱気な人、70歳を超えて悠々自適という感じで、人生相談的に応対してくれる人、さらに企業弁護士として活躍していて、辛口ながらも的確な意見を述べてくれる人など、さまざまなタイプの弁護士がいることを知った。
当方としては、理不尽な要求を突きつけてくる相手方弁護士に対抗できる相手が必要なのだが、最も信頼できると思った人は、「相手の弁護士が何故引き受けたか理解できない」として私の依頼を断ってきた。
要するに、弁護士の中でも訴訟を焚き付ける輩もいるが、そういう輩には組みしないというプライドなのだ。
金に目がくらみ、肉親の情まで踏みにじる事件が多い昨今、上記のような弁護士はかえって貴重だと思った。
司法試験の大量合格は、必然的に訴訟社会を生み出す。何でも金、何でも権利、そういう風潮を制度的にバックアップするものだ。それは、従来の比較的安定した家族関係等を崩壊させることになるだろう。
若くて優秀そうなのだが、和解あるいは訴訟へのプロセスに関してはかなり弱気な人、70歳を超えて悠々自適という感じで、人生相談的に応対してくれる人、さらに企業弁護士として活躍していて、辛口ながらも的確な意見を述べてくれる人など、さまざまなタイプの弁護士がいることを知った。
当方としては、理不尽な要求を突きつけてくる相手方弁護士に対抗できる相手が必要なのだが、最も信頼できると思った人は、「相手の弁護士が何故引き受けたか理解できない」として私の依頼を断ってきた。
要するに、弁護士の中でも訴訟を焚き付ける輩もいるが、そういう輩には組みしないというプライドなのだ。
金に目がくらみ、肉親の情まで踏みにじる事件が多い昨今、上記のような弁護士はかえって貴重だと思った。
司法試験の大量合格は、必然的に訴訟社会を生み出す。何でも金、何でも権利、そういう風潮を制度的にバックアップするものだ。それは、従来の比較的安定した家族関係等を崩壊させることになるだろう。