電気代を劇的に減らす「エネルギー貯蔵」 流動電池 圧縮空気蓄電池

2016-01-04 09:32:30 | 自然エネルギー

電気代を劇的に減らし未来の生活を大きく変え得る「エネルギー貯蔵」

・流動電池
リチウムイオンバッテリーなどの一般的な二次電池では固体電極そのものが酸化還元反応して変化するのに対して、流動電池は溶液中のイオンが酸化還元反応するため電極の化学変化がないので構造的劣化がほとんどないという特長がある電池です。さらに、流動電池の最大のメリットとして、溶液量を増やすことで貯蔵できる電力量を増やせるという特長が挙げられます。つまり、大容量化したければ電池の溶液を入れるタンク自体を大きくすればOKということで、一般的な二次電池よりもはるかに簡単かつ低コストで大容量の電力を蓄えることができるというわけです。

・圧縮空気蓄電池
圧縮空気蓄電池は、空気を圧縮するときに発生する熱を電気エネルギーとして蓄える装置で、基礎的なアイデア自体は非常に古くから知られていたものの、蓄えるエネルギー量に対して取り出せるエネルギー量の割合を示す発電効率の低さから、実用化にはいたっていなかった技術です。しかし、17歳でプリンストン大学大学院に進学した天才科学者ダニエル・フォンが起業したLightSail Energyの登場で、圧縮空気蓄電池の実用化が現実味を帯びてきています。



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