綿毛の中に宇宙を見る 2025-04-18 | Nature タンポポの綿毛はいつか見た どこかの星のように完璧な幾何学模様を描いて出発のときを待っているここから四方八方へと飛び立って世界を拡大していくまさに 宇宙のように風に乗ってくるくると舞いながら無重力のエネルギーでその世界を変えていく
中秋の名月と海 2024-09-19 | Nature よく晴れた秋の日まだ気温は高い夕方の空を目指して海へと向かう満月の海は 波が高くて何度も砂浜を白く包みながら寄せては引いていく黄色くて大きな月中秋の名月ゴウゴウと音を立てる波とそれを眺めるわたしの背中を静かに照らすパワーをくれる海わたしの心のオアシス元気をもらいにわたしはまた海に行く
上向きな波動の季節 2022-04-22 | Nature 爽やかな風と光に誘われて新緑の中を歩く鳥の囀りも明るく聞こえる風が吹くたびにスローモーションを描きながら花びらが舞うこの季節は希望が溢れているような何もかも新しく生まれ変わるようなそんな上向きの波動を持っている
世界はいつも 2022-04-21 | Nature どんなに辛いことがあってもどんなに理不尽な所業があっても世界はいつも軌道を回っているどんなに寒い冬もいつかは暖かい春になりどんなに惜しんでも桜は散り台風は過ぎ夜は明けまた陽が差す世界はいつも普遍という言葉を連れて回っているまた同じようで唯一無二の時間を廻らせている
ダークサイドへようこそ 2022-04-20 | Nature 人は いつも清らかで美しくいられる訳ではない心の中には どこか陰りや闇がある清廉潔白であることがいつも正しい訳ではない一点の曇りも濁りもないそんな世界は不自然だむしろ闇があるからこそ光を眩しく感じられることもある闇があるからこそ心が休まることもある
おはようの挨拶 2022-04-12 | Nature いつも閉じていたアネモネが今朝は開いていたおはようの挨拶元気な笑顔そんな暖かな日には深呼吸してちょっとだけ心を開放してみるなぜだか切ない春の日にどこだか軋む春の日に
ひらひら舞う妖精たち 2022-04-08 | Nature ひらひらと妖精のように朝の光を浴びて舞う散りゆく姿まで可憐で美しい散りゆく姿は侘しさを象徴していると昔は思っていたけれど今はなぜだかそう思わない踊るように飛んで舞って地面に落ちてもなお「情景」となるなにも悲しくないよ最後までキラキラ輝いているよほら、見て見てとニコニコ笑ってる
緑とわたし 2012-07-26 | Nature 伸びゆく小さな緑を見ているだけで なぜか 満たされた気分になる いつまでも 透き通った時間が続くようで 川の流れのように 澄みわたっていく空のように 小さな緑があるだけで わたしは なにかに戻っていく わたしは どこかに還っていく
あの木と私 2006-06-30 | Nature 河川敷の 木立のはしっこに 聳え立つ 緑の大木 風もない 静かな光の中 さわさわ さわさわと 絶え間なく動く 手のひらのような 葉っぱたち 巨きな影に 先っぽまで行渡る感受性が 揺れて それは あの木のように ざわめく ざわめき よこたわる
新緑の向こうに 2006-04-26 | Nature 揺れる葉っぱの 間から のぞいた空が うすく青く 透き通っていた 顔を出したばかりの みどりいろ これから広がる 世界のはじまりを 僕に伝えてる そしてその向こうに 見える空が まっすぐ 果てしなく 澄み渡っていた
再会 2006-03-10 | Nature 何気なく 庭を横切ったら ちょこちょこと顔を出す 淡い緑の 新芽たちと 小さなつぼみが 目に留まった 冬の間 風に吹かれて 地面につくほど しなってたのに 春が来れば にょきにょきと みんなが顔を 出していた 厳しい寒さに ぐっと耐えていた分 ほっとした顔が うれしそうで 思わず 手をたたいた 季節がめぐって また会えたね きみの いのちに 拍手をおくるよ 手をつないで 笑顔をおくるよ ありがとう また会えたね