とんとんはうす

多拠点生活(長野・沖縄・千葉)
住宅・断捨離・整理収納講座開催
とんとんはうす33周年掲載誌他史


 

茶室作り(9)・・・「待合」 & 「迎え付け」

2015年09月02日 | 生活DIY
 露地といわれる茶室の庭には待合がある。寄付から露地に下りた客が、亭主の迎えがあるまで腰掛けて待つための場所。
通常、円座(イグサを編んだ丸い尻当て)と、たばこ盆が置かれる。
寒い季節には手あぶりが置かれ、手を当てて暖をとる。






 茶事では、招かれた客は座敷の寄付き(控えの間)で身支度を整えて他の客が集まるのを待ちます。
客が揃うと、茶室の庭(露地)にある待合で待機します。合図により中へ進み亭主の出迎え(迎え付け)を受けます。
客は蹲踞で手を清め口をすすぎ、躙り(にじり)口から茶席へと入ります。


 茶事では初入りと後入りにわかれているため、その中間で中立ちといって一度茶席の外へ出ます。
そして庭にある待合で待機し、休憩します。その後、合図で後入りへと続きます。
簡単な茶事の流れですが、茶事における待合の役割とは、客が亭主の迎え付けや
中立ちのときの再び席入りの合図を待つための待合場所です。待合には客が足を乗せる踏み石が敷かれていることが多いようです。

露地迎え付け




客がお茶を戴く空間だけが茶室といわれる事が多い。茶室は庭(露地)も含めて付随する建築すべてを茶室という考えもある。




FACEBOOK
https://www.facebook.com/#!/yumiko.notake
にほんブログ村 住まいブログ DIYへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
« DIY・・・3号棟(工房)の... | トップ | 「石巻支援、ありがとうござ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。