goo blog サービス終了のお知らせ 

常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

3.世界のディズニーシー  ⑤分待ち

2008年02月09日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
動画から
お分かりになられただろうか

天井に瞬く光の数を


こらぁーマズイな人魂が出まくっているな。呼んでいるわ

「天井の照明としかみえませんけど」


「もしかすると実体が撮れるかもしれないな。撮ってみましょう」

パシャ




うわぁーちょっとこれは凄いな。沢山蠢いていますよ」

「暖炉の上に描かれている方を注目してくださいよ。ここの主人ですから、きっと」

いやいやいや、それより、この列を為している生き霊の方が凄いですよ」

「もしかして何かに惹かれてここに集まっているのかもしれませんね」

「ええ、皆アトラクションの魅力に惹かれて、集まっているわけですから」


うわー
「また引っ張った」

「留まっているから押されただけで」

こらマズイ



3.世界のディズニーシー  ⑥分待ち

2008年02月09日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
この先、動画を撮ろうと思ったのですが、何か誰かから注意を受けるよな嫌な気配をしたので、急遽撮影を中止にしました。

状況としては当主の部屋にたどり着いて、事の真相を掴んだものの肝心の偶像は消えてしまい、それを屋上まで追い掛けました。

そこで主人と偶像を発見した訳なんですが、突然


キャーーーーーーー


と耳を劈くような老若男女の悲鳴が聞こえたと思ったらば

いきなり、ふっとして

どーん
どーん
どーん


ドーーーーン

と床が上下に落ちて
稲妻が
ガシャーン
と瞬いたんですね。そしてぼんやりと記憶が元に戻ったらば

何時の間にか

一階にいたんですよ。





3.世界のディズニーシー  ⑦分待ち

2008年02月09日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
ONRYOの仕業いうことで何とか脱出して纏めたわけですが、やはりこの屋敷には何かある気がしますね。


私ね今になって思うんですがね。この場所に関しては


近付いた方がいいと思いますね。
一人でもいいし大人数でもいいと思いますが、むしろ楽しめますよ。


今回我々、ディズニーシーに入ってから、どこか魔法に掛かっていたのかもしれませんね。

そうじゃなきゃ、あんな心霊スポットのようなはしゃぎ方で、回れなかったですから

きっとそうですよ。




※本日の記事はすべて作者が体験したフィクションであり、実際のタワー・オブ・ザ・テラに関して一切関係ありません。









ただ

しこしこの、めんつづくり

2008年01月01日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に

AM6:40


日本の夜明けまであと数分。

待ち焦がれた2千とんで8年。

江戸川河川敷では我々同様、期待に胸を馳せた人々が、その刻を狙って佇んでいた。



                グツグツグツグツ


湯気にのった甘い香り。




                     「煮えたよ~」

                      「ごくろう」



殿でいい
このブログの編集者であって嘘大好き。好きな言葉は「紅白ギザカワユス、紅組のドリルで天をつけ」

まっさん
常夏三匹の一角にて遅刻常習犯。好きな言葉は「死ぬ気になれば何でも出来る。無理」



是非初日の出を見たい!ということで、河原に行くことにした。そこは駅から直ぐ近く、リバーサイドラブホテルがあるのだ。


「おいこれは良い所だな!今出た前の奴ら、これから土手にいくみたいよ」
「あらぁーべったら漬けのようにべったらしちゃって今まで何してたんだろ!?」


「ご、ご休憩と書いているしな(←こういうフリは苦手)」

「俺らも入っちゃうか」シュン(べったら)

おえ


是非活用したい立地の良さだ。男の俺でさえシュンとなる。


前のカップルと距離を開けて土手に着いた。




冒頭に戻り、刻むこと
AM6:50

東京、日の出時間







     いっちょ四股を踏むか!




縁起がいい時は四股を踏むに限る!




よいしょっ!




       ふん!


大地を踏みしめる。これが、なかなか気持ちがいい。脳も活性化するかもしれん。
今まで決めポーズを「働きマン」にしていたが「四股」も加えることにしよう。


さて

2008年、本年も



                


    宜しくお願いします。









「き、決まった?」

「た、多分…」


下北沢に行ってみた。結局のところ美化活動で終わった。

2007年11月18日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
kataage)「こうして下北沢を歩いてますと、そこに劇団員が歩いているかもと思えてきましたよ。」
殿でいい)「ドラマ下北サンデーズの影響受けすぎ」

「通行人はエキストラってか」
「いや、むしろ俺らだけがエキストラじゃないかって…」

いわゆる
馴染んでないってことですか
そうこうして路地に入った時。

がつん
あいた!

「痛いよあんた!」
カシスっすね」

カシス
幼少の頃、妖しい甘さに身震いした二つの内一つがカシス液である。
その毒々しい紫にうろたえながらも、舐めた途端、甘美に浸り酔いしれた私。
(頬を赤くしてね。かわいかったなあの頃は…
カクテルや炭酸、果汁と割られ、また原液としてはアイスやケーキに掛けて使われるなど幅広い。
因みに以前「カシス」という同名のタイトルのリレー小説を、私とkataageで書いたことがある(未完)。

「誰だよ!こんな所に転がした奴は!」
とは言っても、下北沢の路地に転がっているのも、なかなかおしゃれですね」

「そう!?」
「商店街から一歩入れば閑静な住宅街って感じだけれど、路地にひっそりまぎれて商いやっている家があったりして、其処にカシスビンですよ」
「3年前位のドラマだとしたらば。長澤まさみや新垣結衣ではやらない、むしろ香里奈あたりがやる役に近い、ませぶりだな。ませてる~」

「ませてますね。ただこれがなかなか、路地にお似合いなんですね」
「以前、浅草で焼酎パックが捨てられていたが、あれも路地に合ってたな」
「題名“高脂肪牛乳”っすね」



「ま、なんだ。このカシスを開けようじゃないか」
すっぺー

既に芳醇な香りな過去は抜け落ち、商品からゴミ類ビン割れ物系とランクダウン。

「飲めよ」
「いやっすよ」

「これも下北だから飲めよ」
「殿様が飲むなら俺飲みますよ」

「いやいやkataageが飲むならば、俺も一口だけはいくよ」
「ここは殿様のね。威勢の良さってのを見せるべきじゃないっすか!ほら」


「あのさー!俺は日ごろの殿でいいだけど、と化して欲しいわけ?」

「鬼といえばゲームボーイソフトのONIIっすよ」
ONIIだとっ!……あれは面白かった」


結局そこでカシスさんも混ぜて、しばらく路地話を続けた。
それから

三軒茶屋美化活動編、根津・千駄木美化活動編、秋葉原美化ワンダー活動編へと続くのであった。



おまけ
スポーツカフェ PALAZZOで食べたランチ
フライドチキンタコライス 多分500円。


24 人生が変わる瞬間

2007年08月19日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に




      あんたたち、地獄に落ちるわよ!



<登場人物>
殿でいい
このブログの得らない師。夏バテにはユッケジャンクッパ。花火をやるならばスターマインが好き。

kataage
夏になると花火大会へ毎週欠かさず観覧しに行く男。花火を介しての再会が夏バテ防止になっているとか。花火をやるならば、手持ち花火を口に銜えて駆け回る芸が好き。

まっさん
夏といえばコミケに参加者する方。始発で向かい炎天下の中、何時間でも待てる夏バテとは無関係な男。花火をやるならばロケット花火。束で飛ばしてスカッとするのがいいみたい。

 



台場フジテレビ祭りで細木先生パネルに叱咤激励されてから、まっさんが待つコミックマーケット72に向かいました。


ついて早々


                  

            人でごちゃごちごちゃ

             日差しがギラギラギラ

             汗がたらたらたら

            むはぁー ぬたぁ~


 「殿様、まっさんはいったいどこに居るんすか?疲れた!ムサイ!」
「うむ、あいつに連絡がまったくつかない」

連絡がつかないんじゃしょうがないということで、kataageの知人も来ている事を祈り、電話をピポパ。なんと予想通り居るんですね~。



出会った早々怪訝そうな顔で見られたものの、興味があったので少々話をすることに

「俺らが外国人とか異星人だとしたらば、ここをどう案内してくれまっか?」
「こいつは見とけとかありまっか?」

「…。一般参加なら、やっぱカタログ見てこなきゃね~」



「同人誌ならば好きな漫画から入ると良いよ」


たしかに
( 昨年冬に寄った際、漫画とか興味なかったけれど、特撮・旅行・メカミリ、TV・映画・芸能、評論・情報といったジャンルはツラツラ読めたな)

今回も立ち寄っておけば良かったなーって、少し悔いに残っていますね。

いい出会いですのでkataageが、普段そっちの女友達の方でやっている振舞い方やキャラを教えてもらいました。
なにせ私と居る時は時々、不貞腐れますからね。ったく!最初だけですよ元気なのは 



時間潰しも終わり、ようやくまっさんと出逢えて感動のラストシーンに移るのか!と思えば、会って交わした会話が

「まっさんはサークル参加なの?一般参加なの?」
「一般だが…」

「何買ったのか見せろ?」
「いやいやいや~ちょっとね」

「来るって言ってた友人はどうしたの?」
「連絡つかねえ、シラネ」

「んじゃお疲れ様でした」

だけ
こんだけ!?
こんだけの呆気なさですよ。

買い物の続きを邪魔されたくはないだろうから、僕達はそそくさと立ち去ることにしましたよ。

優しいね、けなげだね、僕達…。



まっさん





       コミケに落ちるわよ!



~屋外にて~

「やれやれひと苦労っすね。こっから見る風景が綺麗っすよ」
「ほら!飛行機ですよ」
「羽田に行くんだね~。ノース・ウエスト・エアラインだよ」


「会場の方を振り返るとどうだ?」

                       「あちゃー」

                      「アチャー」



夏のコミケは終わり、次は年末ですか。
3日間の集客数もさながら、幾万の金が同人誌と飲料水に投資された筈。
贅沢な国。今風に纏めれば美しい国日本ですな。

それじゃー、はーいオッパッピー!
また冬、お会いしましょう♪



本日の目的
「サイクリングでベイエリアに繰り出そう」 完


チーム炙り

2007年07月07日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に

「あんさん、ええ体力してまんな」
kataage・中央)「みんなよく頑張ったよ」
「がん…」


やり終えた男達。目の前には自転車、そしてここは土手。
「無理はしないチャリ部」の今日を終えての場面である。

全行程8時間
思い返せば…


「kataage!下!下!!」
殿でいい)「アブナ~イ!」

グニュ


ズッ、うわァァァァツ


バナナというものは有れば、食うだけではなく踏まなければならないというエンターテイナーの性が働くフルーツ。良い使い方ではないので、子供は真似しないように



「タイゾウマンも下!下!!」
「アブナ~イ!」

グニュ



フッ
「すげー」 「いいステップ」 「かっこいい!」

---------------------------------------------------------------------

「おい!まっさーーーん!」「何やってんだよ!!」


まっさん)「み、みんな…俺を置いて先に、早く先に…」

赤信号に一人遅れるまっさん
仲間を先に行かせ、自分が敵を食い止めようとする姿。涙を誘うお決まりの場面。ファイナルファンタジーでありそうな1コマ

対面にいる盟友達

「ま、そう言うならさ」 「ですな」 「あいつ一人でオイシイじゃん」
「今だ!飛べ!」

「何言ってんだ!お前ら!あんなまっさんでもな」


                          

                          



           置いてこっか             

---------------------------------------------------------------------


そんなこんなしつつ


今日、僕らは自転車で、なんか旅に出てみた。
大方疲れただけである。

「無意味なことにシャカリキになる」
これは俺の大好きなこと

こういうことをやる日も好きだなって、言ってくれそうな人達だから
また企画をやりたいなって思えるのだ。





わっしょい!


喧嘩するほど 殿 がいい

2007年05月22日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
常夏三匹の少し前のある日の話
三人は都内のあるスーパーに集った。客として

「あんらぁー見た顔だと思ったらば、本当に来るなよ」

「総裁!」

登場人物
殿でいい
このブログの主任にして隠れ殿。ドラマはもうセクボアンロボ(セクシーアンドロボの略)しか見てません。

kataage
常夏三匹の一角。周りからはチャリンコ少年と誤認されている。ドラマは辛うじてプロポーズ大作戦を見るとか見ないとか。

まっさん
常夏三匹の大食感。洗濯はお手の物。ドラマは基本的に見ない。でも映画は少し見る(アニメを色濃く)

総裁



総裁
名前の由来は彼が働く惣菜部からきている。
惣菜→そうざい→そうさい→総裁。
といっても我々の中では総裁の名に劣ることなく、我々の仲間内を総括する権限をもっている。歯向かうもの(彼のするボケに反応が薄い者冷めたギャグをする者)に対しては容赦なく、バチコン!とわざわざ効果音をつけてまでツッコミを入れてくれる。根は優しく男気があるそうだ。因みに殿でいいとは犬猿の仲。


「まっさんはどこ行ってきたの?」
「殿でいいと浅草にな」

そうこの日は浅草三社祭だったのである。


「そっかぁーkataageはどこ行ってたの?」
「…」

「無言かよっ
流石に片手で整理しながらなのでバチコンは出なかった


「おいっ」

「はいっ」


「会うの、1年ぶりだねぇ~
ちっ、急がしそうでなによりじゃん」

仕事中ともあって、ほんの僅かな会話を交わしてそそくさ店を出ました。kataageは月1のペースで会っているようですが、殿でいいとまっさんは連絡こそしてましたが、面と向かって会うのは1年ぶりです。
いちおこの中で付き合いの長さで言えば、殿でいいなんですがね。

「あいつの汚い顔も見れたことだし帰るべ」
「二人とも久しぶりに会えて良かった?」
「まあな」

「おーい」
後ろを振り向くと総裁は仕事を抜け出して外に出てきてくれました。

「殿でいい!」

ビクッ

「今度エロ企画立ててよ

ねえ皆さん。俺=エロですかね!?そうでしたかね?

もうーこうなると、総裁も準レギュラー入り確定か!?


(去り行くスーパー業界で働く男の後姿。惣菜の二文字は今の君にとってお似合いだよ。ねっ総裁!)

終戦の労労い

2007年03月24日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に

ここに一枚のプリクラがある。昨年末、大掃除をした時に出てきた。
映っている二人は私とまっさん高校3年生の7月に撮ったものである。
まっさんとツーショットで撮った初めての写真は辛くも試合に負けた後のものだった。 そしてこれが僕らの引退試合。
今でも深く刻み込まれている夏の最後の戦い。

<登場人物>
殿でいい
この日記の総代にして常夏三匹が斬るの頭。板ガム派。

まっさん
常夏三匹が斬るの一人。毎朝5時半起き、粒ガム派。


「くぁー、なんか笑えるような、恥ずかしいようなぁ」
「口を隠すな!」


「そしてかの稲毛の天台か!殿でいいがこうして目の前でハッピーセットを食べるのも懐かしいね」
「だろっ、かつての姿と一緒だろ!愛くるしさでいったらば今も同じか!」
「それはないな…」


殿でいいとまっさんは高校の部活、弓道部で一緒。 千葉県稲毛駅から天台までかつてと同じく歩きながら、1年の頃から3年の夏までの部活を出せるだけの知識でお浚いをしました。
お互いに対して文句はあるものです。
悲しいことにプリクラを撮ったかのゲームセンターは無くなり、今でこそ張って逃げてやる計画も台無しになりました。


「最後の戦いまでの一ヶ月位って自分のことで精一杯だったなぁ」
「俺は3つに凝縮できて、必死の自主錬、病院通い、同期に寛容になれたことかね」
 


千葉県総合運動場
天台はここの地域名。千葉県の県大会レベルの試合はここで決する。


 「あー結局ここでは一本も当てることなく終わったぜ」
「俺、もうちょっと当たれば個人では入賞で次大会まで繋げられたんだけどな」
「歴史にifは無い!と言いたいが考えたくなる」

「ここでの弓道の戦いは精神のしのぎ合いだったなー。うん」
「外にいると試合を終えて出てくる奴に熱い台詞、熱いパフォーマンスに期待しちゃうんだけど、実際は気が抜けたように反応悪いよね」
「巧く力が抜けた時は最高だったんじゃないの?」
「意識が勝手に体を動かしている感じだね」

 「そしてこの玄関ですよ」
二人にとって思い入れ深い道場正面玄関。


時日は7年前の夏より寸分遡る。ある時どこの高校だかは分からないが、道場の前で佇立していたのを見た事がある。
部員一人顧問一人。「ありがとうございました!」道場に向かって深々と頭を垂れ大声で礼を述べ去った。一陣の風が通り過ぎた気がした。爽やかで美しかった。

(俺もいつかはああなりたい)


夏の最後に決着がついた日、私とまっさんは道場前に居た。後輩も二人ほど居た。

会場は後片付けで残る人間以外、まばらである。うちの他の部員達はもう居ない。 「ここで戦うのは泣いても笑っても最後だから、帰る前にお礼を言おう」と決めていたもののいざ道場の前に立ち頭を垂れても

(ふざけんな)

 素直に感謝なんてできなかった。


(ズタボロに負けたし、肩は痛いままだし)

入部してからずっと苦しかった。部活では不調がいつも続いた。
レベルは下の下。虚勢張ったりおどけるのが唯一の救い。悪いこともした。人を泣かせた。自分にも傷をつけた。後輩が入り人から見られる立場になって少し変ったけれども。

メダルが欲しかった賞状も欲しかった。
朝の集会で表彰されたかった。強さの資格が欲しかった。

目が徐々にぼやけ顔が紅潮していくの自分でも分かる。

(俺は泣いているんだ)
何度も何度も恨んでいたでも今日で終わる。


だから

(ありがとうございました)

あの一人の高校生に負けずと叫んだ私、続いたまっさん。




その後、僕らはOBとして弓道部に行く事はあっても大学や外で弓道はやらなかった。

けっして嫌いになったからではないと思う。
他にやりたい事ができたからだ。

 

 まっさん と 殿でいい
同期では一番遅く弓を引いた者同士。落ちこぼれからの3年間だった。


メッセージ・イン・アタミ

2007年03月13日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
撮影禁止とブログに載せるべきかの間で悩むのが現地での大変の葛藤である。
といってもどこかのホームページを観れば開けっ広げに載せられている昨今、別にうちの方で事細かに掲載しなくても良いと思う。
ただどう表現すべきかだろう。
殿でいいという人物を察すれば公開はできないとしても実際は××なんでしょ!?と想像してもらえれば嬉しいことなので、出会う場があれば真相をお話したい

「回りくどいよ!なんのこと?」
熱海の話です!


熱海に着いた私はある方を待っていた。

A先輩
大学時代の部活の先輩。年齢は一個上。殿でいいに登山巡りを伝承した師匠に当たる人。毎週水曜日or木曜日朝、近場の山登りに行き、それから学校に余裕をかまして行っていたコンビでもある。元主将(殿でいいは副主将)


「いやーうまいね。これはアジ?


アジのタタキですっ!やっぱ身がしまっていて美味いっすねー。良いだ」
日頃の殿でいいは超ぶっきら棒な言動な事は周知の通り。しかし師匠を前にしたらば多少はハツラツ弟子口調で空回りになる。

A先輩は静岡県民なので埼玉在住の私とは暫くぶりの再会である。時たま電話で「山に行きましょう」という話は出てもなかなか時間が合わなかった。今回は登山ではなく温泉という事で集えたのだ。


「腹も満足だわ、さっそく熱海しちゃう!?
「(まだ熱海にスイッチオンしてなかったのか)温泉すか」
「温泉の前にやっぱあれでしょう。お宝見なきゃ
秘宝館いっちゃいます」


熱海秘宝館
熱海の数ある史跡名物の一つ。性についての歴史、ジョークを珍妙に学べる博物館。グループや女の子同士で入れる気軽さもあってか依然として人気が高い。

男ならば館内で放送されている『珍説浦島太郎』は是非とも観るべきだろう。そこで元が取れる。女性はどうぞ各所各所を笑ってください。嫌気を催したらば外!秘宝館だけではなく立派な展望地なので熱海の海一面が綺麗に見渡せます。






「見せてよ!館内の写真を」

「ブログ冒頭を読んでちょ!撮影禁止なんだな~これが」


それではちと寂しいので



俺秘宝館!




あそこが(


なんとも!







立派!


秘宝館内部ではこんなノリになれる



ま、秘宝館と海を眺めることも程ほどにして温泉に向かったのです。
僕らは立ち寄り湯が出来る旅館を選択しました。渚館
旅館の屋上にある露天風呂。塩化物泉。パッパと脱ぎ洗い温泉プレイ開始。

「この気持ちよさいっちゃうわ~!
「もしかすると外から丸見えですよ
「あ、じゃー早速」ザバーン
「そんなモノ見せても秘宝館のアレと比べるとガッカリされますぜ」



骨まで染み渡るような気持ちよさと言うのでしょうか。外気で頭はヒンヤリ、体はジンワリと心地よくて抜けられない状況でした
日頃は長湯は駄目な私ですが、この日はA先輩と語り合うこともあったので知らず内に1時間も経っていました。


PM6:30熱海駅

「んじゃーここでお別れですが、また連絡しますよ」
「そうそうこれを



えっ!?

「あーなるほどわっかりました!任せてくださいよ」
「頼んだよBOY


熱海で再会した二人。次に会うのもそう遠くは無いかもしれません。
そして最後に渡された紙包みとは

つづく