8月25日(水)
昨夜は都内のイラン大使館の「イフタール」に招かれる。
イフタールとはイスラム教の慣習である断食期間を終えた直後に、
食事を知人らにふるまう行事のこと。
今回は中東担当の政務官として招かれた。
イランとは核開発疑惑などがあって関係は複雑ではあるが、
純粋に文化交流的な意味合いで出席することとした。
当然なから日本にいるイラン人も長期にわたって断食をする。
日の出から日没まで水一滴も飲めない過酷なもの。
猛暑の日本の夏ではさぞかしつらいものがあるだろうが、
イラン大使は「肉体に試練を与えてこそ強靭な精神が形成される。
この考えは欧米では理解されないが、
日本人にはよく理解できるだろう」と言う。
食事中にも大使より民主党代表選挙の見立てを問われる。
大使は2008年2月に赴任しているが、
菅総理で3人目の首相となる。
カウンターパートの外務大臣も3人目。
「そろそろ安定してほしい」とぼそりとつぶやいていた。
民主主義国家においても同様の指摘を受けるのだから、
祭政一致のイランでは非常に理解に苦しむ状況なのだろうと推察する。
今回の代表選挙は党の規約により、
2年の代表任期が切れることによる。
やはり2年という任期を見直す必要があると思う。
野党時代に作られた規約は政権与党になって見直されるのは当然である。
「政権奪取」を唯一最大の目標とする野党と、
「政権安定」によって国民生活を守る与党とでは、
おのずと異なってくるだろう。
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