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映画「永遠の門ゴッホが見た未来」

2019年10月31日 17時00分17秒 | 社会・文化・政治・経済

 精神病や孤独に苦しみながらも、フィンセント・ファン・ゴッホは数々の名作を世に送り出した。本作はそんな彼の内面と自死に対する一つの解釈を打ち出す。

生前、画家として認められなかったのは、未来の人のために描いたからという結論が提示される。

永遠の門 ゴッホの見た未来

解説

 「潜水服は蝶の夢を見る」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が画家フィンセント・ファン・ゴッホを描き、2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、ゴッホ役を演じた主演ウィレム・デフォーが男優賞を受賞した伝記ドラマ。

画家としてパリで全く評価されないゴッホは、出会ったばかりの画家ゴーギャンの助言に従い南仏のアルルにやってくるが、地元の人々との間にはトラブルが生じるなど孤独な日々が続く。

やがて弟テオの手引きもあり、待ち望んでいたゴーギャンがアルルを訪れ、ゴッホはゴーギャンと共同生活をしながら創作活動にのめりこんでいく。しかし、その日々も長くは続かず……。

作品が世に理解されずとも筆を握り続けた不器用な生き方を通して、多くの名画を残した天才画家が人生に何を見つめていたのかを描き出していく。

ゴッホ役のデフォーのほか、ゴーギャンをオスカー・アイザック、生涯の理解者でもあった弟テオをルパート・フレンドが演じるほか、マッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックら豪華キャストが共演。

 2018年製作/111分/G/イギリス・フランス・アメリカ合作

原題:At Eternity's Gate

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スタッフ・キャスト

監督
ジュリアン・シュナーベル
製作
ジョン・キリク

出演者 ウィレム・デフォー
ルパート・フレンド
マッツ・ミケルセン
マチュー・アマルリック
エマニュエル・セニエ
オスカー・アイザック
2018年アメリカ合衆国イギリスフランス合作の伝記映画。監督はジュリアン・シュナーベル、主演はウィレム・デフォーが務めた。

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには101件のレビューがあり、批評家支持率は81%、平均点は10点満点で7.3点となっている。

サイト側による批評家の見解の要約は「主演のウィレム・デフォーの魅惑的な演技のお陰で、『永遠の門 ゴッホの見た未来』はフィンセント・ファン・ゴッホの困難な晩年を巧みに思い描いている。」となっている。また、Metacriticには32件のレビューがあり、加重平均値は78/100となっている。

本作における演技が評価され、ウィレム・デフォーは第75回ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞し、第76回ゴールデングローブ賞主演男優賞 (ドラマ部門)にノミネートされた。


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