11月30日(水)
昨日は委員会の視察で福島県の被災地へ視察に行った。
主な内容は、
これから本格化する放射線の除染事業についてである。
まずは南相馬市市役所を訪問し、
市長さんから概況について話を聞いた。
震災直後に市外へと避難した市民が戻りつつあるものの、
若年者は元もとの家には戻らず、
高齢者だけが戻ってくる傾向があること。
除染事業を本格化させるにあたって、
南相馬市だけでも1日あたり100軒平均で行う必要があり、
若年者が市に戻ってこない現状では、
とても人手が足りないと嘆いておられた。
こうした生の声をしっかりと拝聴し、
早速、環境省を含め政府に働きかけていきたい。
また、放射線対策の防護服に身を固め、
浪江町の漁港周辺を歩いた。
津波で一切合財が流されており、
荒涼たる風景に改めて慄然とする。
途中のバスの車窓から、
原発の20キロ圏内を見たが、
無人の住宅の周囲に草木が生い茂り、
生活の匂いがまったくしない街を実感するにつけ、
胸が締め付けられる思いがした。
最後に「Jヴィレッジ」においてスクリーニングを行ったが、
全国各地から集まったな数の作業員の方々が頑張っておられた。
こうした方々の献身的英雄的努力によって、
復興復旧が成し遂げられていくのだ。
今日、参院本会議において、
第3次補正予算執行に必要な関連法案が可決成立した。
今日の民主党パーティは大盛況でした。本当にお疲れ様でした。