アロマテラピー学習ブログ

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参照。

概日リズム(日内リズム、サーカディアンリズム)

2008-12-27 06:14:11 | 休養
概日リズム(サーカディアンリズム)
睡眠、排便などは同じ時刻で繰り返される。体温、血圧、心拍数は夕方最高になり、午前3時頃最低になる。成長ホルモンや女性ホルモンが睡眠中に分泌されるように各種のホルモン分泌の時間帯は決まっている。呼吸、循環、消化に関係する自律神経は、日中は活動的な交感神経系が働き、夜は鎮静的な副交換神経系が活発になる。

MRSA

2008-12-27 05:14:38 | 疾病とその予防
MRSAとは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌,Methicillin-Resistant Staphylococcus Aureusの頭文字をとったもの。種々の抗生物質に効かなくなった多剤耐性の黄色ブドウ球菌のこと。このMRSAによる感染症としては肺炎、敗血症、腸炎、髄膜炎、胆管炎などがある。

陥入爪・巻き爪

2008-12-27 05:04:58 | 疾病とその予防
陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の角がトゲのように軟部組織(肉)に刺さって炎症を起こした状態をいう。巻き爪と混同されがちだが、横方向に爪が巻いたようになることを指し、陥入爪とは異なる。しかし、一般に、巻き爪と陥入爪は併発していることが多い。

原因
主な原因は、深爪・合わない靴(特に幅の狭い靴・ハイヒール)・外傷であり、まれに爪白癬の治療過程で発症することがある。これは、長年爪白癬に冒された爪の形に合わせて形成された皮膚に、伸びてきた正常な爪が食い込む為である。

予防
適度に爪が伸びてきたら切っておくこと。特に指の左右の端の爪の部分は感染しやすいので、深爪に気をつけながら切る。中にはある程度、長くなってから切るという人もいるが、長くなればなるほど発症するリスクが高くなる。また、左右の端の爪を取るのが痛いからといって、処理を怠ってしまうと、そのまま成長して感染するリスクが高くなるので、多少の痛みを我慢してでも、その部分の爪を切ることが大切である。

巻き爪(まきづめ:彎曲爪)とは、足の爪が横方向に曲がっている状態をいう。親指の爪に起こる場合が多い。巻き込む形や深さの程度によっては、爪が皮膚に食い込んで炎症を起こすことがあり、それを陥入爪と呼ぶ。その場合、出血または化膿を併発することがある。一般に彎曲爪は痛みを伴わず、陥入爪は痛みを伴うものとの大まかな鑑別もある。(ただし、彎曲がひどくなると爪が指の肉を挟む形になり、陥入していなくても痛みが発生する場合がある)

手術による治療やワイヤーなどによる矯正が一般的な治療法である。彎曲爪と陥入爪では手術術式が異なり、注意を要する。 一般の外科では陥入爪に対して手術などで治療することが多いが、その際には結構な痛みを伴うことがある。痛みを避けたい患者は、外科的処置ではなく矯正の方が無難ではある。ただし矯正治療は時間的経過がかかる点と、再発の可能性が手術療法より高い点が問題点として残る。患者本人の年齢、生活様式、症状に応じた治療法の選択が望ましい。また出血・化膿している場合は、手術はしないまでも最低限の外科的な処置は必要である。その場合は医師がいる施設での治療が必要となる。

深爪やあわない靴などの原因により指先に過度な力がかかることが原因の場合が多い。この場合、過度な爪切りにより変形が悪化する事が多いため、爪切りを控えるべきとされる。ただし食い込んだ箇所の化膿、炎症に対しては対症療法(爪切除、デブリードマン)は行われるべきである。

また、陥入爪を含む爪変形には白癬菌感染(爪水虫)が原因となる場合が多々あり、その際は上述の手術、矯正治療は原則適応とならないので、先ずは爪水虫に対する治療を行う。

急性胃腸炎

2008-12-27 04:48:06 | 疾病とその予防
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が急発するさまざまの病気の総称。急性胃腸炎は、さまざまな経路で消化管に病原微生物が侵入しておこるが、食物を介しておこる場合を食中毒と呼び、集団発生して、社会問題になることも少なくない。

急性胃腸炎はウイルスによるものと細菌によるものとに分けられるが、数ではロタウイルスを代表とするウイルス性の急性胃腸炎が圧倒的に多く、全体の90%を占めている。

このウイルスは、毎冬多数の乳幼児に急性下痢症をおこすことで知られている。 細菌ではカンピロバクターがもっとも多く、そのほかにサルモネラ、病原大腸菌、エルシニア、腸炎ビブリオなどが急性胃腸炎の原因菌としてある。これらの菌は、胃腸の粘膜に進入する力を持っており、進入すると胃腸の細胞などを破壊して、胃腸に傷をつけて潰瘍を引き起こす。また、これによって胃腸内で出血する場合もある。

わきが

2008-12-27 04:19:05 | 疾病とその予防
わきがのにおいの原因となるのは、アポクリン汗腺からでる少し粘り気がある種類の汗である。アポクリン汗腺から出る汗がべたべたした汗と聞けば、何かいやなにおいのする汗だと考えがちだが、もともとは無臭の汗なのでる。

無臭の汗に含まれる脂質・タンパク質が体についている雑菌の栄養分となり、雑菌が汗を分解することによって、わきがのにおいが発生してしまう。

したがって、汗をかいたら汗をかいた部分をできるだけ清潔に保つということを行えば、ある程度わきがのにおいを抑制できる。わきがの臭いを抑えるのには、清潔にするのもひとつの大切な要素である。

汗をかいたらタオルで拭くというだけでもにおいを抑える効果がある。それも、雑菌のエサになってしまう脂質・タンパク質を効率よく取り除くためには、乾いたハンカチなどではなく、濡れたタオルなどで汗をふく方がより効果的である。

高カロリー、高脂肪の欧米型の食生活、つまり、肉や乳製品は、においのもとにもなりかねない。

肉類はエネルギー源として欠かせない高カロリー食品である。栄養的にも優れ、たんぱく質が動物性の脂肪をたっぷりと含んでいる。バター、チーズなど乳製品やタマゴにも同様に、脂肪酸、中性脂肪がたっぷりと含まれている。この脂肪酸がアポクリン汗腺や皮脂腺を刺激してワキガ臭のもとになっている。また、刺激の強い香辛料の入ったエスニック料理もワキガの刺激物といわれている。 よって、食生活を改善することによってだいぶ解消される人もいる。

アポクリン汗腺は体の特定の部分にしか存在しない汗腺である。人間の体には、わきの下、乳輪、陰部、外耳道、まぶたの縁などに存在している。汗の出口は毛穴と同じで毛穴の部分から汗がでてくる。

人間は体温調整のためにエクリン汗腺から汗をかくが、アポクリン汗腺は、においを発するためにある汗腺である。このアポクリン汗腺は、もともとフェロモンを発するためにある汗腺と考えられている。

老斑(老人性色素斑)・肝斑(カンパン)

2008-12-27 03:25:12 | 疾病とその予防
老斑(老人性色素斑)は、丸形の褐色のしみ。

顔だけでなく手の甲などにもできることが多い。中年から多く出てくるしみで、ケラチノサイドが紫外線によって刺激を受け老化とともに現れてくる。

ビタミンEには、別名老化色素と呼ばれるリポフィスチンが生成されるのを抑える働きがある。リポフィスチンというのは老人斑ともいう。これは年をとれば誰にでもできるもので、体のさびのようなものである。このリポフィスチンがたまるとどのような害が起こるかまだはっきりしたことはわかっていない。しかしリポフィスチンは、ビタミンEが不足すると不飽和脂肪酸が酸化されて過酸化脂質になり、変性タンパク質と結びついてできるといわれている。

つまりポリフィスチンができたということは、その過程で有害な過酸化脂質が存在したことを意味するわけで、この過酸化脂質こそが有害な物質で老化を進める元凶である。したがってビタミンEを大量にとれば、年をとってもこのような老化現象を抑えることは可能である。


しかし20代でも出るしみである。治療方法としては、美容整形外科や皮膚科などでレーザー治療をする方が多い。ビタミンAは老斑をなくす。

盛り上がりがあるものは老人性イボ(疣贅、ゆうぜい)をいい盛り上がりが少ないものを老人性色素斑という。

老人性イボは冷凍やレーザー照射、手術、老斑は肝斑と同様の治療となる。

5~6年前は、癌化することはないと言われていたが、最近は癌化することもあるとなっており、時には病理検査をすることがある。

肝斑(カンパン)は目の廻りを避けて、頬骨の周辺に左右対称でできる褐色の色素斑。原因として考えられるのは女性ホルモンの影響といわれており、メラニンを作る細胞であるメラノサイトが活性化されることによって、肝班は生じるといわれている。

肝斑30代から40代に多く現れるしみである。

汗疹(あせも)

2008-12-27 03:09:30 | 疾病とその予防
汗疹(かんしん)とは、発汗時に小水疱や小丘疹が出現する皮膚疾患。あせもと一般的に言われるものである。湿疹に似るが、湿疹の一種ではなく、これ自体は皮膚の炎症ではない。

頻度
体温調節がうまくいかない乳児や皮膚の弱い人に多い。

症状
大量の発汗時に小水疱・小丘疹が出現する。痒みはあまりないことが多い。しかし、汗の皮膚内への貯留により湿疹を併発することがあり、その場合は痒くなる。

原因
大量発汗時に汗の管である汗管が閉塞し、汗が皮膚の外に出ずに汗管外(皮膚内)に漏出して発症する。浅いところでの閉塞は、水疱が主にでき水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)という。痒みはない。一方、深いところでの閉塞は、丘疹が主にでき、その場合、湿疹を併発して赤くなるため紅色汗疹(こうしょくかんしん)と呼ばれる。痒みも出ることが多い。

鑑別診断
湿疹との鑑別が問題となるが、湿疹の特徴といえる湿疹三角形のような多彩な発疹が出現するわけではなく、すべて水疱なら水疱、丘疹なら丘疹というように同じ形のものしか出ないことで鑑別がつく。また、ニキビとの鑑別も重要であるが、毛孔に一致しない発疹の確認で鑑別がつく。

治療
水晶様汗疹に対しては特に治療しない。2・3日で完治する。しかし、汗が出現したら拭き取るよう心がけないと、再発を繰り返す。紅色汗疹に対しては、湿疹の併発があり痒みがあることも多いので、ステロイド外用も行う。軽く扇風機をかけるか、冷房の効いた部屋に患児を入れるなどを試みるべきである。