6/29(火) 21:05配信
毎日新聞
記念公演の観劇を終え、観客に向かって笑顔で手を振る習近平・中国共産党総書記=北京市内で2021年6月28日、米村耕一撮影
中国共産党が創建100年の記念日である7月1日に向けて、祝賀イベントを本格化させている。6月28日には北京五輪のメイン会場だった国家体育場(鳥の巣)で「偉大な道のり」と題し、100年の歴史を歌や踊りで表現した公演を実施。習近平党総書記(国家主席)や引退した最高指導部メンバーらが観覧した。
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ただ、貴賓席にずらりと並んだ歴代指導部の中に、胡錦濤前党総書記(前国家主席)や温家宝前首相の姿は見られなかった。党草創期から4部に分けた公演では、毛沢東が率いた初期と習氏が党総書記となった2012年以降の功績が強調されており、こうした公演内容と2人の前指導者の「欠席」には何らかの関連がある可能性もある。
公演は党草創期の第1部、中華人民共和国成立後初期の第2部、毛の死後に実権を握った鄧小平による改革開放政策と、江沢民、胡の両総書記時代を一つにまとめた第3部、そして習氏時代の第4部の構成。第4部では「脱貧困」や新型コロナウイルス対策の成功、軍の改革・強化、巨大経済圏構想「一帯一路」など習氏の功績が次々とうたい上げられた。
鄧、江、胡の3氏の時代を一つにまとめ、習氏からさらに新たな時代が始まったとする歴史区分は、北京市内で6月にオープンしたばかりの党歴史展覧館の展示順序とも共通している。ただ、党史の解釈に詳しい党中央党史文献研究院の張士義研究員は6月下旬、外国記者との懇談で「党史の100年は4区分でき、(習指導部の時代は)第4段階に位置づけられるが、これは一つの学術的な見方だ」と述べ、まだ公式に確定した解釈ではないと説明した。張研究員によれば、習指導部が改革開放政策をさらに進め、市場機能や法治の役割をより重視する改革に着手したことなどが、習氏一人で一時期を築いたと区分される理由の一つと考えられるという。
党創建100年は今年最大の政治イベントで、北京市内はさまざまな祝賀の飾り付けで彩られている。習氏が重要演説を行う7月1日の記念行事を前に、すでに各地で部分的な交通規制が行われている。【北京・米村耕一】
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