大飯原発で事故なら大阪もヤバイ 滋賀県が拡散予測

2012-03-17 15:20:17 | 政治
地震多発地帯の日本に原発はいらない

福井県内の4原発で福島第一原発級の大事故が発生したと想定し、滋賀県が独自に作成した放射性ヨウ素の拡散予測で、大阪府内への影響が明らかになった。気象条件などが異なる計106例の予測のうち、屋内退避が必要とされる100ミリシーベルト以上の地域が府内に生じる場合が1例、安定ヨウ素剤の服用が必要とされる50~100ミリシーベルト未満の地域が出るケースが11例あった。大阪府が16日午後に公表する。

 滋賀県琵琶湖環境科学研究センターによる予測で、福井県の敦賀、美浜、大飯、高浜の各原発で発生し、放射性物質の放出が6時間続いたと想定。関西に影響の出やすい北よりの風が長時間吹いた日を選んで予想した。甲状腺被曝(ひばく)線量ごとに0~500ミリシーベルト内の4段階で評価した。

 予測によると、2010年3月6日の気象状況で、高浜原発で事故が発生した場合、府北西部の能勢町付近が100ミリシーベルト以上と予測された。また、大飯原発で同じ日に事故が起きた想定では、府東北部の高槻市付近から東南部の富田林市付近にかけて、50~100ミリシーベルト未満の予測となった。

 府はリスクに関する情報を府民に明らかにするため、滋賀県にデータの提供を要請。同県から渡されたという。府は今後、防災計画や府市のエネルギー戦略に生かす方針。


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