3年生の職員ということで、夏休み、補習を担当することになった。
英語と数学について、さかのぼり学習をするのだが、これがまた結構大変だ。
なるべく事前に自分でも解いてみようと思って、課題のプリントに取り掛かってみたものの、中学生の内容とは言いながら、かなりの部分忘れていて、知識も理解も相当にあやふやだ。
自分でも愕然とする。
ただ、卒業以来使っていなかった知識だとしても、もう一度基礎からやり直してみれば、少しずつ思い出してきて、解けた時は素直にうれしかった。
補習のプログラムとしては、過去の入試問題のプリントをやるのだが、生徒によっては、中1の内容までさかのぼる場合もある。
数学も英語も積み重ねの教科だから、いい加減であやふやな状態で放っておいておいたら、ますます授業は分からなくなってしまう。
まずは、何が分かっていて、何が理解できていないか、いつもどういう間違いをしてしまうのかを自己分析する。
最初から100点ねらいは無理なので確実に点を獲得できる単元を強化し、苦手な単元は余裕があったら挑戦してみる。という作戦で展開していった。
正直なところ、自分で勉強していた時より、その生徒がどこで間違えたかを確認しながら教えていくと、自分自身の理解度の再確認にもなり、その生徒が間違いに気づいて、正解を導き出せた時は、私自身もうれしい。
今日は、多角形の内角の大きさの出し方がわからなかった生徒に指導後、その生徒に、ほかの生徒に同じ内容を説明させたところ、途中まではOKだったが、そのあとで躓き、自分で再確認していた。ついに解説を終え、教えられていた生徒も理解できた時、二人とも本当にうれしそうだった。その発展として、ほかの正多角形の内角の大きさを求めさせたところ、スラスラと説きだした。
これで、多角形の問題に対しては抵抗感がなくなった。
次は内角の和の出し方など、次々に発展せて行き、図形の角度の問題について興味や理解が深まれば、もっと数学が楽しくなる。
何よりも、人に教えることによって、自分自身の理解も深まり、知識が定着し、自分の説明で友達ができるようになったことで、自信もつくだろう。
夏の講習を終えて、単にプリントをこなすだけでなく、同じ苦手な者同士でも、互いに学びあうことも大切なことだと、生徒から教えられた。
○○君は何番までプリント終わったというような競争ではなく、出来るところを確実に定着させて、自信をつけさせる。そこから発展させ、関連付けながら理解を深め、出来る事を増やしていく。
そういう勉強が本来の補習なのではないだろうか。
英語に関しては、わからない、あやふやな単語は必ず辞書を引かせ、発音記号の読み方、反対語、複数形、過去形など、ひとつの単語のスペル確認にとどまらず、必ず、意味や慣用句まで調べ、10回は練習して、最後に単語テストをし、間違えたらもう10回練習する。そうやって覚えた単語はそうそう忘れない。
苦手と思っていたけれど、読めて、書けて、意味が分かる単語が増えていくと、英語が少しは楽しくなるかな。
私のやり方はまどろっこしいのかもしれない。専門は美術だし、教科には教科特有の学習法があるのだろう。
でも、3時間を終えた後、「今日はこれだけはしっかり覚えた」「この単元だったら、同じような問題が出たら、必ず正解できる」という満足感と自信を持って帰ってほしいと思う。
がんばれ受験生!*(鉛筆)**(笑顔)*
英語と数学について、さかのぼり学習をするのだが、これがまた結構大変だ。
なるべく事前に自分でも解いてみようと思って、課題のプリントに取り掛かってみたものの、中学生の内容とは言いながら、かなりの部分忘れていて、知識も理解も相当にあやふやだ。
自分でも愕然とする。
ただ、卒業以来使っていなかった知識だとしても、もう一度基礎からやり直してみれば、少しずつ思い出してきて、解けた時は素直にうれしかった。
補習のプログラムとしては、過去の入試問題のプリントをやるのだが、生徒によっては、中1の内容までさかのぼる場合もある。
数学も英語も積み重ねの教科だから、いい加減であやふやな状態で放っておいておいたら、ますます授業は分からなくなってしまう。
まずは、何が分かっていて、何が理解できていないか、いつもどういう間違いをしてしまうのかを自己分析する。
最初から100点ねらいは無理なので確実に点を獲得できる単元を強化し、苦手な単元は余裕があったら挑戦してみる。という作戦で展開していった。
正直なところ、自分で勉強していた時より、その生徒がどこで間違えたかを確認しながら教えていくと、自分自身の理解度の再確認にもなり、その生徒が間違いに気づいて、正解を導き出せた時は、私自身もうれしい。
今日は、多角形の内角の大きさの出し方がわからなかった生徒に指導後、その生徒に、ほかの生徒に同じ内容を説明させたところ、途中まではOKだったが、そのあとで躓き、自分で再確認していた。ついに解説を終え、教えられていた生徒も理解できた時、二人とも本当にうれしそうだった。その発展として、ほかの正多角形の内角の大きさを求めさせたところ、スラスラと説きだした。
これで、多角形の問題に対しては抵抗感がなくなった。
次は内角の和の出し方など、次々に発展せて行き、図形の角度の問題について興味や理解が深まれば、もっと数学が楽しくなる。
何よりも、人に教えることによって、自分自身の理解も深まり、知識が定着し、自分の説明で友達ができるようになったことで、自信もつくだろう。
夏の講習を終えて、単にプリントをこなすだけでなく、同じ苦手な者同士でも、互いに学びあうことも大切なことだと、生徒から教えられた。
○○君は何番までプリント終わったというような競争ではなく、出来るところを確実に定着させて、自信をつけさせる。そこから発展させ、関連付けながら理解を深め、出来る事を増やしていく。
そういう勉強が本来の補習なのではないだろうか。
英語に関しては、わからない、あやふやな単語は必ず辞書を引かせ、発音記号の読み方、反対語、複数形、過去形など、ひとつの単語のスペル確認にとどまらず、必ず、意味や慣用句まで調べ、10回は練習して、最後に単語テストをし、間違えたらもう10回練習する。そうやって覚えた単語はそうそう忘れない。
苦手と思っていたけれど、読めて、書けて、意味が分かる単語が増えていくと、英語が少しは楽しくなるかな。
私のやり方はまどろっこしいのかもしれない。専門は美術だし、教科には教科特有の学習法があるのだろう。
でも、3時間を終えた後、「今日はこれだけはしっかり覚えた」「この単元だったら、同じような問題が出たら、必ず正解できる」という満足感と自信を持って帰ってほしいと思う。
がんばれ受験生!*(鉛筆)**(笑顔)*