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元看護助手「再審無罪、間違いといわれ怒り」 国賠訴訟で滋賀県主張

2021年09月17日 19時52分20秒 | その気になる言葉

9/16(木) 20:33配信

毎日新聞

大津地裁、大津家裁、大津簡裁が入る庁舎=戸上文恵撮影

 湖東記念病院(滋賀県東近江市)の入院患者への殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)が国と県に計約4300万円の国家賠償を求めた訴訟で、非公開の進行協議が16日、大津地裁であった。県側が準備書面で「被害者を心肺停止状態に陥らせたのは原告」などと無罪を否定する主張をしたことに対し、西山さんの弁護団は撤回を求めたが県側は拒んだ。西山さんは記者会見で「真っ白な無罪判決が出たのに、それを間違いだという。怒り心頭だ」と述べた。

 弁護団によると、進行協議で「刑事確定判決を正面から否定しており、美香さんを再び愚弄(ぐろう)し名誉を甚だしく毀損(きそん)するものだ」とする意見書を地裁と県側の代理人に提出。準備書面の撤回を求めたが、県側の代理人は拒否したという。

 2020年3月の再審判決は、取り調べをした刑事が西山さんの迎合的な態度などを利用し、自白を誘導したなどと認定。入院患者は病気で死亡した可能性を指摘し、「犯人性以前に、患者が殺害されたという事件性が証明されていない」と無罪を言い渡し、確定した。【菅健吾】

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