カキぴー

春が来た

体内時計

2009年12月30日 | 健康・病気

カッコいい制服制帽に身を包み、世界を飛び回る国際線パイロット。 しかし今では給料も下がり、ハイヤーでの送り迎えも無くなり、一緒に働くスチュアーデスの平均年齢もアップ、加えてリタイア後早死にする人が多いとなれば、お気の毒 もはや憧れの職業ではなくなりつつある。

週の初め、隣り合わせた顔なじみのイギリス人英語教師が、かなり萎れている。「彼女にでも振られたんですか」と聞くと、「いつもの月曜病です」。

今では耳にしなくなったが,「休み明けに作ったクルマは買うな」 そんなジンクスがアメリカでよく聞かれた。理由は従業員の体調が悪く、ポカミスが多いからだそうだ。

月曜病は言うに及ばず、早死にの原因も「体内時計の狂い」が、癌発生のメカニズムに深く関わっている事がはっきりしてきた。睡眠だけでなく、食事時間も体内時計に組み込まれている。腹時計は理にかなっており、できる限り3食決まった時間に食べることが、健康管理上望ましい。私は自分の経験を通して、「癌が治りやすい体質作りに、規則正しい生活習慣が不可欠」であることを痛感した。同時にそれは「癌になりにくい体質作り」にもつながる。

とは言え、現代社会はグローバル化、情報化が進み、個人の体内時計を優先できなくなってきている。そう考えると、これから人類の寿命は短縮への道を歩むことになるのだろうか?それとも科学はこれを克服できるのだろうか。