とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■在日米軍再編計画新方針

2012年02月09日 | とくなが久志●奮闘録

29日(木)

 昨日には参院本会議で平成23年度第4次補正予算が成立。
1年に4回の補正予算を組むのは、
終戦直後の昭和22年以来とのこと。
震災の復旧・復興に切れ目なく前進することとなる。

 まずは4次補正成立で第1段階をクリアし、
今日からは衆院予算委員会で平成24年度予算案の審議が始まった。
参院予算委員会の荒れ模様を考えると、
1日でも早く衆院で可決して参院へ送ってほしい。

 さて、日米両政府は、
在日米軍再編計画の見直しに関する新方針を発表した。

 米軍普天間基地の移設と沖縄の米海兵隊のグアム移転と、
嘉手納以南の米軍基地返還の3つは、
パッケージであり3つ同時に進めることが基本とされていた。

 しかしながら、米国の財政状況や中国の台頭や普天間基地移設の現況を考え、
先行して海兵隊をグアムへ移すとともに、
嘉手納以南の米軍基地返還を行うこととなった。

 外務大臣政務官時代に沖縄の方々から再三、
この3つのパッケージを緩められないかと言われてきたが、
今回の新方針でその意向が入れられた形となった。

 沖縄の米軍基地の問題を聞かれたときには、
「米軍による抑止力を維持しながら、
沖縄の負担軽減を行っていく」と繰り返し述べていたが、
何も進まない状況に内心は穏やかならぬ心境であった。

 今後はこの新方針に基づいて協議が進められる。
賛否両論があるかもしれない。
しかし、膠着状況から抜け出して、
一歩でも半歩でも事態を動かすという意味において、
今回の新方針を評価したいと思う。

 


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