電車道

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セクハラ野次騒動に見る人権意識

2014-06-23 08:51:10 | 旅行などもろもろ
先日、都議会でセクハラ野次騒動があったのは記憶に新しい。

こういう野次って、人として恥ずかしいと思います。
議員さんは「女性として・・・」と言ってらっしゃるけども、妊娠や出産は特に女性にデリケートな内容だけども、結婚も出産をせずに結婚出産を語る女性の有名人や政治家に対する反応って子育て経験者の女性からも冷たく見えるし(子育て経験者の年輩女性の発言だったら「言葉は悪いけどその通りね」となったかも知れないし)、男性議員に対しても結構ひどい野次は飛んでるわけだから、そういう意味で問題点をプライベートな悩みに平気でズケズケ踏み込むことと考えて、全ての人にとって人ごとではない、根本的な問題点を男性による女性蔑視だけに留めていてはいけない問題として、コメントさせていただきます。

まず、何でも『女性蔑視』みたいな既存の四字熟語で表せるような定型に当てはめて視野を狭めてしまうというのは日本人の悪い癖です。
その既存の四字熟語の枠に沿うがためにか、女性蔑視を差し置いて見ても重大な人権侵害発言に対して、当の女性議員たちが女性議員だけから署名を集めて抗議文を出すというのも私から見ればどうも筋書き通りの劇を見ているようで滑稽で摩訶不思議なことにも思えます。


こういう書き方をすると、私は女性蔑視な人と見られるかも知れませんが、それは私が日本人が「周りと同じが是」「カテゴライズ好き」なのが最大の問題だと認識しているからです。
「周りと同じ」「カテゴライズ」というもの自体、ひとりひとりの人権の対極を行ってますから、私は日本人は今の時代において男女ともに人権に対する意識が低いと思っています。

こういう視点からみれば、女性だけが差別をされてると思う人が多いのは少し残念に思いますし、女性差別はそれ自体が男性差別でもあり得る可能性を持っているし逆もしかりということなのです。

例えば明らかに女性差別に思える賃金格差ですら、自分は男性だからと給料の比較的高く安定した職業に少しでも早くつかねばと進学を断念したり芸術系や研究職などといったリスクが大きい夢を諦めりした友人を私は何人も知っていますので、男性差別的な要素もはらんでいると思うのです。

また日本は男女差別が先進国最悪レベルと言われますが、これは人権意識の低さが招くものであって、女性差別だけでなく先に示したような意味では男性差別も世界最悪レベルと評せるでしょう。

女性差別については御存知だとは思うので割愛しますが、例えば思いつくだけでも日本人男性であれば結婚して初めて一人前と評される一方で育児休暇も取れず過労死前提の奴隷労働で家族を養い残業や休日出勤も当然のようであることや、上位職が男性ばかりなのと同様に底辺職も男性ばかりが占めていますし、何かがあった際の補償や手当などは男性には認められないものが多くあるうえ、統計的に見ても男性の労働時間や過労死・自殺率なんかは日本が群を抜いていたと思います。
もちろん、私は必ずしも誰かの肩を持つわけではありませんから、先に述べたことのとおり、これら男性差別ができた背景に女性差別的な要素もあっただろうということは加えておきます。

その一方で、私は世の男性たちがよく差別だと主張するレディースデーや女性プラン等は、消費の世界ではリードする女性をターゲットしたサービスを登場させることで反動的に?男性向けの同様なのが出てきたりすることで変化が生まれる部分もあり、必ずしも差別になり得ないことだと思っていますが、こんな空気のような事例を差別の筆頭として主張すること自体これも日本人の人権意識の低さの現れのような気すらしています。
ただし、人をカテゴライズして差を設ける点、労働生産と消費購買が対を為す行為であり賃金格差と同質になりうる点においては、これも人権問題として看過してはいけないのかもしれませんが。

もちろん、日本である以上(笑)は性別でなくとも出身地域だとか出身校だとか職業だとか星座だとか血液型だとか全部、私は差別は未だ、いえこれからも厳然と存在し続けると思っています。


そこで、不適切発言について見てみても、差別はどこにでもありますから男性に対する物もかなり酷いと思われるものまで見受けられますが、世の男性は女性ほどに苦情を言ったりするわけでもなくしれーっとしているのが印象的です。
裏を返せば、自分たちが馬鹿にされても普通にのほほんとしているのに、世の中を動かしてる人たちの大部分を占めるこんなオッサン達が女性のこと、いや自分たちと境遇の異なる他人のことなんて考えてるわけがない、というか考えられないんじゃないかって思います。

西洋では人間以外の動物にすら人権?を認めるような時代になってきているわけですよね。
私は西洋のそういう流れには決して賛成しませんし、男女政策においても西洋のやり方が正しいとは全く思っていませんが、少なくとも人権についての意識だけは人をモノとして扱うような日本より進んでいるのは間違いないでしょう。

子供に言うようなことですが「自分がされて嫌なことは相手にするな」これが基本でしょうが、それが余りにも出来ていない人が多いように感じるのは気のせいでしょうか。
というのも、女性が社会進出してちゃんと女性が権利を主張できる国では総じて男性も、というか男女二元論的な考え方は嫌いなので全ての人たちがと言いなおさせていただきますが、みんな自分達の権利についてデリケートだったりします。
男女問題にかかわらず差別問題は人々の各々の意識の問題ですからね。

だから「差別につながる」といったように、行動が差別を生むみたいな表現は私は嫌いです。
内内に秘めている差別が行動を生むと思っていますから。


それでね。

極論ですが、私は、ここまで進んだ社会で未だにオスとメスの関係、繁殖関係の問題が議論になる自体、人間クソだと思います。
もちろん平等であって同質でありませんが『文化人』でなくヒトという生物種でしかないならヒトの繁栄のために障害者や病人は死んで然るべきになってしまうわけですが・・・そんなのおかしいでしょう。
でも男女関係だけは何故かそんなおかしい世界観をまかり通らせていますよね。

こういう表現をすると語弊を招きますのでフォローしますが、私は障害者や病人も尊重されるべきだと思っていますよ、ホモサピとして生きているのではなくて、私は、人間だから。


デリケートな話題では有りますが、「産めないのか??」といったセクハラ野次に対して「私は産めますが貴方は何人出産されたんですか??」とか、いつかの『産む機械発言』にも「大臣、ならば男性のほうはどう例えられますか?」といったように、女性などとカテゴライズされた殻に籠らずに毅然とキレのある返しが出来れば本質的な問題が見えたのではないでしょうか。

そこまでの精神力を持つことを求めるのは酷かも知れないですが、本質的な問題に迫らずその場で露見した差別を主張して謝罪させるだけであっても、その場で何かしら頑張ってアクションを起こしてほしかったかなとは少し思います。


私は、女性差別をする男性、男性差別をする女性、性を武器や隠れ蓑にする女性、性を誇示する男性、こんな人たちを見ると、コイツ等は文化人・人間じゃなくてあくまで「男性(ヒト♂)」「女性(ヒト♀)」という生き物としてしか生きていないんだと、蔑視してしまいます。
私だって差別はいけないですけどね。

もう自棄になって、オリンピックとかも、いっそドーピング自由にして男女共通、車椅子競技等をオリンピック正式種目にしてパラリンピックも廃止にしたらいいと思うようになってきました。
どうせスポーツなんて性や障害に限らず、人種とかでも体格や運動能力は有意に違いますし、初めから生まれ持った性質で差別される世界じゃないですか。
このほうがよっぽど健全なスポーツの有り方だと思う。


少し話を逸らしてしまいましたが昨日、東北大学の「サイエンスエンジェル」というものを知りました。
女性研究者を推進するための、大学院生など若い女性研究者が高校生などを支援する団体です。

名前はアレですが、オープンキャンパスで女子中高生限定に相談会をやってる以外は、活動の対象とする中高生等は女性に限定はしていないようです。
もちろん性別を限定しているか否かが全てではないですが、将来的には理系男子が女性のボスに師事する事例も増えて必要になってくるわけで、渦中の理研の「全員女性♪壁紙も可愛い♪」なんてやってる研究室より遥かに健全で正しい男女共同参画の方向性だと私は感じました。
東北大の男女共同参画を担当していらっしゃる大隅典子教授は以前どこかの新聞かニュースで御意見を拝見し、とても良いことを言う方なのを知っていたので、団体の名前を聞いても初めから変な方向性の活動をしているわけではないだろうとは思っていました。


若い人たちは自然に男女平等でやってるのに、政治は「すべての女性が輝く…」とかって掲げながら「女性を酷使するための、女性蔑視の思想による、男性差別」をやってのける。
別に今まで男性が輝いていたわけでもないのに何を綺麗な言葉で人々を騙そうとしているのか、あるいは安倍さんは「下痢ピー」「種無しカボチャ」とか野次られた末にお腹が痛くて総理大臣を辞めたなんて記事を出されてもなお自分が輝いてきたとでも思っているのか(反語ではなく単純に疑問)。

変に小細工なんてやらないでいいから、社会人として高度経済成長とバブルを経験してきた、女性に金ばら撒いてちやほやしてきた使えないオッサン達や、男にタカるのが当然でやってきたオバタリアン達が早くいなくなれば、自然に男女平等になるんじゃないかなとか・・・おっとまた私はカテゴライズをして差別をしてしまった。。

それでも、私は直接的な差別的な言動もそうだけども、変な風に女性に甘い人が多いのも気持ち悪いし蔑視の裏返しのように思えるのです・・・同じ人間なんだから自然に生きられないのでしょうか。
こんな馬鹿どもが、単純に解決できる問題を自分たち(男性一般といった特定のカテゴリではなく文字通り自分たち)のためにこねくり回しているようにしか見えないのは気のせいでしょうか。


久しぶりの社会批評でした。
私のこういう記事は、極論があるので少しなめらかに解釈して読んでいただけると幸いです。


追記ですが、野次の出元が判明して謝罪したようですね。
個人的には、結婚は男性もするわけだし政治家がロールモデルを示すべきという価値観も性別に限らず少なからずある側面もあることを鑑みれば「自分が結婚すれば??」よりも「産めないのか??」の方がずっと問題だと思っていたので、そっちを言った人はそのまま雲隠れする気がして非常に残念です。

また、塩村議員の過去や素性なんかは少し調べると、あくまで私の印象ではありますが、男女平等の逆をいくような自己中のタカリ女そのもので、バラエティ番組での発言であっても男性を蔑視した褒められない方に思えます。
もちろん、野次は悪質なのは変わりないわけですから別問題ですが、そのようなことも踏まえると、今の政策が正しい方向に結びつくものなのか、一方が間違っていることが明らかであれば他方が正しいみたいな風潮は正義なのか、弱いとされる者が涙をもって主張すればその肩を持つというのは正義なのか、ということを考える余地はあり、いずれにせよ日本人が人権について考える機会になるとは思います。



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