試合後、トニージョ・セレーゾ監督は、「悲しいときに泣かないようにするには、冗談を言わないと生きていけない」と言ったという。ホントですよねえ。こうい
う負けを見せられると、悔しさを冗談でまぎらわすしかない。特に熊谷まで行ったたくさんの鹿島サポはガックリきて、やけ酒でも飲むしかしょうがなかったか
も・・・・・。降格圏にいる相手は必死で、かえってやりにくいんじゃないかと不安に思っていたが、悪い予感が的中してしまった。
前半、30分まであれほどチャンスを作れていたのに決められなかったのが響いた。特に9分あたりの西がサイドからうまく切れ込んで、土居の足元に出
したパスは決めて欲しかった。ダヴィの推進力が素晴らしく、大宮ディフェンスは対応できていなかったが、最後のプレーの精度を欠いて得点できなかった。
逆に前半34分に泉澤のシュートが山村に当たり、そのこぼれ玉がちょうどムルジャのところに・・・・・・。ムルジャは綺麗に決めた。このあたり山村は運が
悪い。録画で何回か見てみたがただ運が悪かっただけで、山村には責任はない。むしろ前線にいいフィードを出したり、けっこう良かっただけに残念。
ジョルジ・ワグネルは後半すぐに交代してしまったが、FC東京戦よりは動きに精彩があって、コンディションが上がってきている感じ。ただ彼がいなくて
も夏場にずっと勝っていたので、先発で出るのは疑問。アントラーズの素早いパスワークの良さを消しているように思われ、外人枠は、ダヴィ、カイオ、ル
イス・アルベルトで当分いいと思う。代わった中村は、ジョルジ・ワグネルよりはずっとチャンスを作っていた。ジョルジ・ワグネルがアントラーズのサッカー
に完全にフィットするにはもう少し時間がかかると思う。
後半、24分の昌子のゴールは、小笠原のPKを山本がヘッドで流し、中村が落としたもの。このゴールで一気に反撃のムードが高まり、これは逆転
か?と思ったものの、その5分後に相手FKから失点してしまった。シュートに昌子が少しさわったせいでコースが変わってしまった。この後の好調のダ
ヴィを赤碕に交代。この日、ダヴィは相手を一人で振り回して好調だったので、この交代はよくわからなかった。その後も何度かチャンスを作ったものの
最後のシュートが枠に飛ばない。柴崎は日本代表の疲れがあるのか、どこか体の切れが悪く、いつもの広範囲の動きがなかった。最後の赤碕へのピン
ポイントパスは良かったけれど・・・・・。結局、大宮アルディージャが最後の最後で良く守ったということか。降格を免れるきっかけをアントラーズがプレゼ
ントしてあげたと思うことにしよう。アントラーズはここ数年、下位チーム相手に、変なところで気前が良い。やっぱり人柄のいい選手が多いんだろうな!
レッズが勝ったので、これで首位との勝ち点差はまた7になってしまった。残りは11試合あるので勝ち点差7はまだ逆転可能だが、これ以上は絶対に
離されてはいけない。すぐに気持ちを切り替えて次節のマリノス戦はもう絶対に勝つしかない。
最後まであきらめず、応援していきましょう!頑張れ、鹿島アントラーズ!
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