座席の前に大きなザックを背負った人が立った。
登山者だっ
この季節、藪山だと非常に蒸す。なので尾根に出た時の清涼とした空気は格別に気持ち良い。
もう一人の私はそれをちゃんと分かっている。
日頃都会で生活していても何か足りない。
遊んでいても後味が悪い。詰まらなくなる。
それは何故だろうか
きっとあのドキドキハラハラした冒険生活を求めているのだろうか。
暫くぶりに先輩から山の誘いがあったけれど、今は遠出は出来ないからお断りを入れた。
残念。
俺にとって寂しい時代だなー今は。一番気が晴れるのが登山だからなぁ