ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

反比例

2008-04-02 | 



眠れない夜の
読書灯

揺られるバスに
文字はゆがんで

白い紙に書かれる言葉は

膨張した
君への想い

頭のてっぺんから つま先まで


君の街から 遠のくバスと
君で埋め尽くされる
細胞の記憶


夜が明けるまで バスに揺られて
静かに強く 君への思想に浸る


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無数の輝き

2008-04-02 | ヒカリ


夜行バスの中 午前4時
ふと覗いた窓には
星空が広がっていた

東京で見ていた数の
何倍もの星が見えた

山の稜線の際まで
落っこちそうに輝いていた


のどかで おだやかで
ふんわりと包み込む町は
どこまでも澄み渡って


静かに強く
夜の中に存在していた


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渦巻いた末の宇宙

2008-04-02 | identity


素直という文字に 憧れた



本当のことを言えば
誰かを傷つけるって
だから怖くて言えなかった
心の中の深い海


誰かに分かってほしいから
否定されないように
言わずにしまっておいたこと
もう出てこないよ
変色してしまったんだ



今さら気付いた
それが私
渦巻いた末の言葉は
宙に浮いて
しっかりと心につながってる


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ゆがんだ時の流れの中で

2008-04-01 | BLUE

言い知れぬ寂しさを抱えて 越える夜は
認めたくない劣等感と焦燥感で
つぶれてしまいそうだから


あなたの名前を呼んでみても
答えは返ってこないこと 知ってる


戻りたい場所なんてなくて
ただ この闇の先が欲しかった
その先を照らす 光があれば


幸せのカタチなんて知らない
見えなくても
あなたの気持ちを信じたかった
大人になんて ならなくても
笑っていられると 思ってた


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忘却

2008-04-01 | 



あの時 見つめた瞳も
いつか記憶は薄れて
あなたを忘れるのだとしたら
あなたを失うくらいなら
いっそ あの日のぬくもりも
この手に触れた 体温も
はじめから
なかったことにして


君の後ろ姿が
闇の中に消えてゆく
夢ならもう一度
巻き戻して 戻ってよ


僕の心の君の部分が
いつか色あせるのなら
もう君を忘れようと
もう君を
追い出してしまおうと


追いかけたガラス玉
目の前でこわれた
僕は泣きながら立っていた
こんな夢はもう
見たくない



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cry cry cry

2008-04-01 | 


激しく泣いた後は
いつも酸欠になる

膨張した頭で
身動きがとれない


もう限界だと
体中が言っている


こんな身の切れそうな想いは
降り続く雨と
変わりゆく季節のせいに
してしまえばいい


トランスと放心を行ったり来たり


もう限界だと
魂が言っている


こんなどうしようもない想いは
くだらない妄想に
変えてしまえばいい


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遠い星のかけら

2008-04-01 | 



あの時 わたしを見つめた
あなたの瞳は
宇宙に浮かぶ
星のようだった


あなたは何も言わずに
ただじっと


わたしは言葉を選べずに
胸いっぱいに立っていた
遠い記憶の裏側の
もやもや白い幻想の中で


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