何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

富士山

2015年11月27日 19時11分02秒 | Weblog
肉眼ではもっとハッキリ見えた。
富士山だ。

最初に見たのはいつだっただろう。
記憶にない。
何ものにも邪魔されず、空に向かってそびえ立つ。
その雄姿があこがれになったのは、東海道を、列車で、バスで、自転車で、歩きで旅する度にいつの間にか心にも焼き付いてしまったから。
何度も音楽をあきらめそうになった時、心のどこかでそびえ立つ富士山が励ましてくれた。
さえぎるもの無くそびえ立つものは、さえぎるものが無いぶん又風当たりもつよい。

そうさ、雄姿を多くの人に見てもらう為には、向かい来る強い風に耐え続けなければならない。
何事にも屈せずつき進む勇気を教えてくれる。

風雪に耐えしのぶ事が、雄姿を産むんだと教えてくれる。
僕も、耐える強さを持たなきゃと思う。