何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

668日目 高橋一良氏を囲む新年会

2006年01月24日 04時14分56秒 | Weblog
1月22日

 昨夜は4時過ぎに寝た。何をするでもなく4時まで起きていた。だらしない男だ。

 目が覚めたのは、3回、朝早くにトイレに、12時ごろ、なんとなく、それでも起きられなくて1時過ぎにやっと布団から抜け出した。寒さに震えながらコタツに入る。昨日頂いた、鯖寿司は冷たくなったらうまみが消えるといわれ、コタツをつけっ放しにして眠ったので、潜り込んだとたん暖かい。ん~ん、幸せ。鯖寿司は腐っているかもしれない、でも昨夜「英」の大将に、月曜日が食べごろで、それまでは20度以上の場所で管理してくれと言われていたからだ。
 勝坂砦の室温は、ストーブをつけていても、最高気温になる午後2時になっても10度を越えない。夜は、ストーブを消すと、5度以下になる。
 20度以上に保つにはコタツしかない。でも、コタツの中の温度は測った事がない。ひょっとしたら30度を超えているかもしれない。その時鯖寿司が、熟れているのか腐っているかは、明日食べてみないとわからない。

 てな事で、今日も凄く寒い。勝坂の寒さは北海道の寒さある意味で超える。じゃー、そのある意味を教えろよといわれても、勝坂に来いというしか答えられない。そして、夕暮れ。

 鳥居さんが、設定してくれた今夜のライブ。高橋一良さんを囲む新年会。5時半過ぎに勝坂砦を出た。雪が舞い落ちていた。すでにあたりは暗くなっていた。ヘッドライトを上向きにする。降り始めた雪の量が瞬時に大量になってきた。天候の変わりやすい山ならではだ。フロントガラスに雪が大量にぶつかってくる。ワイパーを起動させると、フロントガラスに付いた雪をかき集め、フロントガラス右側面に少しだが雪だまりを作っていた。
 今夜の帰りは、雪化粧かなと思いつつ走り続ける。雪が雨に変わったのは天竜に差し掛かった頃からだ。

 雨は途中で消えて、7時前に、磐田市街にある青木さんの家に到着。鳥居さんが車の音を聞いたのか、迎えに出てくれた。新年会の会場で、すでに皆さんは飲んで盛り上がっていた。前回の集まりにも参加させていただいたので知った人が沢山居て、気持ちも楽だった。しばらく、お茶を飲みながら、手作りのおでんや稲荷寿司などを頂きながら、まだ来ていなかった高橋一良さんを待った。

 一良さんが奥さんと登場してしばらくしてライブタイム。鳥居さんがしっかり聞くようにと釘を刺してくれた。相当にいい気分になっている人達が静かに聴くのは大変だっただろうが、皆さん耳を傾けてくれた。今日のライブは、事前に鳥居さんから数曲リクエストされていたので、その曲を中心に進めた。リクエストプラスアルファーの曲を織り交ぜながら、長くなってはいけないと短めに切り上げようとしたら、皆さんからもう終わるのかと、アンコールを催促されたぐらい皆さん集中してくれて、僕はいい気持ちで唄う事が出来た。

 ライブ終了後、さまざまな意見で激しく語り合う中、僕はただ聞いているだけだった。後からやってきた人が聞きたいというので、帰る前に、3曲ほど又唄った。10時半、冷たい風が吹く中、鳥居さんに見送られながら勝坂に向かった。

 積もっていると思っていた雪はもうやんでいた。道路に雪は無かったが、勝坂の赤い橋の上は、うっすらと白く雪が残っていた。

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