お分かりになられただろうか
天井に瞬く光の数を



パシャ







うわー


こらマズイな
↓
AM6:40
日本の夜明けまであと数分。
待ち焦がれた2千とんで8年。
江戸川河川敷では我々同様、期待に胸を馳せた人々が、その刻を狙って佇んでいた。
グツグツグツグツ
湯気にのった甘い香り。
「煮えたよ~」
「ごくろう」
殿でいい
このブログの編集者であって嘘大好き。好きな言葉は「紅白ギザカワユス、紅組のドリルで天をつけ」
まっさん
常夏三匹の一角にて遅刻常習犯。好きな言葉は「死ぬ気になれば何でも出来る。無理」
是非初日の出を見たい!ということで、河原に行くことにした。そこは駅から直ぐ近く、リバーサイドにラブホテルがあるのだ。「おいこれは良い所だな!今出た前の奴ら、これから土手にいくみたいよ」
「あらぁーべったら漬けのようにべったらしちゃって今まで何してたんだろ!?」
「ご、ご休憩と書いているしな
(←こういうフリは苦手)」
「俺らも入っちゃうか」シュン
(べったら)
おえ
是非活用したい立地の良さだ。男の俺でさえシュンとなる。
前のカップルと距離を開けて土手に着いた。
冒頭に戻り、刻むこと
AM6:50
東京、日の出時間
いっちょ四股を踏むか!
縁起がいい時は四股を踏むに限る!
よいしょっ!
ふん!
大地を踏みしめる。これが、なかなか気持ちがいい。脳も活性化するかもしれん。
今まで決めポーズを「働きマン」にしていたが「四股」も加えることにしよう。
さて
2008年、本年も
宜しくお願いします。「き、決まった?」
「た、多分…」
あんたたち、地獄に落ちるわよ!
<登場人物>
殿でいい
このブログの得らない師。夏バテにはユッケジャンクッパ。花火をやるならばスターマインが好き。
kataage
夏になると花火大会へ毎週欠かさず観覧しに行く男。花火を介しての再会が夏バテ防止になっているとか。花火をやるならば、手持ち花火を口に銜えて駆け回る芸が好き。
まっさん
夏といえばコミケに参加者する方。始発で向かい炎天下の中、何時間でも待てる夏バテとは無関係な男。花火をやるならばロケット花火。束で飛ばしてスカッとするのがいいみたい。
お台場フジテレビ祭りで細木先生パネルに叱咤激励されてから、まっさんが待つコミックマーケット72に向かいました。
ついて早々
人でごちゃごちごちゃ
日差しがギラギラギラ
汗がたらたらたら
むはぁー ぬたぁ~
「殿様、まっさんはいったいどこに居るんすか?疲れた!ムサイ!」
「うむ、あいつに連絡がまったくつかない」
連絡がつかないんじゃしょうがないということで、kataageの知人も来ている事を祈り、電話をピポパ
。なんと予想通り居るんですね~。
出会った早々怪訝そうな顔で見られたものの、興味があったので少々話をすることに「俺らが外国人とか異星人だとしたらば、ここをどう案内してくれまっか?」
「こいつは見とけとかありまっか?」
「…。一般参加なら、やっぱカタログ見てこなきゃね~」
「同人誌ならば好きな漫画から入ると良いよ」
たしかに
( 昨年冬に寄った際、漫画とか興味なかったけれど、特撮・旅行・メカミリ、TV・映画・芸能、評論・情報といったジャンルはツラツラ読めたな)
今回も立ち寄っておけば良かったなーって、少し悔いに残っていますね。
いい出会いですのでkataageが、普段そっちの女友達の方でやっている振舞い方やキャラを教えてもらいました。
なにせ私と居る時は時々、不貞腐れますからね。ったく!最初だけですよ元気なのは
時間潰しも終わり、ようやくまっさんと出逢えて感動のラストシーンに移るのか!と思えば、会って交わした会話が「まっさんはサークル参加なの?一般参加なの?」
「一般だが…」
「何買ったのか見せろ?」
「いやいやいや~ちょっとね」
「来るって言ってた友人はどうしたの?」
「連絡つかねえ、シラネ」
「んじゃお疲れ様でした」
だけ
こんだけ!?
こんだけの呆気なさですよ。
買い物の続きを邪魔されたくはないだろうから、僕達はそそくさと立ち去ることにしましたよ。
優しいね、けなげだね、僕達…。
まっさん
コミケに落ちるわよ!
~屋外にて~「やれやれひと苦労っすね。こっから見る風景が綺麗っすよ」
「ほら!飛行機ですよ」
「羽田に行くんだね~。ノース・ウエスト・エアラインだよ」
「会場の方を振り返るとどうだ?」
「あちゃー」
「アチャー」
夏のコミケは終わり、次は年末ですか。
3日間の集客数もさながら、幾万の金が同人誌と飲料水に投資された筈。
贅沢な国。今風に纏めれば美しい国日本ですな。
それじゃー、はーいオッパッピー!
また冬、お会いしましょう♪
本日の目的
「サイクリングでベイエリアに繰り出そう」 完
「あんさん、ええ体力してまんな」
(kataage・中央)「みんなよく頑張ったよ」
「がん…」
やり終えた男達。目の前には自転車、そしてここは土手。
「無理はしないチャリ部」の今日を終えての場面である。
全行程8時間
思い返せば…「kataage!下!下!!」
(殿でいい)「アブナ~イ!」
グニュ
ズッ、うわァァァァツ!
バナナというものは有れば、食うだけではなく踏まなければならないというエンターテイナーの性が働くフルーツ。良い使い方ではないので、子供は真似しないように「タイゾウマンも下!下!!」
「アブナ~イ!」
グニュ
フッ「すげー」
「いいステップ」
「かっこいい!」
---------------------------------------------------------------------「おい!まっさーーーん!」
「何やってんだよ!!」
(まっさん)「み、みんな…俺を置いて先に、早く先に…」
赤信号に一人遅れるまっさん
仲間を先に行かせ、自分が敵を食い止めようとする姿。涙を誘うお決まりの場面。ファイナルファンタジーでありそうな1コマ
対面にいる盟友達
「ま、そう言うならさ」
「ですな」
「あいつ一人でオイシイじゃん」
「今だ!飛べ!」
「何言ってんだ!お前ら!あんなまっさんでもな」
置いてこっか
---------------------------------------------------------------------
そんなこんなしつつ
今日、僕らは自転車で、なんか旅に出てみた。
大方疲れただけである。
「無意味なことにシャカリキになる」
これは俺の大好きなこと
こういうことをやる日も好きだなって、言ってくれそうな人達だから
また企画をやりたいなって思えるのだ。
わっしょい!
千葉県総合運動場
天台はここの地域名。千葉県の県大会レベルの試合はここで決する。
「あー結局ここでは一本も当てることなく終わったぜ」
「俺、もうちょっと当たれば個人では入賞で次大会まで繋げられたんだけどな」
「歴史にifは無い!と言いたいが考えたくなる」
「ここでの弓道の戦いは精神のしのぎ合いだったなー。うん」
「外にいると試合を終えて出てくる奴に熱い台詞、熱いパフォーマンスに期待しちゃうんだけど、実際は気が抜けたように反応悪いよね」
「巧く力が抜けた時は最高だったんじゃないの?」
「意識が勝手に体を動かしている感じだね」
「そしてこの玄関ですよ」
二人にとって思い入れ深い道場正面玄関。
時日は7年前の夏より寸分遡る。ある時どこの高校だかは分からないが、道場の前で佇立していたのを見た事がある。
部員一人顧問一人。「ありがとうございました!」道場に向かって深々と頭を垂れ大声で礼を述べ去った。一陣の風が通り過ぎた気がした。爽やかで美しかった。
(俺もいつかはああなりたい)
夏の最後に決着がついた日、私とまっさんは道場前に居た。後輩も二人ほど居た。
会場は後片付けで残る人間以外、まばらである。うちの他の部員達はもう居ない。 「ここで戦うのは泣いても笑っても最後だから、帰る前にお礼を言おう」と決めていたもののいざ道場の前に立ち頭を垂れても
(ふざけんな)
素直に感謝なんてできなかった。
(ズタボロに負けたし、肩は痛いままだし)
入部してからずっと苦しかった。部活では不調がいつも続いた。
レベルは下の下。虚勢張ったりおどけるのが唯一の救い。悪いこともした。人を泣かせた。自分にも傷をつけた。後輩が入り人から見られる立場になって少し変ったけれども。
メダルが欲しかった賞状も欲しかった。
朝の集会で表彰されたかった。強さの資格が欲しかった。
目が徐々にぼやけ顔が紅潮していくの自分でも分かる。
(俺は泣いているんだ)
何度も何度も恨んでいたでも今日で終わる。
だから
(ありがとうございました)
あの一人の高校生に負けずと叫んだ私、続いたまっさん。
その後、僕らはOBとして弓道部に行く事はあっても大学や外で弓道はやらなかった。
けっして嫌いになったからではないと思う。
他にやりたい事ができたからだ。
まっさん と 殿でいい
同期では一番遅く弓を引いた者同士。落ちこぼれからの3年間だった。