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全面解除1か月、27か所でクラスター…新規感染の半数は東京

2020年06月24日 12時55分44秒 | 社会・文化・政治・経済

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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が全面解除されて25日で1か月となる。この間(5月25日~6月24日)の全国の新規感染者は1397人で、半数以上にあたる748人を東京都が占めた。
クラスター(感染集団)とみられる事例は全国27か所で発生しており、引き続き封じ込め対策と感染防止策の徹底が求められる。  
1か月間で100人以上の感染者が出たのは東京のほか、福岡県(176人)、北海道(156人)、神奈川県(106人)。この4都道県の感染者で全国の8割以上を占めている。  
一方、東北や九州などの17県では感染者がゼロで、21府県では1ケタ台にとどまった。全国的には収束傾向が見られるものの、都市部の一部でまとまった感染者が出ている状況だ。  
特定の場所や会合で5人以上の感染者が確認され、自治体が「クラスターが発生した可能性が高い」とみている事例は、6月24日までに東京や北海道など5都道府県で27か所に上った。  
東京都は24日、新たに55人の感染者が確認されたと発表した。都内では1か月間でクラスター事例が13か所で発生しており、ホストクラブなどの接待を伴う飲食店の関係者ら「夜の街」や、パーティーなどの「会食」での感染者が目立つ。
 北海道でも24日、小樽市内の飲食店で昼間にカラオケをした利用客ら9人の感染が判明。道内ではこうした「昼カラオケ」の利用者らの感染事例がほかにも3か所で確認されている。
 舘田一博・東邦大教授(感染症学)は「3密(密閉、密集、密接)の状況で声を出すことのリスクが改めて浮かび上がっている。経済と人の移動が戻る中でマスクを外して会話する場面が生まれやすく、クラスターの経路調査とともに、適切な手洗い・マスクや3密回避など感染防止策の徹底が重要だ」と指摘している。
 

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