ライブ徒然日記

音楽のこと、ライブのことを中心に日々を綴っていきます。

パンドラの箱

2010-01-20 22:58:44 | 日記
《絶対にあけてはならない箱の中を、どうしても、我慢できず開けてしまった娘パンドラ。》

《箱の中には、この世の悪が、すべて、封印されていたのに…。》

《パンドラは、全てを解き放してしまった…。》

《事の重大さに気付き、あわてて箱を閉じようとしても後の祭り。
この世の悪は、全て飛び出したあと。》

《罪の深さに泣き崩れるパンドラに、箱の中から、か細い声が…。
「出してくれ」との哀願の声が…。》

《パンドラが恐る恐る箱を覗くと、箱の隅っこで微かに輝き震えていたものが、最後に飛び出した。》

《それが、「希望」。》


今夜は、【希望】という言葉が頭の中をグルグル廻っていて、どうしようもない。

「パンドラの箱」
こんな感じのお話だったよな。


生きていくってしんどい。
そりゃそうだ。
この世の悪が、ウヨウヨしてるんだから。
心の中で、ウヨウヨしてるんだから。



実際、パンドラの犯した罪で一番重いのは、箱を開けてしまったことではなくて、最後に「希望」を出しちゃったことなんだよなぁ。

「希望」っていうヤツがなかったら、全てを簡単に放り出せるのに。


「希望」っていうヤツが、人を迷わせる。
善いか悪いかわからないまま、前に進ませる。


しんどい世界とわかっていても…。
結局、捨てきれないんだよなぁ。
何せ箱から出てきちゃったからなぁ。
ずっと、くっついてくるもんなぁ。
「希望」って厄介だ。