飛魚的日乗 (現代詩雑感)

詩のことを中心に書いていきます。

うまやはし

2008-07-13 | Weblog
 江戸博物館に行ったので、途中抜け出して、「うまやはし」を渡ってみた。隅田川は水量が豊かだった。屋形船が夜の仕度に追われている様子だった。小学生らしい子供が発泡スチロールを運ぶのを手伝っていた。水面に紙コップが揺れながら流れていた。振向いたカモメの眼。護岸の青テントから男の足が二本、突き出ていた。自分をもてあましていた20代が過ぎ、子育てに走り回った30代が過ぎ、詩を捨てたはずの僕がまた何か書き始めたのは、「駆動」の先輩と「うまやはし」のおかげだろう。それが、良かったのか、それとも、悪かったのか、わからないが。
 ポエケットは疲れた。そもそも人込が苦手なのだから仕方がない。何かが違うというか、僕には合っていないということだろう。疲れたので早々に引き上げてきたが、それでも、森川雅美さんに挨拶できて良かった。ほんとうはお礼を言おうと思ったが、言えなかった。
 「フットスタンプ」の招待詩人のレールも軌道に乗ったみたいだ。却下されている僕の退団の件、再度切り出すつもりでいる。どうしても一人だけで、最後まで行かなければならない。そういう道がある。

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2 コメント

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わが事として (松下育男)
2008-07-13 22:51:41
「一人だけで、最後まで行かなければならない。そういう道がある。」

たしかに、池田さんらしい言葉です。

わが事として、読みました。
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残されている時間 (tobiuo)
2008-07-14 21:38:58
 ありがとうございます。きっと、残されている時間があまりないという気持ちが強いのかもしれません。以前本を出版したとき、神戸の鈴木漠さんから「まるで夭折するみたいだ」と言われました。自分としては、しぶとく生きてやろうと思っています。何時できるかはわかりませんが、最期までに「作品集」と「詩論」(のようなもの?)のは残したいと思っています。
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