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狼の義 新 犬養木堂伝

2019年11月04日 19時43分04秒 | 社会・文化・政治・経済
 
林 新 (著), 堀川 惠子 (著)
 
 

内容紹介

この男を失い、日本は焦土と化した。政界を駆けた孤狼の生涯を壮大に描く!

この男を失い、日本は焦土と化した。

最期の言葉は「話せばわかる」「問答無用」ではなかった!?
5・15事件の実態はじめ、驚愕の事実に基づく新評伝。
政界を駆け抜けた孤狼の生涯を圧倒的筆力で描く!!

「極右と極左は毛髪の差」(犬養毅)
日本に芽吹いた政党政治を守らんと、強権的な藩閥政治に抗し、腐敗した利権政治を指弾し、
増大する軍部と対峙し続け、5・15事件で凶弾に倒れた男・犬養木堂。
文字通り立憲政治に命を賭けた男を失い、政党政治は滅び、この国は焦土と果てた……。
戦前は「犬養の懐刀」、戦後は「吉田茂の指南役」として知られた古島一雄をもう一人の主人公とし、
政界の荒野を駆け抜けた孤狼の生涯を圧倒的な筆力で描く。
最期の言葉は「話せばわかる」ではなかった!? 5・15事件の実態をはじめ、驚愕の事実に基づく新評伝。

「侵略主義というようなことは、よほど今では遅ればせのことである。どこまでも、私は平和ということをもって進んでいきたい」
(1932年5月1日、犬養首相の日本放送協会ラジオ演説より)
真の保守とは、リベラルとは!? 明治、大正、昭和の課題を、果たして私たちは乗り越えられたのか?? 

※本書は2017年に逝去された林新氏が厳格なノンフィクションでなく、敢えて小説的な形式で構想し、着手したものを、堀川惠子氏がその意志を受け継ぎ、書き上げたものです。

内容(「BOOK」データベースより)

日本に芽吹いた政党政治を守らんと、強権的な藩閥政治に抗し、腐敗した利権政治を指弾、増大する軍部と対峙し続け、5・15事件で凶弾に斃れた男・犬養木堂。文字通り立憲政治に命を賭けた男を失い、政党政治は滅び、この国は焦土と果てた…。真の保守とは、リベラルとは!?戦前は「犬養の懐刀」、戦後は「吉田茂の指南役」として知られた古島一雄をもう一人の主人公とし、政界の荒野を駆け抜けた孤狼の生涯を圧倒的な筆力で描く。驚愕の事実に基づく新評伝!

著者について

●林 新:1957~2017。慶應義塾大学経済学部卒。NHKエグゼクティブ・プロデューサーとしてNHKスペシャル、大型企画を担当。「ドキュメント太平洋戦争 第4集 責任なき戦場 ~ビルマ・インパール~」(文化庁芸術作品賞)「家族の肖像」(ギャラクシー賞受賞)「世紀を越えて」「JAPANデビュー 天皇と憲法」など近現代史に造詣が深い。著書に『よみがえる熱球 プロ野球70年』(集英社)、『日本人と象徴天皇』(共著・新潮社)。

●堀川 惠子:1969年生。テレビ記者を経てノンフィクション作家。『死刑の基準』で講談社ノンフィクション賞、『教誨師』で城山三郎賞、『原爆供養塔』で大宅壮一ノンフィクション賞、『戦禍に生きた演劇人たち』でAICT演劇評論賞。林との共同制作に「ヒロシマ・戦禍の恋文」「新藤兼人95歳 人生との格闘果てず」「死刑囚永山則夫 ~獄中28年間の対話~」等(いずれもNHK)。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

林/新
1957~2017年。慶應義塾大学経済学部卒。NHKエグゼクティブ・プロデューサーとしてNHKスペシャル、大型企画を担当。「ドキュメント太平洋戦争第4集責任なき戦場~ビルマ・インパール~」(文化庁芸術作品賞)、「家族の肖像」シリーズ(ギャラクシー賞)、「世紀を越えて」「JAPANデビュー天皇と憲法」など近現代史に造詣が深い

堀川/惠子
1969年生まれ。テレビ記者を経てノンフィクション作家。『死刑の基準』で講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命』で新潮ドキュメント賞、『教誨師』で城山三郎賞、『原爆供養塔』で大宅壮一ノンフィクション賞、『戦禍に生きた演劇人たち』でAICT演劇評論賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
現在の選挙制度や政治は所与のものではなく、紆余曲折を経て作り上げられたのだと、改めて認識させられる良書だと思います
犬養ら主人公達が元老や官僚、政党、国民、そして最後は軍と対峙する姿は、悲壮感が
漂いながらも生き生きと活写されていました。
今の世に犬養、古島のごとき政治家は有りや、と問いたくなります。

正岡子規と古島一雄の関係の深さについて驚かされる。陸羯南より古島の方が子規と近かった事実はほとんど知られていない(古島そのものが知られていないし)。三浦梧楼に植原悦二郎といい、知られざるエピソードが盛りだくさん。現在の政治記者たちは果たしてこういった歴史を知っているだろうか。


久しぶりに一気読みしました❗️名前だけしか知らなかったのですが一気に木堂信者になれます。政治家とは、なんのために政治家になるのか、そういう本当だったら当たり前のことを改めて思い知らされる一冊です。保守とかリベラルとかではなく政党人としての生き様を見ることで改めて我が国の未来を考えることのできる「日本人」の生まれますことを‼️

綿密な調査により描かれる登場人物たちのリアルな心境、その場の情景。
圧倒的な情報が、教科書で暗記した事柄と事柄の隙間に入り込んで、目の前で歴史が生き生きと動き出す。
ページをめくる毎に、政党、憲法、選挙、国会…近代国家のかたちが一つずつ築き上げられていく様子が再生される。3回読み返しても、まだまだ読み取れてないことがたくさんあって、毎回感動しています。
すぐそこに犬養毅、古島一雄がいて、息遣いが聞こえてくる臨場感を楽しんでいます。

狼の義」によって犬養毅がいま改めて国民的な英雄になればいいなあと思います。その可能性を秘めた歴史的偉人達の活写、著者の熱意と筆力です。
この国はこれから歴史のターニングポイントに立ち戻って、なぜ別の道を選択できなかったか?を本気で検証しなければならないことになると思いますが、時宜を得た良書が誕生しました。

第一回帝国議会以来の混迷振りが犬養の立場からではあるが描かれており、最近の国会議員の質は落ちたと思っている人間には、実は戦前から進歩していないことがわかる、という成果も得られる良書。

 

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