化学反応 2008-01-29 | 詩 体内の化学反応 微動しながら広がる いつか体中を巡って 手先は痺れてくる この手を握ってくれないか 震えている この手を つかまえていてくれないか ほんの少しでいいから 鼓動は速まったり 止まりそうになったり 大忙しでついていけない 誰か押さえていてくれないか 本来の姿を 取り戻すまで
顔たちのメッセージ 2007-07-09 | 詩 空地のアサガオ ふわふわ揺れて 風の中 微笑みをくれる ふわふわ ふわふわと 揺れあって アサガオたちが 風の中 メッセージを届けてる シアワセは ここにあるよ こんなにも 輝いてるよ ふわふわ ふわふわ・・・
再生 2007-01-23 | 詩 ふと開いたページに 君が小さく載っていた どこにいても君の姿を 僕は見つけてしまう 僕はなんだか胸が詰まって 泣きたくなってしまった いつの間にか君の歌が 頭の中で再生されてる 道端でアロエの花が 赤く伸びて咲いていた 僕は歌に揺られながら 冬の街を歩いた
センサー 2007-01-22 | 詩 君の体は 華奢で儚く 細い線を描いていた あの時 僕の センサーが動いて 君の存在を捉えたんだ 壊れかけていた 僕の発信機 同じタイミングで 空へジャンプして 同じ深さまで 海へと潜る 僕らのか弱い発信機と 月明かりだけが頼り
BELIEVE 2006-08-29 | 詩 あと10秒でも違っていたら 会えなかった これを運命と呼ばなければ 何を運命と呼ぼう? すべてのことが 偶然ではなくて すべてのことが 必然ならば 僕はこの運命を 信じるしかない
君へ 2006-08-02 | 詩 君を初めて見たときの衝撃は 今でも覚えている まっすぐ前を見据えた瞳が 私を貫いていた 理屈はないけど 君が解った 青い光を放っていた 同じように青色だった KurtもHIDEも この世を去った 地球の空気は煙たくて 息が苦しかったから だから私は泣いていた 第三地球人の君 どうか君は 生きていて 地球はこんなに 汚れてしまったけど 今でも青く 光ってるから どうか君は 生きていて
夏陽 2006-07-14 | 詩 真っ青な空 オレンジ色の太陽 木々の間から射して 想いを重ねて 君へとつながる ひとすじの輝き 照らされて光る 雲と飛行機 この景色の 果てまで 私を連れていって 君の元へ つながる空 一本の道 私と君の 確かな色と 流れる風 やがて届く ひとすじの光 沈んでは出ずる 太陽と この想い 君に届くまで
wounded black dog 2006-07-12 | 詩 はしゃがない子犬 隅っこで あごを前足にのせて スイッチを切って うずくまる 人の気配に 少し震えて 怯えながら 期待せず 求めず 甘えようともしない 君は私と おんなじなんだね いつか私と 走りに行こう 楽しさいっぱいに 駆け回ろう 思いきり 笑える日がきたら 一緒に 外へ出よう 私はその日を 待っているよ
繋がり 2006-07-07 | 詩 人は 弱くて 儚いものだから 大丈夫だと思った 次の瞬間に 躓いて 転んでしまう もうこれで 見失わないと思った道も 時々 暗闇になって 前が見えなくなる あなただけ見ている この瞳も 時々 涙で ぼやけてしまう 人は 弱くて 儚いものだから 心だけじゃなくて 何か見えるもので 繋がっていたくなる 何か確かなもので 繋がっていたくなる この手につかんで 安心したくなる
流音 2006-07-06 | 詩 知らないうちに 君の歌が頭を取り巻いて メロディーと一緒に 言葉のひとつひとつが 心に浸透する ふとした瞬間に いろんな想いと 君の言葉が 重なって たまらなくなる 急に涙があふれて どうにも止められないような そんな君の歌に いつも包まれている
Fly High 2006-06-27 | 詩 わたしの頭上には 君の空 わたしの頭の中には 君の歌 頭のてっぺんから つま先まで 君が沁みこんでいて ひたひたのしあわせに 浸かっているわたしを乗せて 走るバイク 西へ向かって 風になる
瞳いっぱいの 2006-06-20 | 詩 あなたの笑顔が 胸の奥まで 映し出されて わたしの 心いっぱいに 広がっていったよ そんなあなたの 瞳いっぱいの やさしさと輝きに わたしは少し 安心して わたしはひどく 動かされる
白い海 2006-06-07 | 詩 海辺のコンクリートの上 空を見上げたら 深くなっていく夜に 三日月がいた 虹のような空模様と さらさら流れる波の音 暮れゆく一日が 遠くまで広がっていた 真っ白な地平線は 空と海をつないで 僕をも 包み込んでいた
葛藤 2006-06-06 | 詩 横から覗き込んだ君が 空気が震えるくらい近くて 波動を押し殺していてもなお 傍に感じられた 君がそこに居ることが 手を伸ばせば触れることが 僕には切なかった 君が揺らしていた その空気の感触が 僕の左側に 残っていて 僕は切なかった 君の傍に行きたくなった もう どうしたらいいのか分からない 君には言えない悩みを ひとつ抱えてしまった
出会い 2006-06-02 | 詩 君の顔を見るたびに どこか懐かしい場所に 帰るような気がする 君の言葉を聞くたびに どこか深いところが 揺れるのを感じる 君がそこにいるだけで 安心できて 落ち着いて 自分が自分でいられる そんな君に 出会えることを