結果は、1-1の引き分け。これでほとんど優勝の目はなくなった。勝利すればもしかしたら・・・・という淡い期待を持っていたが、これが今の現実。
試合内容から言って、引き分けは妥当だが、やはりもう一本が決まらない。ダヴィがいない中、前線でボールを収める基点ができないことがやはり大きかっ
たか・・・・・。サポーターも比較的納得していたようだったが、今のアントラーズではこれが精一杯というところだろう。私も一応納得している。
前半開始早々の、山本がPA内で興梠を引っ張ってPKを取られたシーンは、興梠の体の使い方がうまかった。マルシオ・リシャルデスは真ん中を狙った
が、右に飛んだ曽ヶ端がギリギリ左足を残して、止めた。これは素晴らしいプレーで、ここで入らなかったのは本当に大きかった。最初はレッズのボールが
よく回り、試合を支配していたが、じっと耐えていたアントラーズが次第にペースをつかみ攻勢に出る。そんな流れの中の、遠藤の横パスに、左サイドか
らのカイオのシュートは少しカーブがかかって絶妙のコースに決まった。全体的に見れば、このいい流れの時間帯をいかにずっと続けられるかどうかが
結果を左右した。同点にされるまでも得点できるチャンスはあった。
アントラーズは全体でうまく守っていて、レッズをPA内に侵入させない守備を続けていたが、63分にはうまくボールを回されて、阿部のシュートを曽ヶ
端がはじいたところを李に押し込まれて同点。ずっと危なげなく守っていただけに残念な失点だった。特に昌子の守備は光っていた。問題はやはり選手
の交代か。64分に赤崎から本山、75分にカイオから豊川、80分に遠藤からジョルジ・ワグネルへと交代したが、惜しいボレーシュートを放った豊川を除
いては、選手交代で前線が活性化したとは言えず。
ジョルジ・ワグネルは別に悪いプレーもなく、気持ちは入っていたが、チャンスでの右足のシュートはコロコロ。トニーニョ・ゼレーゾの頭の中には、ジョ
ルジ・ワグネルははずせないオプションとして組み込まれているようだ。梅鉢あたりを試してもらいたいのだけれど・・・・・。土居は最初はボールに触れな
かったけど、次第に良くなってきた。ここぞというチャンスにきちっと決められるまでにはいっていない。赤崎もとてもダヴィに匹敵するプレーはしていない。
西は前半は良かったが、後半になってクロスの精度が低く、肝心な時にいいボールが入らなかった。
ここ四試合、勝てていないが、部分部分のサッカーの質はアントラーズは高い。それにも関わらず結果が出なかったのは、第一は選手起用が当たっ
ていないことがあると思う。もう、ジョルジ・ワグネルどうこう言うつもりもなくなったが、トニーニョ・セレーゾの勝負勘は鈍いように思う。あと、やっぱりFW
がいないね。ダヴィが怪我したらもう誰もいない。ジョルジ・ワグネルを取る金があるんだったら、川又堅碁を取って欲しかった。
これで優勝は事実上、レッズとガンバの争いになった。気分的にはガンバに優勝して欲しい。あとは三位を確保することくらいか・・・・・・。なんかやっぱり
寂しいね。お疲れ様、鹿島アントラーズ。。。。。。
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