電車道

多趣味なので、いろいろなことをしています。気ままに語ります。

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電車道とは…
廃線あとの道路・・・想い出を辿りながら新しくしていく喩え。
相撲で立会い一気に押し出すこと…目標に一直線に進む喩え。・・・でんしゃみち。
マナーと良心を持って鉄道を楽しむことをいう造語。・・・でんしゃどう。

いろいろ悩んで日本の将来のために教育業界に就職しました♪♪ 小学生を相手に塾で理科の先生をしています。

ナナシサンのHNはヤママユガ科の和名から。

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受験の悪魔

2015-08-06 00:08:45 | 受験関係(SEG・河合塾 etc.)
大学院の受験が終わりました。
後々の記憶と記録のために、記事にしておこうと思います。

今回の大学院受験は今までの受験で最も精神的に堪える受験でしたが、無事に東大の新領域(柏キャンパス)にある先端生命科学専攻というところの内定が出ました。
大学院は1カ所しか受けていないので春からそちらにお世話になる予定です。


初めの印象としては、TOEFL-ITP問題集や専門科目の過去問の手ごたえからすれば受かるだろうなという感じではありました。
まぁ要は英語と生物ですから、大学受験時代の感じから言えばこの2科の平均だけなら全て偏差値75ぐらいはあったはずなので、当時のレベルを維持できていれば何処の大学院を受けても恐らく落ちることはないのですが(笑)

ただ、初めから承知の上ではありましたが今の所属が生態学の研究室なので週末がどうしても調査になってしまい勉強時間が確保しにくかったり、大学の申し込みでTOEFL-ITPを受けるのが直前になって結果が入試本番後まで分からない状態になったり、日程が合わずに早稲田の院試を受けることが出来なかったことなど、不安いっぱいでした。


そして・・・なんと本番は風邪をひいて38℃の熱を出しました。
ここ何年も熱なんて出したこともないのに、妹にうつされて院試のまさにピンポイントの2日間、死ぬほど苦しむことになりました。


1日目の筆記試験でほぼ合否は決まると言われています。
筆記試験には専門科目と英語があり、1問目が語句や記述など一般的な筆記試験、2問目が小論文になっています。


熱で判断力が著しく低下していたからか、なんと1問目と2問目の解答用紙を逆に解答してしまいました!!!
提出の際、その場で申し出たので対処してもらえた感じではありましたが、即不合格決定でも文句は言えないミスです。

1問目の前半の問題は思い出すだけで3カ所のケアレスミスがあり、どうしても思い出せずに解答が書けない部分が記述も含めて何か所かありました。
1問目の後半の問題は自分の意識の中では空欄もなく全て正解したと思っています。

2問目の小論文は、私は毎回この手の問題はとにかく採点者が見てうれしいように美しい字で書くことをモットーにしているのですが、そんなことに気を配る余裕もなく書きなぐりました。

体感としては手ごたえは良くないものの、生物が足を引っ張ることはないだろうなといったぐらいの感じでした。


そしてTOEFL-ITPが大変でした・・・

リスニングは問題集の出題パターンを読んでおいたことと、音声に合わせた解答のリズムを『聞く⇒選択肢を読む⇒答える』から『選択肢を読む⇒聞く⇒答える』に変えたところ自信を持って解答できる問題が増えました。
といっても、答えるのに時間がかかると次の選択肢を読む前に放送が流れて来てしまうので、その場合は適当に捨ててタイミングを戻さなければならないのですが・・・

文法は問題集や大学で受けたTOEFL-ITPと比べると難しかったですが、これは全員同じなのでとりあえず最後まで解けた時点で良しでしょう。

ところがリーディングが死んでしまいました・・・
文章が5個ありそれぞれ10問程度に答えるのですが、普段より遅めのペースながらなんとか3個目の文章まで読み切って4個目を解いているとき、ついに体調が悪いのを圧して耐え続けることが出来なくなりました。
上体を垂直に保つこともままならず呆然と開き眼暗状態になってただ冷房の利いた部屋の中で汗をポタポタと垂らすことしか出来なくなってしまったのです。
文章の内容が入って来ないどころか、そもそもある行に意識を集中させたまま水平に目を動かして同じ行を辿るようなことができなくなってしまい、例えば「The word === in line -- is closest meaning to ...」みたいな問題にあたった時、前後の文章と照らして--行目の===という単語の意味を考えるどころか、単語自体を探すのに2分とかかかるような状態となっていることに気づきました。
どうしても、解き続けられる状態でなく残り時間も数分となり、最後の15問ぐらいは全て「D」の選択肢をマークしました(「D」を選んだ理由は先の問題で私の解答に「A」が続くところがあったのと一般的に選択肢を全て読ませるために後半の選択肢が正答である可能性が高いと言われるため)。

正直、最後の15問を全部同じマークにしたとき「人生終わった」と思いました。
今になって冷静に考えればそれでも期待値として4問ぐらい合っていて、普通に万全に解いてもTOEFL-ITPで500~550点ぐらいが合格の目安なら必要なのは15問中の8問ぐらいだと思うので、他で4問多く取っていれば良いし、そもそも4問でそんなに大差が付くこともないだろうという感じではあるのですが。


2日目は面接試験で、20分近く沢山の教授を前にして自分の卒業研究の話とかをして、それに対して色々聞かれます(このことは既に専攻HPで公表されています(選考内容の漏洩・暴露ではありません))。
専攻後の周りの様子を見る感じだと、ひどく突っ込まれて泣いてしまった人とかもいる様子の中、私は卒業研究と趣味の蝶の話をアッサリと話して終わってしまったので「あぁもう落ちることが決まっているのかな」と心で思っていました。

今思えば、分子系のところを受けているので先生方があんまり生態学について知らなくて突っ込めなかったり興味がなかったのかなと思いますが。


そんなこんなで、落ちる気満々で、倍率の低い専攻なのでどのタイミングでそそくさと帰ろうかなんて考えながら、掲示板を見に行ったら受かっていました。
研究室未決定の入学後配属にはならず、今日の段階でしっかり研究室まで決まったので、ギリギリではなくある程度は余裕を持って受かれていたようでした。


第一志望で出して配属になった研究室は私が中学生の頃に初めて読んだ英語の論文を発表した研究室であったり・・・早稲田でたまたま受講した他学科の古生物の授業で担当だった教授が途中で倒れて辞めた代わりにたまたま来た先生が授業で紹介してくれた研究室でもあったり・・・
あとは、院試のテキストは私が生物オリンピックのために高校時代に一度は本気で覚え込んだ本だったので院試勉強は殆どしなくて済んだり・・・まぁこれはあらかじめ知ってたから卒研は生態学をやろうと思ったわけですが。

もともと、入るのが容易とされる柏キャンパスなので学歴ロンダリングだとか言う人もいるかもしれませんが・・・
だからこそ初めから東大に行ってたらあえて柏キャンパスの研究室を選んだ確率は少なかっただろうし、京大なんて行きたかったし今でも大学院だけに絞って考えれば行きたいのだけど(今の仕事を続けたいなとか、1人暮らしして車を買いたいなとか、親の希望だとかそういう理由が割とウェイトを占めて志望選択をした)一生懸命勉強して2回も受けたのに受からなかったわけだし、なんだかんだ言って縁のあるところにはすんなり入れるものなのかなぁという気がしました。



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