夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

小鳥たちのつぶやき

2023-12-22 21:14:44 | つれづれ
寒さの中で

林の中で小鳥たちのつぶやきは続いていました

「だからね、違うのよ」

「何が違うのかしら?」

「あの方が木の実を私にくださるのはね、私が集めてくる小枝が際立って多くて柔らかだからだわ」

「え?それだけのことで彼はあなたに歌を歌って木の実を送ったってこと?」

「そうよ。でもね、それは共に卵を育てたいってわけじゃないのよ」

「どういう事!?」

「彼はかわいいオリーブ色のコルリのお嬢さんに、その小枝をプレゼントしたいのよ。一緒に巣を作りませんか!?ってね」

「あら、じゃああなたは働くだけ?」

「そういうことよ」

「腹は立たないのかしら?」

「あなたはご存知かしら?私の歌には存分なる含みがあるのよ。私の人生には本物の歌しかないってことよ」

「よくわからないわ」

「見返りなど要らないのよ。でもね、おもねりもしないの。私は私なのだから」

「不思議な言い分ね」

「それはね、いずれ私は誰にも侵されない幸せを得ると言うことなのよ」

「そういうものなの?」

「ええ。柔らかな細かな枝をたくさん集めることができる私は、知らない間に自分の巣も柔らかで優しい空間にすることができたのよ。そしてその巣には、疲れたり夢破れた鳥たちがやってきて羽を休めるの」

「そんな場所なの?」

「ええ。そして私は愛の歌をさえずる。それだけでいいことなのよ。誰がどうこうって言うくらい暇じゃないの。(笑)」

聞いていた鳥は

くくっと笑って飛んでゆきました。


寒い風がスーッと吹いて

鳥は首をすぼめました

そしてまた

やがてくるあたたかな春の日を思い浮かべながら

細かな枝を一生懸命集めておりました。

「春が迎えられたらそれだけでも儲けものだわ」

本当は一人きりなのでした

それでも無心に枝を集める事は

彼女にとっては

素晴らしい人生なのですから。



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ちょっと異常だなあ

2023-12-22 17:14:48 | つれづれ
朝から雪国と化してましたが

昼間少し路面溶けたので

慌てて灯油買いに行き

まあ事なきを得まして。(笑)

工房のストーブの灯油もなくなって来てましたから

由々しき事態だなと。

今日の午後にはいくらなんでも雪は溶けると想ってましたが

気温が全く上がらず

海の上には真っ黒な雪雲が居座り

ここはちょっと、京都の日本海側じゃないよね、と、

笑ってしまいました。

嘘ぉ〜。って。

北陸とか京都の日本海側ならわかるけど

あんな黒い雪雲、国東半島にかかるの?

そんな気分で。

思わず嘘ぉ〜。

言葉が出ました。

異常だなあ。

京都の雪みたいに夜に凍結しますよ~みたいな天候。

ここそんな気候でしたっけ!?

信じられない。

去年積もりましたけどこんなにしつこくなかったです。

明くる日私は車で国東市内走ったから。

おお、ここも積雪残ってたね。なんて

溶けてゆく雪の名残を見ながら走ってました。

今日はもう

トンネルの中も凍結

出口も危ない

涛音寮も道の駅も臨時休業。

外は薄暗く。

冬至ですけど何とも暗い1日。

灯油だけ買ったらおとなしく入庫。

籠もるしかありませんよね。

アロー便で作品たち帰ってきましたが

部屋が冷たくて冷たくて。

去年はこのファンヒーター1つでかなりあたたかくて

今日はエアコンと両方でも室温9℃

嘘ぉ〜〜。

冬は寒いもの。

京都の底冷えでそれはわかってるんです。

でも去年の国東はこうじゃなかった。

京都の底冷えに比べて過ごしやすく楽で。

この2日間はまるで京都の雪の日じゃないですか。😓

びっくり(@_@;)

まいりました。

久々に冷たい、痛い、を、感じました。

家が冷蔵庫。

あの冷えから逃げたのに捕まったような変な気分です。



コメント (2)
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雪の思い出

2023-12-22 06:16:55 | つれづれ
かなり昔

一人で富山に作品持って行ったとき

行ったときは晴れてたのに

明くる日から凄い雪で歩けなくなり

滑って転んだり。

そんな思い出があります。

これはその時の降りはじめ。夜にホテルから向かいのコンビニに渡ろうとして、いつの間にかこんなに積もってる雪に驚きました


富山からの帰りは京都まで高速バスで。

駅のバス停で寒さで震えながらバスを待つ間

夜空から落ちてくる雪の激しさの中に

何だか吸い込まれそうな美しさを見て

見とれてました。

若い時って

寒さよりもそんなのが勝ちます。

今朝

寒くてお布団から出るのに

ああそんな若さがほしい〜❣

と、ついつい叫んでしまいました。(笑)

年々寒いの嫌ですねえ。

京都では時々積雪もするし

近所の金閣寺も雪の日はこんな感じ


見た目キレイ。

でも雪の積もった日

歩くと身体はホカホカしてきます。

なぜだかあつくなります。

雪の降る前は底冷えでたまらなく寒いけど

降ったら何だかホッとした感覚になり寒さは降る前よりマシになる。

雪の日は歩きますから近所の道から大通りまでテクテク。

工房までもテクテク歩いてました。

雪を踏みしめる音が好きで

ムギュ

ムギュ

って新しい所を足跡つけながら歩くのが好きで。

これは今でもおんなじです。

ここではここまで積もらないと思う

居室部分は平屋なので朝暖房つけたら屋根の雪が落ちるんです。

外のエアコンの室外機が雪で埋もれますから

掘り出します。(笑)

去年も同じ事をしてました。

大した積雪でなくても

屋根の雪が何故か固まって落ちる所に室外機があるから面倒くさい。(笑)

明るくなってきたので外出ると


こんな感じ。

酷く積もらなくて良かったです。

しかし空にはまだ真っ黒な雪雲残ってます。

早くどこかに行きなさーい!


裏に抜ける南側の所

ここに雪が屋根からドサ〜。

いつもここに集中。

窓に落ちてきた雪が当たるからびっくりするんですよね。

なぜここにだけ集中?

暖房すると屋根からズルズル。(笑)


まだもう少し落ちてきそうです。

表の塀の上に積もった雪で

カボスちゃん作りました。


だーれも外に出てこない朝

静かだなあ。

子どもたち少ないので雪遊びする子もいないのでさみしいです。

そろそろ工房に入ります。

遊んでるのゆのんだけ。(笑)
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