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iPS基金へ寄付“快走” 山中教授、京都マラソン完走誓う印刷用画面を開く

2012-03-07 | 日記
 完走するので寄付をお願いします-。京都大iPS(人工多能性幹)細胞研究所長の山中伸弥教授(49)が、ゲストランナーとして出場する11日の京都マラソンに合わせ、インターネット上で研究基金への寄付を呼びかけている。予想を上回る早さで趣旨に賛同する善意が寄せられており、研究と力走への追い風となりそうだ。

 iPS細胞の研究には多額の国費が入っているが、2014年度以降は十分な資金確保のめどが立っていないという。山中教授は同研究所の安定運営に民間の支援も仰ごうと、「チャレンジ」項目を宣言して寄付を広く募るサイト「ジャスト・ギビング・ジャパン」に目を付けた。

 2月中旬に京都マラソンの完走を表明したところ、あっという間に目標金額の50万円を達成。そこで設定額を400万円、さらに1000万円へと上方修正した。5日現在で総額560万円を超え、申込者は500人を突破。激励のメッセージも書き込まれている。

 山中教授は「短期間に本当に多くの方々に応援していただき、驚くとともに、心から感謝を申し上げます」とコメント。掲げた“公約”については「風邪をひいたり、膝を痛めたりで思うように練習できていませんが、多くの方々の応援に勇気づけられています。自分のペースを守って完走を目指します」と意気込んでいる。

 頑張って下さい。