常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

とどろ

2007年03月04日 | 『光源Xを探れ』 殿(私)の見物検証記
さ!探検

「いきなりなに?」
「ついに頭イカレチャイマシタか」

渓谷探検である

「おおっー」


「やはり耶馬渓とか養老渓谷とか、はたまたグランドキャニオンとかっすかね~」

いや…東京です

「ほう!すると奥多摩の山の方ですか」

世田谷区です



東京都世田谷区
東京23区の南西部、区の南側には多摩川が流れ神奈川県との境目まで分布している。ここは段丘に富んでおり、その段々に閑静な住宅地が広がっている。世田谷=高級住宅街というイメージもあるが、三軒茶屋、三宿、下北沢といった食・服・雑貨が揃う小じゃれた街に注目を置いている方々もいるだろう。

といっても僕は全くと言っていいほど知らない街です。
住宅地を歩いてみて外国の方が多い気がしましたねー
あんまり為にならない情報ですかな。


「東京の世田谷に渓谷なんてあんのっ?」

YES!あるんですねー。等々力(Todoroki)渓谷といいます。
東京ではちょっとマニアックな所でウォーキングの本とか観光本には載っていますよ。

実をいうと僕も3年前までは全く知りませんでした。
それがある事件の時この近くを通りまして…

「殿でいいの興味アンテナに等々力渓谷の名がとどろいたと!」

お見事その通り!

<事件の詳細は「どんとあの時」「ありがたや」を読んでもらえば、殿でいいに君も近づけるぞ!!>


そういう訳で等々力渓谷へGO
↓下に続く

ジャングルクエスト

2007年03月04日 | 『光源Xを探れ』 殿(私)の見物検証記

温かいというより汗ばむ暑さとはこの事
皆今日のブログは「暖かい」だの「暑い」だのときっと書いているだろう。

渓谷は等々力駅から徒歩3分ほどの所にある。
秘境は駅から大変利便が良い。

ゴルフ橋から降りれば探検が始まる。

注意したいのがここも渓谷だということ
動植物に対しての迷惑行為、ゴミの投棄、落書きといったマナー違反は
人の道理としてやってはならない。また危険箇所もきっと多々あるだろう。
生半可な気持ちで散策してはまずいかもしれない。

聞いた話ではこの世田谷一帯はゲン住民が多いということだ。「ゲン住民」のゲンの字はきっと「現」だろうと思うが「原」な事も有り得る。
周辺環境に配慮して行動に勤しもう。

しかと肝に銘じて階段を降りた。



その矢先!
ガサガサガサ


ならずものの食肉目がこちらの様子を伺っていた。
最初にしてこの手の兵が現れるとは、先を思いやられる。
恐れからか写真がブレてしまったに違いない。

口で「ちっちっちっ」と合図しても
「また人類かやれやれ…」と無愛想な態度で去っていった。


渓谷を流れるのがせせらぎが心を和ませる。

水は手が透けるほどの透明かと思えば、シジミのお澄ましのような乳白色


足を踏み外そうものならば下には、平和の象徴ハトが待ち構えている
頭の上にも平和の象徴ハト

気を抜いた瞬間彼らは平和を捨て我欲に直走るだろう。



最近想う「我、過度に想像し過ぎだ」と


クケケケケ
「今笑ったな!!」

「…笑っていません」

上は車道。路線だったらば戦場にかける橋をアソシエーションしたい。

多くの木々に囲まれ実に自由な発想と文章の展開が出来て良い。
しっかりしないといけない。

きっと一種の幻覚にやられてしまったのかもしれない

この森に負けてはいけん。しっかりせんと
そう胸に誓う。


渓谷は河川が侵食することや、地層が断裂したり曲がったりして出来るものである。この谷を通る谷沢川が一帯の台地を流下する時に削られて現在のような渓谷を残した。


といっても私がその様子を幾年を見てきたわけではないので、現地の情報から仕入れて簡単に纏めたに過ぎない。


おおっとこれは
渓谷にあるはずない物。エロ本

水場で濡れ戯れる女性はあっていい。そんな願望を持った奴が已む無く捨てていったと想像したい。
写真がブレているのは鮮明に写らないようにした配慮
それとも心の動揺(エクスタシー)からブレたものなのか

渓谷の奥には滝があった

不動の滝
ここでお坊さんは滝に打たれ行に勤める。
行について意見するわけではないが、この流水の細さがツボを刺激するにジャストフィットに思える打たせ湯に実に近い。

等々力の由来はこの不動の滝に起因する。
この滝の音が轟いたという所から「とどろき=等々力」と付いたそうだ。

他にも調べれば諸説あるが、音が由来とはなんともなかなか

「ツーピーツーピー」
シジュウカラの誘う喋り

「ピーピーピー」
ヒヨドリの誘う喋り

轟く滝の音と共に鳥達の春を告げる宴が催されていた。
なんともいい気分。




ということで終わり
ええっー

渓谷といっても非常にコンパクトでして
谷沢川も多摩川に通じているとはいえ、この渓谷が続いているわけではなく不動の滝以降は用水路になっています。

いいじゃないの!散策ってのは長いからって良いものじゃないよ。俺は鳥が好きだから声聞いて飛び回っている様子が面白いから飽きないよ。これから水量も増すし、きっと静かで涼しい所になるさ。



じゃ
最後は渓谷の暗さから逆転してパーッと明るい模様で締めますか




多摩川沿いで満開だった。


花言葉は
純潔、優れた美人、精神美

桜とエロ本
どちらも色がつきもの