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トマス・アクィナス 肯定の哲学

2019年09月14日 06時41分27秒 | 社会・文化・政治・経済

山本 芳久  (著)

内容紹介

神の、キリストの、人間の〈感情〉は、何を教えてくれるか?

愛と憎しみ、喜びと悲しみ――。〈感情〉の微視的な分析をとおし
存在するもの全てへの肯定と讃美を読み解く

人間論として『神学大全』を読み解く

「トマス人間論」から学ぶ、生の技法。

キリスト教の教義に基づいた抽象的概念を駆使する難解な神学者として解されてきた、中世最大の思想家トマス・アクィナス。
本書では、そのような神学的枠組みを超え、トマスがありふれた日常的な経験である〈感情〉を微視的に分析し、独自の〈人間論〉を構築していることを明らかにする。トマス哲学に通奏低音のように鳴り響く、存在するもの全体への肯定と讃美の旋律を描き出し、この世界を肯定的に受けとめ、生き抜く実践的な生の技法を説く書物として、最大の主著『神学大全』を読みなおす、意欲的な一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

キリスト教の教義に基づいた抽象的概念を駆使する難解な神学者として解されてきた、中世最大の思想家トマス・アクィナス。本書では、そのような神学的枠組みを超え、トマスがありふれた日常的な経験である“感情”を微視的に分析し、独自の“人間論”を構築していることを明らかにする。トマス哲学に通奏低音のように鳴り響く、存在するもの全体への肯定と讃美の旋律を描き出し、この世界を肯定的に受けとめ、生き抜く実践的な生の技法を、最大の主著『神学大全』から読み解く、意欲的な一冊。

著者について

山本 芳久(Yamamoto Yoshihisa)
東京大学大学院総合文化研究科准教授。
1973年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文社会系研究科(哲学専門分野)博士課程修了。千葉大学文学部准教授、アメリカ・カトリック大学客員研究員を経て、現職。専攻は、哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)。博士(文学)(東京大学)。代表作に『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館、2013年)、「イスラーム哲学 ―― ラテン・キリスト教世界との交錯」(『西洋哲学史Ⅱ』所収、講談社、2011年)など。

 



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