注目の日中首脳会談が、10日午後に実現した。そして、会談に先立って、両首脳がカメラ撮影に臨んだ時の映像には、安倍首相が笑顔で話しかけたが、習近平国家主席は、それに応えることなく、横を向いてしまう様子が映っていた。
安倍首相ら、APEC(アジア太平洋経済協力会議)に参加している首脳陣は、APECのプレスセンターのすぐ近くの会場で会議を行っている。
日本時間午後4時半ごろから会議を行っていて、プレスセンターには、各国からの報道陣が、それを報道するために、忙しく出入りをしているような状況となっている。
10日、2年半ぶりとなる日中首脳会談が行われた。
習近平国家主席が見せた「笑顔なき握手」をめぐっては、中国国内、そして海外のメディアで、さまざまな波紋が広がっている。
日本時間午後1時前、中国の習近平国家主席と会談するため、北京の人民大会堂に入った安倍首相。
会談が行われる部屋の前で、習主席を待った。
そこに習主席が現れ、2人は握手を交わした。
2年半ぶりとなった首脳同士の握手。
ところが、安倍首相は、習主席に何かを話しかけたものの、習主席は何も答えず、視線を正面へ向けた。
笑顔はなく、どこか、ぶぜんとした表情だった。
この時、安倍首相が何を話したのかは、カメラのシャッター音で、聞き取ることはできなかったが、会談後の日本側の説明によれば、「公式にお会いすることが非常にうれしい」と話したという。
そして、写真撮影が終わり、2人は手を離したが、習主席からのエスコートはなく、安倍首相は、どうしていいのか戸惑っている様子だった。
安倍首相が部屋に入ると、習主席は、日本側の事務方とも、1人ひとり握手したが、硬い表情を崩すことはなかった。
およそ25分間の会談を終えた安倍首相は、「日中両国が、戦略的互恵関係の原点に立ち戻って、関係を改善する第1歩となったと思います」と述べた。
安倍首相との間では、厳しい表情を見せていた習主席だったが、日中首脳会談に先立ち行われた韓国との首脳会談では、笑顔で、朴槿恵(パク・クネ)大統領と握手。
日本との対応の違いが、際立つ結果となった。
メディアセンターの海外の記者に、今回の首脳会談の習主席の表情について聞いた。
中国メディアの記者は、「(習主席の表情は?)何とも言えませんが...、習主席の表情は、冷静でした。今回の会談を重視しているのだと思います」と話した。
海外メディアの記者は、「確かに、習主席はクールでしたね。ただ、今回は(会談したということが)重要なので、表情のことを言うべきではないですね」と話した。
中国側の公式報道は、日中首脳会談について、「習主席は、日本の安倍首相の求めに応じて会談した」と報じている。
北京市民からは、「いいことです。隣国だから、友好的な関係を維持した方がいい」、「会うだけでは役に立たないでしょう。どんな政策をとるかによるでしょう」などと話した。
今回の習近平主席の表情から、何が読み取れるのか。
フジテレビ外信部の風間 晋編集委員は、「習近平国家主席は、中国国内に『反対論』、『慎重論』がある中で、政治的リスクを取って、この日中首脳会談に踏み切りました。その経緯を考えると、『笑顔でサービス』というわけにはいきません。『これは第1歩であり、今後も日中関係改善のために努力をしていく』という習主席の発言は、大きな転換点です。その重みが、習主席の表情や振る舞いに表れたと思います」と話した。
なるほど。
安倍首相ら、APEC(アジア太平洋経済協力会議)に参加している首脳陣は、APECのプレスセンターのすぐ近くの会場で会議を行っている。
日本時間午後4時半ごろから会議を行っていて、プレスセンターには、各国からの報道陣が、それを報道するために、忙しく出入りをしているような状況となっている。
10日、2年半ぶりとなる日中首脳会談が行われた。
習近平国家主席が見せた「笑顔なき握手」をめぐっては、中国国内、そして海外のメディアで、さまざまな波紋が広がっている。
日本時間午後1時前、中国の習近平国家主席と会談するため、北京の人民大会堂に入った安倍首相。
会談が行われる部屋の前で、習主席を待った。
そこに習主席が現れ、2人は握手を交わした。
2年半ぶりとなった首脳同士の握手。
ところが、安倍首相は、習主席に何かを話しかけたものの、習主席は何も答えず、視線を正面へ向けた。
笑顔はなく、どこか、ぶぜんとした表情だった。
この時、安倍首相が何を話したのかは、カメラのシャッター音で、聞き取ることはできなかったが、会談後の日本側の説明によれば、「公式にお会いすることが非常にうれしい」と話したという。
そして、写真撮影が終わり、2人は手を離したが、習主席からのエスコートはなく、安倍首相は、どうしていいのか戸惑っている様子だった。
安倍首相が部屋に入ると、習主席は、日本側の事務方とも、1人ひとり握手したが、硬い表情を崩すことはなかった。
およそ25分間の会談を終えた安倍首相は、「日中両国が、戦略的互恵関係の原点に立ち戻って、関係を改善する第1歩となったと思います」と述べた。
安倍首相との間では、厳しい表情を見せていた習主席だったが、日中首脳会談に先立ち行われた韓国との首脳会談では、笑顔で、朴槿恵(パク・クネ)大統領と握手。
日本との対応の違いが、際立つ結果となった。
メディアセンターの海外の記者に、今回の首脳会談の習主席の表情について聞いた。
中国メディアの記者は、「(習主席の表情は?)何とも言えませんが...、習主席の表情は、冷静でした。今回の会談を重視しているのだと思います」と話した。
海外メディアの記者は、「確かに、習主席はクールでしたね。ただ、今回は(会談したということが)重要なので、表情のことを言うべきではないですね」と話した。
中国側の公式報道は、日中首脳会談について、「習主席は、日本の安倍首相の求めに応じて会談した」と報じている。
北京市民からは、「いいことです。隣国だから、友好的な関係を維持した方がいい」、「会うだけでは役に立たないでしょう。どんな政策をとるかによるでしょう」などと話した。
今回の習近平主席の表情から、何が読み取れるのか。
フジテレビ外信部の風間 晋編集委員は、「習近平国家主席は、中国国内に『反対論』、『慎重論』がある中で、政治的リスクを取って、この日中首脳会談に踏み切りました。その経緯を考えると、『笑顔でサービス』というわけにはいきません。『これは第1歩であり、今後も日中関係改善のために努力をしていく』という習主席の発言は、大きな転換点です。その重みが、習主席の表情や振る舞いに表れたと思います」と話した。
なるほど。
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