土屋ホーム 葛西部長が「レジェンドハウス」売り出す

2014-02-23 10:26:15 | スポーツ

葛西部長が「レジェンドハウス」売り出す

“レジェンドハウス”売り出します! ソチ五輪の男子ジャンプで銀、銅2つのメダルを獲得した葛西紀明(41=土屋ホーム)の代名詞になりつつある「レジェンド」を、所属先が商標登録することが21日、分かった。同社が販売する住宅の新ブランド名として商標登録し、年内にも一般販売する方向で準備を進めている。同社次長職にある葛西本人は、週明けの役員会で「部長昇進」が決議される。「飛ぶ広告塔」として、さらなる飛躍を期待されそうだ。

 五輪報告会の最後、集まった約100人の土屋ホームの社員が“レジェンド”を取り囲む。「12年以上スキー部を支えていただいた社員の方と(メダル獲得の)うれしさを分かち合いたい」。満面笑みの葛西が言った。その直後のことだ。スキー部の総監督でもある川本謙取締役副会長(64)から、仰天プランが飛び出した。

 川本副会長が「レジェンドを商標登録して、手前どもの社で販売する住宅のブランド名にしたい」と明かしたのだ。41歳でのW杯最年長優勝記録更新、ソチで銀、銅2つのメダル獲得。世界のジャンプ関係者が尊敬を込めて呼ぶ「レジェンド」は、流行語大賞へのノミネートが取り沙汰されるほど日本でも話題になっている。同社には注文住宅で「e:ne(イーネ)」や「one MORE」、分譲住宅で「Request」などのシリーズがあり名称もユニーク。川本副会長は「レジェンドの内容は未定」としているが、不惑を過ぎて結果を残す葛西の姿からシルバー世代向けなどが候補になりそうだ。

 報道陣から伝え聞き「ありがたいことです」と思わず笑った葛西はすでに、同社所属で女子ジャンプで7位入賞の伊藤有希(19)とテレビCM出演が決まっている。「ツチヤマン」として、住宅販売の最前線に立つ。葛西がメダルを獲得して以来、本社1階ショールームは、住宅目当てではない一般客が訪れるようになった。「葛西選手の乗っている帰国便を教えてほしい」という問い合わせも多数あった。PR力は絶大だ。

 偉業には人事でも報いられる。現在、次長の葛西は部長への昇進が確実だ。通常は11月だが、週明けの役員会で「全員一致で決まるはず」と川本副会長は太鼓判を押した。「うれしいけどちょっと恥ずかしい」と照れる葛西に、川本副会長は「4年後の平昌(ピョンチャン)五輪で金メダルなら、取締役です」と気前よく約束した。【中島洋尚】



コメントを投稿