山口知事に山本氏 「脱原発」飯田氏善戦

2012-07-30 09:05:53 | 選挙

自民党石破茂の娘は東京電力の社員 東電株4813株も所有

石破茂が在籍した三井住友銀行は東電の大株主

石破茂の妻は森コンツェルン「昭和電工」取締役の娘 東電の大株主

任期満了に伴う山口県知事選は二十九日投開票され、無所属新人の元国土交通審議官山本繁太郎氏(63)=自民、公明推薦=が、NPO法人所長飯田哲也氏(53)ら無所属三新人を破り初当選した。投票率は45・32%で過去最低だった前回を8・11ポイント上回った。
 

 中国電力が進める上関原発建設計画(同県上関町)への対応などが主な争点。山本氏は同日夜、山口市で記者団に原発計画の凍結方針をあらためて示した。政府の新たなエネルギー政策の行方を見守る姿勢で、計画再開にも含みを残した。
 

 一方、原発計画の白紙撤回と「脱原発」を唱えた飯田氏は山本氏を追い上げ善戦。支援者らに「これで終わりではなく、新しい明日への始まりとしたい」と強調した。
 

 二十三日に米軍岩国基地(同県岩国市)に搬入された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、山本氏は「県民の安全への懸念が払拭(ふっしょく)されない限りは(運用に)反対だ」と重ねて表明した。八月下旬にも予定される試験飛行をめぐり、政府は対応を迫られる。
 

 山本氏は四期十六年務め、今期限りで引退する二井関成知事の後継者。県政継承を提唱し産業、雇用政策を重点的に訴えた。県内市町長の多くが山本氏を支持し、石原伸晃幹事長ら自民党の有力議員が応援に駆け付けた。
 

 エネルギー政策に詳しく、元大阪府市特別顧問として橋下徹大阪市長らをサポートした飯田氏は、自然エネルギー導入による地域活性化策を主張。現県政を批判し刷新を訴えたが及ばなかった。

 



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