ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

アギーレジャパンのベネズエラ戦

2014-09-10 11:29:30 | 日記

  何をやりたいのかさっぱりわからないウルグアイ戦に比べて、はるかにまともなサッカーになった。やはり柴崎がいると違う。これが代表デビュー戦になっ

たが、全くいつもと変わらない冷静さと広い視野。ウルグアイ戦に比べて、攻撃の起点が出来て、プレーの意図が良くわかる。前半の柴崎が起点になって、

大迫、柿谷とつないだ一連のプレーは、柿谷が決められなかったけれど、見事なつなぎだった。ああいうプレーがどんどん出てくるようになれば、このチーム

は楽しみだ。

  

  大迫はいつものようにタメをうまく作って懐深いキープ。ポストプレーは安心して見ていられる。ただ全体的には、無難なプレーに終始し、武藤のように

自ら切り込んでいく姿勢は感じられなかった。スロースターターのタイプなので後半も見たかったが、アギーレ監督はあっさり前半で交代させてしまった。

アギーレは非情というか悪く言うと短気な暴君タイプ?どちらかというと女性的というか家庭的なタイプだったザッケローニとは正反対のタイプだ。メンタル

面が課題だった日本代表もこれくらいの厳しい監督に鍛えられた方がいいかもしれない。

 

  後半に代わった武藤のシュートは素晴らしかった。Jリーグでの好調をずっと維持している。何よりも前へ前へ行く推進力がいい。ゴールのときも右に

本田、左に岡崎が走っていたが、迷わず一人でドリブルで突進して左足を振り抜いた。正直言って武藤がずっとこういうプレーをコンスタントに続けられる

のか今はわからない。特に最近いいだけなのか、ずっとこういうプレーができるのか?もしこのまま成長していくならアギーレジャパンにとっては、強力な

得点源になるだろう。大迫はもっと貪欲にゴールを狙うプレーをみせないと、武藤に完全にやられるかも?今は少し結果を出すとすぐに海外に行きたる

が、Jリーグのプレーヤーが代表戦で結果を出すのはいいことだと思う。

 

  二点目になった柴崎のボレーはまさに芸術的。なんか簡単そうにやっていたが、素晴らしい技術だと思う。あのシュートを打つ前に自陣で自分でボー

ルを奪い、武藤、岡崎とつないで、岡崎の左クロスに長い距離を走りこんで行って、ふかさないように体を横倒しにして叩きつけるタイミングが見事。もち

ろん武藤のゴールよりずっとうれしかった。本田はウルグアイ戦より良く走ってよかったが、もう本田も自分が自分がというのではなく、柴崎や武藤などを

生かすようなプレーに回った方がチームの得点力があがるのでは?ベテランが生きのいい若手を支える構図の方がいいチームになるように思った。

 

  水本は前半はしつこく粘り強い守備が良かったが、後半まったく必要ないプレーで、PKを献上。ウルグアイ戦でもそうだったが、ディフェンスが肝心な

時に不用意なミスや判断の間違いをしてしまう感じで、攻撃よりディフェンス面での課題が多い。昌子にもチャンスはめぐってくるかもしれない。4-3-3

のアンカーというのは難しい。最終ラインとうまく連動しながらも、前線にもいいパスを出せる選手というのはなかなか思いあたらない。森重は無難にこな

していたが、ふと思ったのは、アントラーズの山村だ。山村のアンカーというのはどうだろう?アントラーズでは昌子と植田の影に隠れ、持てるポテンシャ

ルを発揮できずにいる山村だが、意外にアギーレジャパンのアンカーにフィットするかもしれない。アントラーズでくすぶっていても、日本代表で活躍する

ということはあり得る。

 

  アギーレ監督は海外組みや常時Jリーグでレギュラーで出ている選手だけでなく、山村のようにポテンシャルはあっても、出場機会に恵まれない選手

をうまく発掘して、4-3-3のシステムをいかせる選手を時間をかけて見極めて欲しい。この試合では柴崎と武藤という、若手の新戦力が結果を出した

が、伸びてくる若手がベテランを刺激し、チーム全体が活性化してくるのは非常にいいことだと思う。そういう意味でもベネズエラ戦は、収穫があったし、

これからのアギーレジャパンの方向性を暗示するものになったと思う。

 

 

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