12月19日(水)
今日は選挙後初の党の両院議員総会。
逆風のなかを勝ち抜いてきた衆院議員たちは、
みながやせ細り声もかれていた。
お互いが「当選おめでとう」と握手を交わしあったが、
笑顔はそこにはなかった。
議員総会では野田代表はじめ執行部の総辞職が承認された。
野田代表は「敗軍の将、兵を語らず」と多くを語らず、
惨敗の責任を一身に背負っている感じであり、
会場内は沈痛な雰囲気に包まれた。
22日に代表選挙を行うとの日程が提示された。
しかし、現職国会議員だけで新代表を選ぶのではなく、
少なくとも落選された同志や地方組織の意見を聞くことが重要との意見が出され、
25日に先延ばしされることとなった。
出された意見のなかには、
じっくりと議論を重ねる必要性があることから、
来年の定期党大会まで新代表選出は待つべきという声があったが、
26日には特別国会が召集される見込みであり、
首班指名選挙で民主党議員が「仮置き」の人の名を書くわけにはいかず、
(3年前の自民党はそうしたのだが)
少なくとも26日までには新代表が選出されることになった。
執行部提案に修正がなされたことになり、
マスコミは「党内混乱」と書くのだろう。
民主党は与党としては落第点がつけられたが、
野党としても落第となれば、
存在そのものが許されなくなってしまう。
政権与党を経験した野党として、
新たにスタートを切ろうというのだから、
新代表選出は極めて重要であり、
大いに議論がなされてしかるべきである。
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