作品懺悔
ううっ・・・生活感がつかめない。平安時代の夫婦って、昼間顔をあわせることは、あるのか・・?夫婦でも、女は顔は見せないとか。そもそも、旦那がいるのは夜だけで・・とか。食事なども、一緒にとらないだとか。それじゃ、着替えは?旦那は、自分の実家へ一旦帰宅して、身支度を済ませてから、奥さんのもとへ?帰るコールならぬ、帰ります(いや、寄りますか?)お手紙は、毎日でも必須なのか?それで、朝に書く日記とかは、どっちで書いてたんだろう。朝早い出勤なので、帰ってたんじゃ不便だよな。それは、どこへ保管されて・・・?え~っと、物忌みのときは、どこで???他にも、沢山日常生活の疑問はあります。それに、通ってるだけの状態と、ほぼ、同居してる状態では、状況設定も違ってくるよね・・・と。頭の中がこんがらがってきます。
しかし、あんまり突き詰めていくと、出来あがるのは、遠くの現実をみているような・・・。現代人の、一般庶民の身には、感情移入しにくい日常になるんだよね。ある程度は、生身の人間が生活している感じを出したい。その生活感の延長線上にいる登場人物に、ちゃんと生身の人としての感情をのせられか。なので、当時の生活習慣をどの程度、描くか、兼ね合いが難しいです。結局、いつもの如く、なんとなく平安でいくことに・・・なりましたです、はい。
以下、冒頭で予告した、作中の和歌です。
思いやる心も空になりにけり 独り有明の月をながめて 藤原高遠
(あの人のことばかり想っているうちに、僕の心はからっぱになってしまったよ。ひとりぼっちで、有明の月をながめてさぁ・・・。) 訳 サイト 千人万首
思いあらば袖に蛍をつつみても いわばやものを 問う人はなし 寂蓮
(夏ごろもの袖に蛍を包む、ぽっと小さな灯りが薄絹を透かして、簡単にもれてしまうこの灯りのように、恋しいと思ってしまう心を あの方が問うて下さるわけでもなく・・・)
角川ソフィア文庫 新古今和歌集を参考。
末の露 本の雫や世の中の おくれ先立つためしなるらむ 僧正遍昭
(はすの、葉末の露や根元に落ちる雫の、速度は遅い早いはあっても、この世ではいつかほろびるというのは、世の習いであろうか。)
角川ソフィア文庫 新古今集を参考。
道知らばつみにもゆかむすみのえの岸におふてふ恋忘れ草 紀貫之
(道を知っていればつみにも行こうものを
住之江に生えているという恋忘れ草。)古今集より
これのみ、訳はすみません適当です。
間違ってたら、コメントにて、教えていただければ、幸いです。
ううっ・・・生活感がつかめない。平安時代の夫婦って、昼間顔をあわせることは、あるのか・・?夫婦でも、女は顔は見せないとか。そもそも、旦那がいるのは夜だけで・・とか。食事なども、一緒にとらないだとか。それじゃ、着替えは?旦那は、自分の実家へ一旦帰宅して、身支度を済ませてから、奥さんのもとへ?帰るコールならぬ、帰ります(いや、寄りますか?)お手紙は、毎日でも必須なのか?それで、朝に書く日記とかは、どっちで書いてたんだろう。朝早い出勤なので、帰ってたんじゃ不便だよな。それは、どこへ保管されて・・・?え~っと、物忌みのときは、どこで???他にも、沢山日常生活の疑問はあります。それに、通ってるだけの状態と、ほぼ、同居してる状態では、状況設定も違ってくるよね・・・と。頭の中がこんがらがってきます。
しかし、あんまり突き詰めていくと、出来あがるのは、遠くの現実をみているような・・・。現代人の、一般庶民の身には、感情移入しにくい日常になるんだよね。ある程度は、生身の人間が生活している感じを出したい。その生活感の延長線上にいる登場人物に、ちゃんと生身の人としての感情をのせられか。なので、当時の生活習慣をどの程度、描くか、兼ね合いが難しいです。結局、いつもの如く、なんとなく平安でいくことに・・・なりましたです、はい。
以下、冒頭で予告した、作中の和歌です。
思いやる心も空になりにけり 独り有明の月をながめて 藤原高遠
(あの人のことばかり想っているうちに、僕の心はからっぱになってしまったよ。ひとりぼっちで、有明の月をながめてさぁ・・・。) 訳 サイト 千人万首
思いあらば袖に蛍をつつみても いわばやものを 問う人はなし 寂蓮
(夏ごろもの袖に蛍を包む、ぽっと小さな灯りが薄絹を透かして、簡単にもれてしまうこの灯りのように、恋しいと思ってしまう心を あの方が問うて下さるわけでもなく・・・)
角川ソフィア文庫 新古今和歌集を参考。
末の露 本の雫や世の中の おくれ先立つためしなるらむ 僧正遍昭
(はすの、葉末の露や根元に落ちる雫の、速度は遅い早いはあっても、この世ではいつかほろびるというのは、世の習いであろうか。)
角川ソフィア文庫 新古今集を参考。
道知らばつみにもゆかむすみのえの岸におふてふ恋忘れ草 紀貫之
(道を知っていればつみにも行こうものを
住之江に生えているという恋忘れ草。)古今集より
これのみ、訳はすみません適当です。
間違ってたら、コメントにて、教えていただければ、幸いです。