飛魚的日乗 (現代詩雑感)

詩のことを中心に書いていきます。

いたずらぼうず

2008-08-24 | Weblog
 しばらく預かっていたいたずらぼうずが、今日、帰っていった。寂しくなったせいか、風もいきなり冷たくなった気がするし、秋だなと思う。
 それにしても幼い猫のエネルギーはすごい。朝の暗いうちから紐を咥えてきて遊ぼうと誘う。冷蔵庫の上や食器棚の上を飛び回る。帰っていって大人しくしていられるのかと心配になる。
 
 「田村隆一という詩人について語ろうとするとき、私はどうしても平静ではいられない。」と書いた笠井嗣夫さんへの共感とはなんだろう。「ある種の感情の波」に加えて、工藤の顔が浮かぶ。救い出すというのは不遜なのだ。誰についても。救われようとするのはいつも自分だろう。こういうときはいつも、太宰を読みたくなる。
 今日も仕事だ。今週は週休を取れなかった。今日は、採用試験の試験官だ。面接もやる。あまり気乗りがしない仕事だが、受けに来る方は真剣だからこちらもそれに応える義務がある。できることなら柳田國男みたいに旅でも命じられたいが、会社の違いもあって、そんなことは夢のまた夢だ。