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海外メディアは”東京五輪の顔”大坂なおみの3回戦敗退の原因をどう分析したのか…「最終聖火ランナーのプレッシャー」

2021年07月28日 10時05分16秒 | 社会・文化・政治・経済

7/28(水) 7:22配信

Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

最終聖火ランナーを務めた大坂なおみがまさかの3回戦敗退(写真・ロイター/アフロ)

東京五輪の最終聖火ランナーを務めた女子テニスの“スーパースター”大坂なおみ(23、日清食品)が27日、女子シングルス3回戦で世界ランキング42位のマルケタ・ボンドロウソバ(22、チェコ)に1-6、4-6のストレートで敗れ、母国での五輪が終わった。

ボンドロウソバとは初顔合わせだったが大坂は第1セットから動きに精彩を欠き、第2セットは4-4ゲームまで盛り返したが、ペースを取り戻すことができなかった。大坂は6月の全仏オープンで記者会見を拒否して問題提起、その後メンタルヘルスの問題を告白し、ウィンブルドンには出場しなかっただけに、東京五輪でのパフォーマンスや取材対応に海外メディアも注目していた。それだけに海外メディアも大坂の格下に対する“番狂わせ“を大きく取り上げ敗因を分析した。。
「東京五輪の顔、大坂がテニスでノックアウトされ、ぼう然」という見出しで報じたのは、英ガーディアン紙だ。
「涙を流した大坂はプレッシャーに負けてしまったかもしれないと認める」とし大坂が第2セットで巻き返せなかった展開をこう伝えた。
「活発さに欠ける難しい一日で、問題をいつものように解決することができなかった。メンタルのタンクが空になってしまっていた。バックハンドの2つのミスで試合を終え、ホームグラウンドで五輪の金メダルを獲得するという夢は敗れ去った」
 また“番狂わせ”が起きた原因に、母国の代表としての重圧だけでなく、全仏オープン棄権後に鬱の苦悩を告白するなどした、ここまでの状況が影響したのではないかという見方を示した。
「五輪の顔として通常の状態であれば違った結果になっていたかもしれない。しかし、彼女はメンタルヘルスを優先するために全仏とウィンブルドンを辞退していた。米国に戻った後も注目や批判があった。彼女の敗北はすべてが合わさった結果のように思えた」
 さらに同紙は大坂の試合終了後のメディア対応の混乱をレポートした。
「大坂は、たとえメディアと話さなくても通ることが義務づけられているミックスゾーンを通らず、横の出口からコートを後にした。最初の情報では、彼女は戻ってこないということだった」とし、その後、日本テニス協会が大坂のマネジメント会社を通じて連絡を取り、五輪規定を説明。すでに車に乗車していた大坂が会場に戻り、ミックスゾーンに姿を現して取材に対応したことを紹介した。

パリ五輪を狙う考えを表明
 大坂は、そのミックスゾーンで海外メディアから「プレッシャーは耐え難いほどだったのか?」との質問を受け、「イエスでもあり、ノーでもある」と答えたという。
 さらに日本のメディアとの対応の様子については、「彼女の目には涙が浮かび、23歳の彼女は答えることができなかった」とした。
 同紙は大坂には「母国に金メダル」の約束を果たす機会がまたあると見ているが、「母国で開催される五輪で勝つというチャンスはもう来ないだろう」と締めくくっている。
 米ヤフーも「東京五輪の顔」という形容詞で大坂の3回戦での敗退を伝えた。
「テニスの世界では、番狂わせや調子の悪い日はよくあることで、2か月近くもプレーしていない場合はなおさらそうだ。しかし、日系米国人のスター選手である大坂にとって、数日前に聖火台に点火し開幕した東京五輪で3回戦で敗退したことは、しばらく心が痛むものになるだろう。来年またチャンスを取り戻すというわけにはいかないからだ」と大坂の心情をおもんぱかっている。
 そして「この大会は彼女のために用意されたイベントだった。生まれ故郷(3歳のときに家族でニューヨークに移住)に戻るチャンスであり、新型コロナウイルスのための延期、国民からの不評、無観客のスタンドに悩まされてきた五輪を盛り上げる役割を担っていた」と指摘。開会式からめまぐるしいスケジュールで3回戦を迎えたことも付け加えている。
「国際オリンピック委員会(IOC)は、彼女の1回戦を24日から25日に変更した。これは23日の開会式で五輪聖火台に火を灯すという、とても名誉なことを行うためだった。1回戦で勝利したとき彼女は、このイベントが目まぐるしいものだったことを認め、体調が万全ではなかったと言っていた」
 台風の影響で屋根を閉じられた有明コロシアムで大坂の動きがベストでなかったのも仕方のなかったことかもしれない。
「日本のスポーツ・セレブリティの一人として開会式の聖火台に点灯したテニス界のスーパースターは3回戦で番狂わせで敗れ、東京五輪を去った」との見出しを取って報じたのは米ニューヨーク・タイムズ紙だ。

「日本人の母とハイチ人の父を持ち、米国で育った大坂は、多文化を受け入れる日本の象徴であり、米国の黒人、女性の平等、アスリートの力を代弁する存在であり、ヴォーグやスポーツ・イラストレイテッドの水着特集号の表紙を飾った新進気鋭のファッション・アイコンでもある。しかし、彼女自身が誰よりもよく知っているようにスター性は勝利を保証するものではない。特に最近、女子のテニス界は層が厚い」と、シビアに敗戦を分析した。
 大坂が敗退後、取材対応のミックスゾーンを通らず、会場を出てしまい、その後再びミックスゾーンに戻ったドタバタ劇についてもこう伝えた。
「大坂は試合後に選手ラウンジを訪れた後、会場を後にしたが、その後会場に戻ってきてニュースメディアと短い会話をした」とし、大坂の「少なくとも1回戦で負けなくてよかった」というコメントを引用した。
 大坂は夜になってマネジメント会社を通じて、改めてコメントを発表。関係者に感謝の意を伝え、「母国である日本でのオリンピック開催で、日本代表としてこの大きな舞台に立てたことは私にとって夢のような時間であり、とても誇りに思っています。今の自分にできるプレーをさせていただきましたが、皆様の期待に応えることができずごめんなさい。私自身も今はとても悔しい気持ちですが、これからもテニスプレーヤーとして頑張っていきます」と謝罪。「次のオリンピックにも日本代表として出場できるよう努力していきます」と、3年後のパリ五輪で金メダル獲得を目指す考えであることを明かしている。

 

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