戸建てと違ってマンションは、専有部分と共用部分の概念を理解することが必要です。専有部分とは、「所有した」と実感している、玄関ドアや壁の内側の部分の居住スペースを言います。
一方、共用部分はそれ以外の部分で、壁、エレベーターや外廊下、階段などの建物とそれに付帯する設備等を言います。意外と知られていないのが、玄関ドア、サッシュ、窓ガラスも所有者個人のものではなく、共用部分であるという点です。
そして、「専有部分と共用部分を切り離すことはできない」のがマンションの特徴です。「専有部分だけ所有したい」とか、「共用部分はいらない」等の考え方は通用しません。専有部分と共用部分は一体化しているのです。
次回は「管理組合」です。お楽しみに!
*この記事は、管理組合が創る快適情報誌「アメニティ」集合住宅管理新聞 2007年3月号に掲載された記事です。
アメニティ新聞を発行するアメニティ編集室が運営するマンション・メンテのホームページにもマンション生活に関する詳しい情報が載っております。
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