時の泉庭園

小説は、基本、ハッピーエンド。
話は、最後まで出来上がってからUPなので、全部完結済み。

(^◇^)・・・みん兎

春日乃豆

2010-09-03 07:43:13 | 歴女じゃなくても召し上がれ
すあま、って何だ?・・と、ネット検索していたら、
ういろうのようなかまぼこ型の和菓子がそうなんだそうだが、
その中に、すあまじゃなくって、すはま(州浜)っていう文字が目に入った。

すはま、は、大豆粉を蜜でねって、型で押し固めたもの。
羊羹とか、竿物の菓子のようなのを想像するといいかもしれない。
切ってみると、州浜にうちよせる波が現れる。

すはま、は・・えっと・・そういえば、食べたことがあるような・・・
ああ、あのじゃりっとねちっとした食感の・・思い出した。
私の食べたことがある味は、袋詰めのおばあちゃんのおやつ的な駄菓子。
グラニュー糖がまぶしてあって、
食べると微妙にしっとりしすぎた干菓子のような味だった。

・・・なあ~んだ。
スル―しかけたのですが、「絶品」という文字が・・・・・っ!
「絶品」とか、「限定」とかいう文字に、すごく弱いんですよね。

興味を惹かれつつ・・

 

《 食べログで紹介されていたのが、
 
          丸太町通り沿いの植村義次の、「州浜」と「春日乃豆」 》


ここは州浜のみを作り続けていらっしゃるんですね。

とっても気になったので、行ってみました・・
場所は、烏丸丸太町の西南の角を西へ、少し。お店は、すぐに見つかりました。


「州浜」は、予約をしないといけないので、めんどくさがりの私は、
常時、購入できるという「春日乃豆」を。
小さなそら豆のようなかたちのお菓子で、味は、州浜と同じだということです。

家へ帰って、さっそく食べてみると、すはまのイメージが変わりました。
「!」

和三盆がまぶしてあって、口に入れると、ほろほろ・・という食感。
とってもやさしい味わい。
おいしいっ・・・!



      そら豆のようなかわいい形をしていたので、籠に入れて写真撮ってみました。


                


あ、そうだ ・・! 

ふずく(粉熟)
  『米・麦・大豆・小豆・胡麻の五種類を五色にかたどって、
   粉にして、蜜煎でねって、竹の筒に入れて押し固めたもの
                          切って食べる。』

平安時代に食べられていた干菓子の原型みたいなものということですが、
大豆粉を使ってるので、このすはまの方が、より近いお味なんじゃないですかね・・・。