何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

あたりまえに一日が過ぎてゆくって凄い事だよね

2015年11月20日 23時20分46秒 | Weblog
いつものように散歩に出て、帰ってくるといつもと変わらずおやじ達が待っている。
用意してくれた缶コーヒーを飲みながら、8時過ぎまでまどろんでいる。
そしてこの季節は、雨が降らない限り、アパートの各棟に植えられた木の刈り込み作業が始まる。
そうやって当たり前のように一日が過ぎてゆく。
昨日も、今日も、きっと明日も。
いつもと同じように、当たり前に一日が過ぎて行くって、よく考えたら凄いことだよね。

小さな事件はそれぞれに起こっていたり、ちょっとした悩み事は誰もがかかえているだろうが、何時もと同じ行動がとれないほどの大事件は誰にも降りかかっていない。
当たり前の暮らしが出来るって凄いことだよね。

僕の毎日は、微妙だが、少しずつ出来ない事が増えてゆき、出来る事が減ってゆく。
極端な話、昨日出来たことが今日は出来ない。
いつもと同じように一日を迎えることも過ごすことも出来ない。
平凡に、当たり前に生きるって、凄いことだし幸せな事だ。
病気のおかげでそんな事を知る事が出来た。
でも、知りたくなかったと言うのが本音だ。

夜は、いつもと違って、長女の志乃がやってきた。
いつも、二人と一匹の晩御飯だが、今夜はもう一人増えてにぎやかな食卓だった。

平凡で当たり前もいいけど、こういう変化は嬉しいね。
だから、ブログを書く時間も遅くなって、日付変更線を越えてしまった。
おやすみなさい。

早速、美観部員

2015年11月19日 21時05分11秒 | Weblog
今朝は、何時もの散歩コースじゃなく、CDを発送する為に、天神町の郵便局に出掛けた。
近くのポストの受け口に発送用のスマートレターが大きすぎて入らないとおやじ会議で話したら、駅前郵便局より天神町郵便局のほうが近いと教わったのでそうすることにした。
神社よりも近かった。
発送を終えてアパートに戻り、おやじ会議。

今日も美観部の作業がある。
身体はまだ完璧に戻ってないが9時からの作業に出て、11時までびっちり2時間頑張ったらダウン。

今出来る事を精一杯頑張ったら動けなくなった。
作業は、明日も続く。
明日も、明日出来る事を一所懸命精一杯頑張るだけだ。

じっとしてられない

2015年11月18日 21時14分35秒 | Weblog
寝汗をかいて目覚めたので今日はゆっくりするつもりだったのに。
6時前に目覚めておやじ会議に出掛けてしまった。
最近は集まるメンバーが増えてにぎやかになってきた。
毎朝集まる不動のメンバーは4人だが、一年以上毎日欠かさず4人が集まっているから、ポツリポツリと顔を出す人が出てきた。
雨の日も風の日も、それこそ槍が降っても集まる。
不思議なつながりの爺い集団だ。
産まれも育ちも生きてきた経験も性格もまるで接点の無い爺い達が、まるで昭和の子供達が近くの広場で毎日遊びにやって来るように集まってくる。
そして、その輪が広がっている。
60過ぎた爺い達だが、心はみんなガキンチョだ。
今僕の命の源は、この朝のおやじ会議だ。

いつもより、おぼつかない足取りで出掛けたが、元気をいっぱいもらって部屋に帰った。
「いつも元気をもらってます。」とブログを読み続けてくれて、僕の生活応援の為に今販売してる4枚すべてのCDの注文をくれた人が居たので、勇気が湧いて嬉しくなって、スマートレターを郵便局に買いに出掛けたり、ドコモに携帯料金を払いにいったり。
ちっとも安静に過ごせなかった。
やっぱり気持ちに余裕を持てない小心者の高橋忠史です。
と言うことで、元気が出てきました。
ご安心下さい。


極度に疲れています

2015年11月18日 08時26分46秒 | Weblog
一昨日浜松に向かう列車の中で、ずーっと寝ていました。大昌寺に着いても、すぐ寝床を用意してもらい本番1時間前まで眠りました。
ライブ会場の本堂まで行くのが大変で、壁を伝ってやっと本堂まで移動してリハーサル。
歩けないぐらい体調が悪いので、
もう声が出ないんじゃないか、ろれつが回らなくて唄えないかも知れない、声を出すまでものすごく不安だった。
今日は、影法師のコンサートのゲストだから歌う時間は40分。
体調は最悪だったし、ろれつがまわらなくて上手く話せない。

こんな時こそ、あれが出来ないこれが出来ないじゃなくて、今出来る事を一所懸命精一杯頑張る。
どんなに体調が悪くてもそれがその日の高橋忠史なんだから。
アカペラで唄ってみた、ん、声は充分に出る。
リハーサルは本番の七分目ぐらいのパワーで慣らし運転をする。
ろれつの回りはどうだろう。
本番で唄うであろう数曲を唄ってみた。
話しているとき回らないろれつが、唄いだすと完璧に滑らかではないが回りだす。
命がけの集中力がなせるわざか!。

リハーサルが終わって、控え室へと案内されたが、唄っているときは充実している気力も唄い終わると失せてしまって歩くこともままならない。
事情を考慮してもらって、控え室までの移動は大変なので本堂の一番後ろで待たせてもらう事にした。

歩くのも困難な状態で出番が来た。
住職の青島さんの肩を貸してもらってステージへ。
100パーセントの力を出し切って、今の状態で出来る精一杯のライヴを心がけ唄った。
30分を過ぎた頃から、息が苦しくなり、熱くないのに胸の当たりから汗が噴出し始めた。
僕の人生で最高峰のラブソング「銀の雪」を唄っている途中から頭がボーっとしだし、噴出す汗の量も増え、息を吸い込むごとに吐き気が襲ってきた。
座っていた椅子から転げ落ちそうな状態を必死でこらえて唄い切った。

予定していた最後の曲は唄うことが出来なかったが、今日出来る精一杯をやりきった。
立ち上がることも困難な僕を住職が支えてくれて、本堂の後部座席まで連れて行ってくれた。
影法師の楽しいライヴを楽しんで帰る多くのお客さんから「元気をいただきました。ありがとう。」と声を掛けてもらった。
倒れる寸前の状態でのライヴでも、お客さんに元気を持って帰ってもらえた事に大満足。

夜は大昌寺に泊めていただいて、翌日は滋賀県草津から東海道ウォークを継続するつもりだったが、朝起きて一人でトイレにも行けないほどふらつきがひどく、断念して東京にもどった。

今朝も、寝汗をかいて目覚めた。
まだ疲れは取れていないようだ。
今日も安息の日にしよう。

「ありがとう」のミックスも終わり、明日は浜松

2015年11月15日 14時22分26秒 | Weblog
「ありがとう」のミックスがあっという間に終わった。
「ベストミックス」で会得したノウハウのおかげで凄い深みのある空間を演出出来た。明日のライブにはグレード、どアップした、「ベストミックス」と「ありがとう」を持っていける。
「ありがとう」の一曲目の「ライブオンザハイウェイ」はベース以外はすべてアコースティックなんだが、エレキギターサウンドに負けるとも劣らないドライブ感とスピード感、アコースティックサウンドなのに思いっきりハードロックしている。ロックンローラー忠史の作りたかったサウンドがやっと出来上がりました。「ライブオンザハイウェイ」だけにかんしては。洋楽のロックミュージックにも負けていません。最高の仕上がりです。でも、もっと上のサウンドを目差し続けます。

朝練、唄う練習を終えて、休憩中。ろれつのまわりは最悪だが、言葉を伝える最低限は何とか保たれている。今、日本で一番下手くそなプロシンガーだが、魂を伝えるシンガーとしては日本で最高峰を目指して、一所懸命、精一杯頑張りつづけています。明日の浜松市の大昌寺ライブ是非遊びに来て下さい。僕も東京から各駅停車で5時間掛けて浜松に向かいます。浜松駅からはバスに乗れば行けるのかな?。ま、着けば何とかなるだろう。では、明日16日、皆さんと会える事を楽しみに出かけたいと思います。

追伸です。今日15日の中日新聞にライヴの告知が掲載されていると元競輪選手で友達の稲鶴さんから連絡がありました。静岡県西部地域の人は中日新聞ごらん下さい。明日は稲鶴さんが浜松駅まで車で来てくれるそうです。足元のおぼつかない僕としては大助かりです。

11月16日(月)浜松・大昌寺ライヴ

2015年11月14日 14時14分09秒 | Weblog
ライヴのお知らせです。

影法師「花は咲けども」ツアーⅡ 

寺コン投げ銭ライヴ  11月16日 19:00~

ゲスト 高橋忠史

大昌寺 

静岡県浜松市南区江ノ島町300 

大昌寺 TEL 090-3854-1488
TEL 053-425-3305

駐車場あり 
        
山形県を拠点とする叙事詩派フォークグループ「影法師」は、農業に携わりながら農業、環境をテーマに歌い続けて40年。

この後のライヴ予定はありません。近くの方、是非遊びに来て下さい。
いつもそうですが命がけで生きて命がけで唄います。

写真は僕の住んでいる町、天神町の交差点です。
交差点を渡る時、信号の変わり目と渡る決断が大変。
健康な時には何も考えずに瞬時に判断して渡る事が出来たし、点滅が始まっても走って渡れた。
今は走れないどころか、渡っている最中に点滅が始まったら交差点を渡りきれない。
赤信号になって交差点の中をヨロヨロ歩いている人間をひき殺そうとする運転手は居ないだろうが、
みんなに迷惑をかけてしまう。
だから交差点に差し掛かると、そういった事にならないように、たとえ今青に変わったばかりでも、もう一度青信号になるまで待つ。
そうすれば、転ばない限り人に迷惑をかけないでも済む。
障害者になって、生きているだけでも沢山の人に迷惑をかけているわけだから、あせらず謙虚にゆっくりと歩き続けなきゃ、人に掛ける迷惑は最小限にしなきゃ、そう思うこのごろです。

どこまで良くなる、ミックス♬!。

2015年11月13日 20時41分17秒 | Weblog
昨日は刈込み作業に手伝い人が居なくて、3人だけで頑張った。
と言っても、ふらふらの僕は戦力外、立っているのもままならない状態だから、地べたに座り込んで枝葉集め。
身の回りの枝葉を集めたら身体をいざらせて集めた枝葉を袋に詰めて、また身体をいざらせる。
そんな調子だから仕事ははかどらない。
おまけに、左手の指先の感覚も鈍くなっているので、枝葉をいっぱいに詰めたビニール袋をしばって閉じる事が出来ない。
一所懸命頑張っても動作はのろく、袋詰も満足に出来ない自分が情けなく思えるが、仕方ない、これが今の僕だから。

今日の作業は、総勢8人。
昨日は足手まといの僕のせいではかどらなかった作業が一気に進んだ。
作業ははかどらないが、それでも一所懸命の僕にとって重労働だ。
疲れ果てた身体のふらつきは重症だ。
この作業明日も続く、頑張ろう、今出来る事を精一杯やるだけだ。

ミックスは「ありがとう」に移った。
「ベストミックス」でミックスダウンの基本設定のしかたがやっとわかった。
各エフェクターの使い方と設定のしかたも10年掛かったが基本的な事はわかった。
基本は分かったが、その組み合わせは無限大だ。
おもしろい。
最高におもしろい。
「ベストミックス」は全曲、一発録りの弾き語りなので音像空間をエフェクターで作り上げて立体感をだすだけの作業しか出来なかった。
でも「ありがとう」はスタジオ録音の曲以外は多重録音なので、各ギター、パーカッション、ボーカル、コーラスなどのそれぞれのトラックにエフェクトを掛ける事が出来るので各楽器がクッキリハッキリ分離し、リアルな立体感が創造出来る。

鳥肌が立ちそうなぐらいリアルな空感(空間じゃなくて空感です)が広がっています。
「ありがとう」期待していて下さい。

パワーアップミックス凄いぜ

2015年11月12日 18時02分20秒 | Weblog
東海道ウォークは浜松の大昌寺ライブの次の日から、17日、草津駅にもどって歩き始めると云う事でひと安心。

心配は、歩き始めてからすればいい、後は野となれ山となれだ!。
いきあたりばったりの高橋忠史が僕の人生だ。

何事もやり始めないと答えは見つからない、本を読んだり人の話を聞いて導き出した答えは、過去の異物、人の導き出した答え。
自分自身の答えじゃない。
だから僕は、人の意見は自分自身の答を導き出す参考にするが、それ以上のものとは考えない。
地球上に存在する人に同じ顔の人が居ないように、近い考えの人は居ても同じ考えの人は居ない。
たとえ同じ答にいたっても、その答えに至るプロセスは人の数だけあって総て違っている。

歩き始める前に考えても、答が出ないどころか不安ばかりがつのる。
経験し、失敗を繰り返す事で、失敗しない方法を身につけ、自分自身の正しい方向性を見つけてゆく。
遠回りのような気がするが近道なんだ。

一発録りで録音した「ベストミックス」のミックスを、自分の中では最高の音場を作り上げる事が出来て終えることが出来たと喜んでいる。
買って頂いた人達からも高評価のメールを頂いて、借金まみれになりながらもあきらめずミックスし続けた成果が表れ、その10年の月日がむくわれた。
失敗の連続から学んだ音作りのノウハウは次の作品造りの大きな力になる。
すでにつぎの作品「ありがとう」に取り組んでいる。スタジオ録音したもの以外は、総て一人で多重録音している、ギター、パーカッション、ボーカルそれぞれに違うエフェクトを掛ける事が出来るので、更なる音質向上がみこまれる。
すでにもう立体的な音場が出来あがっている。
これからも、音を極めたい。
その思いを持ち続ける事で、肉体は朽ちるとも精神は朽ちる事は無い。

ウォーキングは朽ちる肉体との闘いだ。
日々体力が落ちてゆくので、失敗は経験として残るが、その経験は次の力にならない。
でも、歩き続けたい。
人生に無駄な事はないはずだから!。


今日は大勢

2015年11月11日 13時23分27秒 | Weblog
東海道ウォークで悩んでいたのは病気で身体が衰弱している事であったり、ライヴの日程との兼ね合わせであったりするが、それだけではない。
1号棟から始まった、アパートの秋の刈り込み作業が3号棟まで終わり、今週の4号棟を残すのみ。

ウォークに出ると美観部員としての仕事を放棄して、今まで通り、我が事しか考えない高橋忠史のままに戻ってしまう。
自分の住んでいる地域の為に頑張れる事の大切さを日々感じているのに、それを放棄していいものだろうか?。
歩いている事を、ライヴでよりリアルに伝える為には、歩いた後にライヴに挑んだ方がベストに決まっている。

僕は、僕の作った歌と、自分の生き方はイコールでなくてはならない、そうおもっている。
それが自分の歌に責任を持つ事だ。

そして昨日、決めた。
美観部の仕事をきちっとやりとげてから、ライヴそしてウォークに立ち向かう。沢山の仲間と喜びを共にし、そして多くの人に迷惑を掛けないように。

誰かと共に生きる日々、その1日1日が僕の人生のライヴステージだから。

今日の刈り込み作業は、総勢8名、みるみるきれいにった。写真は休憩中の仲間だ。おつかれさま~!。

決めた

2015年11月10日 20時50分45秒 | Weblog
昨日、写真を忘れてアップしてしまったので、赤い郵便ポストの写真です。

今日は1日中雨が降っていて外には出なかった。
ベストミックスのグレードアップが終ったので、他のCDのグレードアップを手掛け始めました。

常に何かやってないと良からぬ事を考え始めるので、ぼうっとした時間を過ごす事が恐い。
ミックスに疲れると、東海道ウォークの事を考える。
浜松の前に歩いて、ライブでエピソードを語ろうと思っていた。
だけど、今の身体の状態じゃ先が見えなくて、計画が立てられない。

決めた。
草津から歩き出すのは、浜松の大昌寺ライブが終った次の日からにします。

そうすれば、途中で倒れても、疲労で体調を崩しても多くの人に迷惑を掛ける事は回避できる。

生きているだけで人に迷惑を掛けているんだから、それ以上の心配をかけたり、迷惑を掛けないようにかんがえなきゃ!。