ひき逃げ容疑で女再逮捕、直前にパトカー追跡

　東京・八王子市で男性をひき逃げし、けがをさせたとして、５５歳の女が警視庁に再逮捕されました。女は犯行の直前、パトカーに追跡されていたということです。

　再逮捕されたのは日野市の無職・大泉良子容疑者（５５）で、先月２１日、八王子市の路上で、自転車に乗っていた会社員の男性（４８）を軽乗用車ではね、逃走した疑いが持たれています。男性は脳挫傷などのけがをして意識不明の重体です。

　取り調べに対し、大泉容疑者は「自転車と事故を起こした」「頭が真っ白になり、怖くなったので逃げた」と容疑を認めているということです。

　警視庁によりますと、当時、大泉容疑者の車が不審な動きをしていたため、パトカーが犯行の数分前まで追跡していたということで、大泉容疑者は翌日、覚醒剤を使用した疑いで逮捕されていました。

　ひき逃げは許せませんね。

ドクターヘリ着陸失敗で大破 搬送予定の高校生死亡

　8日、神奈川県秦野市のグラウンドでドクターヘリが着陸に失敗して大破した事故で、このヘリで搬送される予定だった18歳の男子高校生が死亡しました。

　午後2時ごろ、秦野市のグラウンドに着陸しようとした東海大学医学部付属病院のドクターヘリが尾翼を地面に接触させ、大破しました。乗っていた医師ら5人にけがはありませんでした。交通事故に遭い、このヘリで搬送される予定だった秦野市の高校3年生・古賀駿介さんは急きょ、救急車で病院に搬送され、手当てを受けていましたが、8日夜に死亡しました。警察は交通事故の詳しい原因を調べています。また、国の運輸安全委員会は航空事故調査官を現地に派遣し、ドクターヘリの事故原因について調べる方針です。

　お気の毒に。

被爆体験への差別超え、添い遂げた妻の思いを継承

　■横浜市　居森公照さん（８１）

　原爆投下から７１年となった６日、広島では多くの人が、亡き家族への思いをはせた。オバマ米大統領の歴史的訪問後初めての平和記念式典では「核なき世界」に向けた決意を新たにし、願いを託された子供たちは「伝える責任がある」と誓った。

　「長い間、ご苦労さま。お前の思いを継いでいくよ」。自らの被爆体験を語ってきた妻、清子さんを今年４月に８２歳で亡くした横浜市南区の居森公照さん（８１）は、１１年ぶりに参加した式典終了後、原爆慰霊碑に献花し、そう語りかけた。

　あの日、６年生だった清子さんは爆心地から約４００メートルの本川国民学校（現・広島市立本川小）で被爆、約４００人の児童で唯一生き残った。清子さんに大きなけがはなかったが、両親と弟は亡くなった。ただ被爆の影響で体調が優れず、中学卒業後に美容院で働き始めたものの、休みがちになった。

　周りに「怠け者」と思われた。差別を恐れ、清子さんは被爆者であることを打ち明けられなかったという。昭和３７年、新しい仕事を求めて横浜市に移住。そこで公照さんと出会った。清子さんに被爆者であることを明かされたが、公照さんは「関係なかった」。そして３９年に結婚した。

　「同情で結婚したの？」。被爆者に対する差別から、２人に心ない言葉を浴びせる人もいた。清子さんが被爆体験を初めて語ったのは６９歳になった平成１５年。横浜市内の中学校教諭に頼まれたのがきっかけだった。

　「突然真っ暗になっただけ。（爆発の）音も聞こえず、光も見えなかった」

　校庭に転がる黒こげの児童。熱さをしのぐために飛び込んだ川で、体の横を流れていく無数の死体。清子さんは複数のがんにむしばまれながら、惨劇を語り続けた。公照さんは付き添い続け、声の出なくなった清子さんの代わりに体験を話したこともある。清子さんは体験を伝えることが生きる意味だと感じ、公照さんはそれを支えた。清子さんの自宅療養が始まる２５年までに、証言活動は１００回を超えた。

　清子さんから、いくつかの願いを託されていた。ひとつは、死後に清子さんの体を病理解剖し被爆者医療に生かすこと。そして証言活動を引き継ぐこと。公照さんは今年７月、横浜市内の中学校で初めて証言活動を行った。胸ポケットには２人の写真を入れて。「生きている限り、清子と同じ気持ちで伝え続けていく」。そう思ったからだ。

　原爆の日を前に、公照さんは５日、本川小学校を訪ね、児童約４００人を前にこう訴えた。

　「爆心地にある学校として核兵器の恐ろしさを伝え続けてほしい。清子の思いを継いで、平和への願いを発信してほしい」

　頑張ってもらいたいですね。

睡眠薬入れ性的暴行か 劇団員逮捕

　東京・上野のコーヒーショップで、知人女性の飲み物に睡眠薬を入れて眠らせ、性的暴行をしたとして男が逮捕された。

　警視庁によると、準強姦などの疑いで逮捕された劇団員の吉武竜矢容疑者（３４）は今年６月、ＪＲ上野駅のコーヒーショップで、２０代の知人女性の飲み物に睡眠薬を入れ、眠った女性を別の場所に連れ込んで性的暴行をした疑いがもたれている。

　女性は、飲み物が珍しい色だったためスマートフォンで撮影し、友人に画像を送信した直後に意識をなくしたという。

　店の防犯カメラには吉武容疑者が飲み物を女性の元に運ぶ様子が映っていて、調べに対し吉武容疑者は容疑を否認しているという。

　これはいけませんね。

初の女性都知事へ 小池百合子氏が当選

　先月３１日に投票が行われた東京都知事選挙で、無所属の新人で元防衛相の小池百合子氏が初当選した。東京都知事に女性が初めて就任する。

　小池百合子氏「これまでにない都政、これまでに見たことのないような都政を、みなさま方とともに進めてまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます」

　小池百合子氏が、次点の増田寛也氏らに大差をつけて初当選した。東京都知事に女性が初めて就任する。小池氏は６４歳。テレビのキャスターとして活躍した後、１９９２年７月の参議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選。その後、自民党に入党し、環境相や女性初の防衛相を務めた。

　投票率は５９．７３％と、前回より約１３ポイント高くなった。

　しっかりやってもらいたいですね。