▽人間は「生命」の次元で価値が平等だ。
人間として幸福に生きる価値があり、尊厳がある。
子どもも人間として同じ存在だ。
▽しかし、子どもは未熟であるため、大人が子どものことを決めるのは当然だと考える。
「子どもは人間として平等」との思いで接することだ。
そのことにより、子どもは自分は人権を持った大切な存在だと知り、全ての人の人権を大切にすることにつながる。
▽1989年、国連で「子どもの権利条約」が採択された。
18歳未満を「子ども」と定義した上で、大人と同じように、子どもに人権が保障されることをうたっている。
子どもの権利条約が採択されてから30年以上たつたが、今でも、多くの国で、子どもは大人から同じ価値を持った人間として扱われず、子ども自身も差別されていると感じている。
子どもたちの声に耳を傾け尊重し、子どもたちから学びながら社会を築いていくことが、私たち大人に課せられた責任だ。
国連子どもの権利委員会委員の大谷美紀子さん
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