ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

立ち止まると見える風景

2022-04-25 | Nature


足元に咲く花
俯いて
しおらしく佇む

同じ目線まで下がると
雨上がりで
水玉が光ってた

立ち止まると見える風景
わたしはそんな一瞬が好きだ


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上向きな波動の季節

2022-04-22 | Nature

爽やかな風と光に誘われて
新緑の中を歩く
鳥の囀りも
明るく聞こえる

風が吹くたびに
スローモーションを描きながら
花びらが舞う


この季節は
希望が溢れているような
何もかも新しく
生まれ変わるような

そんな上向きの波動を
持っている


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世界はいつも

2022-04-21 | Nature


どんなに辛いことがあっても
どんなに理不尽な所業があっても
世界はいつも
軌道を回っている

どんなに寒い冬も
いつかは暖かい春になり
どんなに惜しんでも
桜は散り

台風は過ぎ
夜は明け
また陽が差す


世界はいつも
普遍という言葉を連れて
回っている

また同じようで
唯一無二の時間を
廻らせている


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ダークサイドへようこそ

2022-04-20 | Nature


人は いつも清らかで
美しくいられる訳ではない
心の中には どこか
陰りや闇がある

清廉潔白であることが
いつも正しい訳ではない
一点の曇りも濁りもない
そんな世界は不自然だ


むしろ
闇があるからこそ
光を眩しく感じられることもある

闇があるからこそ
心が休まることもある

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おはようの挨拶

2022-04-12 | Nature


いつも閉じていたアネモネが
今朝は開いていた
おはようの挨拶
元気な笑顔

そんな暖かな日には
深呼吸して
ちょっとだけ心を
開放してみる

なぜだか切ない
春の日に
どこだか軋む
春の日に



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ひらひら舞う妖精たち

2022-04-08 | Nature


ひらひらと
妖精のように
朝の光を浴びて舞う

散りゆく姿まで
可憐で美しい


散りゆく姿は
侘しさを象徴していると
昔は思っていたけれど
今はなぜだか
そう思わない


踊るように飛んで舞って
地面に落ちてもなお
「情景」となる


なにも悲しくないよ
最後までキラキラ輝いているよ
ほら、見て見て
ニコニコ笑ってる


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真っ直ぐな姿で

2022-04-07 | Nature


みんなが上を向いている
顔をいっぱいに広げて

みんなで上を向いている
太陽が沈んだあとも

真っ直ぐな姿で

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緑とわたし

2012-07-26 | Nature


伸びゆく小さな緑を見ているだけで
なぜか
満たされた気分になる

いつまでも
透き通った時間が続くようで

川の流れのように
澄みわたっていく空のように


小さな緑があるだけで
わたしは なにかに戻っていく
わたしは どこかに還っていく


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あの木と私

2006-06-30 | Nature

河川敷の
木立のはしっこに
聳え立つ
緑の大木


風もない
静かな光の中
さわさわ
さわさわと
絶え間なく動く
手のひらのような
葉っぱたち


巨きな影に
先っぽまで行渡る感受性が
揺れて


それは
あの木のように
ざわめく


ざわめき
よこたわる




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新緑の向こうに

2006-04-26 | Nature

揺れる葉っぱの 間から
のぞいた空が
うすく青く
透き通っていた


顔を出したばかりの
みどりいろ
これから広がる
世界のはじまりを
僕に伝えてる


そしてその向こうに
見える空が
まっすぐ
果てしなく
澄み渡っていた


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再会

2006-03-10 | Nature

何気なく
庭を横切ったら
ちょこちょこと顔を出す
淡い緑の 新芽たちと
小さなつぼみが
目に留まった


冬の間
風に吹かれて
地面につくほど
しなってたのに


春が来れば
にょきにょきと
みんなが顔を
出していた


厳しい寒さに
ぐっと耐えていた分
ほっとした顔が
うれしそうで


思わず
手をたたいた


季節がめぐって
また会えたね
きみの いのちに
拍手をおくるよ
手をつないで
笑顔をおくるよ
ありがとう
また会えたね



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